お子さんたちの宿題で、紙粘土を使った工作なんていうものがあるのではないでしょうか。
大人でも趣味で紙粘土工芸をしている人もいるかもしれません。
紙粘土は乾いてしまうと固まってしまうのですが、使おうと思ったら、カチカチに固まってしまってた!なんていうときに、元に戻すことができず悲しい思いをしたこともあるのではないでしょうか?
実は、紙粘土も元に戻す方法があるんですよ。
どんな方法なんでしょうか?
紙粘土が固まったらどうする?
紙粘土は乾燥すると固まってしまうのですが、表面が固まるまでの時間は1日くらいです。
厚みのあるものだと、中まで乾いて固まるまでには1週間ほどかかります。
乾燥して固まるわけですから、元に戻したいときには、保湿をすると良さそうですよね。
そこで、手っ取り早くできるのが「塗れたタオルをかける」ということ。
これもあったかいタオルだとさらに効果的です。
しかし、これは厚みがある場合にはなかなか効果が表れず、乾いた紙粘土を小さく砕いてからあったかいタオルをかけておくと、戻りやすいかもしれません。
しかし、タオルは冷めていきます。
もちろん冷たいタオルでも効果がないわけじゃないのですが、いつもとに戻るかもわからないので、これはあまり使えないかも。。。
ということで、もっと効果的な戻し方を紹介しましょう。
ジッパーパックとレンジを使ってもとに戻す
固まった紙粘土は大きな塊よりも、小さくしたほうが作業は進めやすいと思います。
はさみで切るなり、カッターで切るなりして細かくしてみましょう。
細かくした紙粘土はジッパーパックに入れます。
水も一緒にいれて、レンジで加熱します。
ここで、レンジで加熱せずに、ジッパーパックに紙粘土と水を入れて放置しておくという方法もあります。
これだと数分から数時間放置しておかないといけないので、時間がかかりますね。
レンジを使いたくないという場合はそれでも良いかもしれません。
レンジで加熱した後には、ジッパーパックに入れたままモミモミしてみます。
柔らかくなったらOK。
これは水の加減とレンジで加熱する時間も調整が必要です。
ジッパーパックがなければ、ラップでも大丈夫です。
一度にたくさんの量をジッパーパックに入れるよりは、小分けにしたほうが楽ですよ。
また、水の量も少しずつ。
レンジにかける時間も5秒とか10秒とか少しずつ。
少しずつしながら、調整していくというのが失敗がないでしょう。
これを繰り返すだけなのですが、けっこう面倒な作業にもなりますね。
でもタオルをかけて放置しておくよりも、時間は短縮できるはずです。
あと、レンジにかけたあとは粘土が熱くなってますので、やけどをしないようにタオルをかけて揉んだりすると良いですね。
水分が多くなってしまった場合には、ジッパーパックの口を開けてしばらく放っておくと、水が蒸発して適度な量になるでしょう。
多くなると面倒なので、やっぱり最初から少しずつ入れていくというのが一番でしょうね。
元に戻した紙粘土の質は良くない
ここで、固まった紙粘土を水を入れて加熱して柔らかく戻した紙粘土の質は、あまり良くないということも覚えておいてほしいと思います。
何か大きな作品や大事な作品を作ろうというときには向いていませんので、気を付けてくださいね。
どんな風によくないのかというと、再生した紙粘土は固まりにくくなっています。
やはり最初の状態が一番良いのでしょうね。
砕いて再び柔らかくした紙粘土は固まりにくいので、小さい作品を作る分には大丈夫なのですが、大きな作品を作ろうとしたときには、中までしっかり固まらずに崩れてしまうこともありえます。
また、色をつけたいときにもこの再生した紙粘土はおススメできないのです。
大きな作品、色をつけた作品にしたい場合は、新しい紙粘土を買ってきたほうが無難でしょう。
紙粘土は上手に保管しよう
作品を作っていて気に入らないまま固まってしまったという場合は仕方がなく、先にあげた方法で柔らかくすると良いと思いますが、まだ使用前の紙粘土をカチカチに固まらせないように上手に保管しておきたいものですよね。
買ってきたままの紙粘土はちゃんと包装されていますので、固まる心配はありませんが、開封後が注意が必要です。
きちんと密封されていないとすぐに乾いて固くなってしまいます。
そのために、きちんと保管することが必要になってくるんですね。
良い方法としてあげられるのは塗れたキッチンペーパーで紙粘土を包んで、それをさらにラップで包みます。
これをさらにジッパーパックに入れて保管すると1か月ほど持ちます。
まとめ
使って残った紙粘土の保管が面倒ですよね。
上手に保管しないと固まってカチカチになり、つかえなくなってしまいます。
ジッパーパックと水、そしてレンジを使って元に戻す方法はありますが質が低下するということも覚えておきましょう。
そのためにもしっかりと保管しておきたいものです。
大切なのは保湿ですね。
キッチンペーパーに包んで保管しているときにも乾きそうだったら、さらに霧吹きで水をふきつけるとさらに長い間、持つかもしれません。
上手に保管して紙粘土を有効に使いましょう。
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