疲れたときや、なんとなく気分がすぐれないときなどには濃くて甘いココアが飲みたくなります。
カフェなどで飲むココアは濃厚でおいしいですよね。 自分で作るホットココアはそれでも濃く、おいしくできますが、アイスココアはなぜかしら薄くなりがち。
どうして濃くならないのだろう? そういう疑問を持ってる人も多いでしょう。
そこで、アイスココアでも濃くておいしく作れる方法をまとめました。
この夏には、満足のいくココアが飲めますよ!
目次
濃いアイスココアの作り方、一番のポイントは「よく練る」
「よく練る」っていったい何を? と慌てた方は落ち着いてください。
アイスココアを作る手順として「練る」という過程があるんですよね。
アイスココアを作る時に、まず、ココアと砂糖を入れてよく混ぜます。
サラサラになるまで混ぜるとダマにならず、粉っぽくならないココアができます。
よく混ぜたら、そこに牛乳小さじ2杯弱くらいを入れて、ここで「よく練る」のです。
ペースト状になるまで混ぜ混ぜしましょう。
練っていくとけっこう力が入って、腕が筋肉痛になるという人もいるくらいです。
が、そのくらい一生懸命練るのがおいしいコクのあるアイスココアを作るコツなのですね。
ココアの風味を出すには、ココアを最初に煎る
おいしいココアは風味もよいものです。
このココアの風味をよく出すには、ココアパウダーを最初に鍋にいれて、軽く火で煎るという作業がポイントになってきます。
弱火で、ココアパウダーをまぜながら、約30秒ほど煎るだけです。
これでダマになるのを防ぐこともできます。 たった30秒の投資でよい風味のココアができますよ。
おいしくコクのあるアイスココアを作るポイントは「砂糖」
濃いアイスココアを作るにあたって、きび砂糖を使うのをオススメしている人が多いです。
その理由は、よりコクのあるアイスココアになるからとのこと。
きび砂糖って聞いた事はあるけど、あまり馴染みのない砂糖だなという方も多いのではないでしょうか。
砂糖はさとうきびを原料にできるものですが、さとうきびを煮詰めて作られた砂糖をきび砂糖と呼びます。
このきび砂糖からさらに不純物を取り除いたものが上白糖になるのですが、きび砂糖の良い点をあげてみましょう。
白砂糖よりもカリウム、マグネシウム、鉄分の量が多い
味がまろやかでコクがある
吸収がゆるやか
健康のためにと普段からきび砂糖を使っている人もいると思いますが、おいしいココアのためにきび砂糖を試してみるのも良いかもしれませんね。
濃くおいしいアイスココアのレシピはこれ!
濃くておいしいアイスココアを飲みたい方へ、レシピを二つ紹介しましょう。
まずは火を使うレシピです。
【材料】(2人分)
ココアパウダー(無糖):小さじ5
水:大さじ2
きび砂糖:小さじ2
牛乳:300ml
【作り方】
1. 鍋にココアパウダーをいれて、かき混ぜながら弱火にかける。30秒ほど煎る。
2. 1に水を加えて、かき混ぜる。ココアパウダーの色が濃くなり艶がでたらOK.
3. そこにきび砂糖を加え、牛乳を少しずつ加えながらよく混ぜる。
4. 牛乳が沸騰するまえに火をとめて茶こしでこす。
5. 氷をいれたグラスに一気に流しいれる。
【注意点】
2番の水を加えてかき混ぜるときには、水は少しずつ少しずつ足していく形がベストです。
そうしてよく練ることでダマになるのを防ぎ、なめらかな口当たりになります。
また、牛乳が沸騰するとたんぱく質が固まり、クリーミーな口当たりがなくなってしまいます。
なのでぷつぷつと泡がでてきたところで火を止めましょう。
暑い夏に火を使うのも嫌、面倒なことはしたくないっていう場合にはこちら↓
【材料】
ココアパウダー 小さじ1
きび砂糖 適量
牛乳 150ml
【作り方】
1. ココアパウダーと砂糖をマグカップにいれて、サラサラになるまでよく混ぜる
2. そこに牛乳小さじ2弱をいれて、よく練る。ペースト状になるまで。
3. ペースト状になったら、そこに牛乳を少しずつ入れてさらにかき混ぜる。
牛乳を全部入れたらできあがり。
【ポイント】
このレシピでのポイントは「よく練る」というところにあります。
これでココアが決まるといってもいいくらいです。 好みで氷など入れても良いですね。
アイスココアをアレンジしてみよう
いつものアイスココアに飽きたら、一味違ったアイスココアはいかがですか?
*塩アイスココア
アイスココアに塩ひとつまみ入れるだけという簡単な方法で、ちょっと違ったアイスココアが楽しめます。 暑い夏の塩分補給にももってこいですね。
アイスココアを作ったら最後に塩をひとつまみいれてかき混ぜれば出来上がりです。
*ココアフロート
【材料4人分】
ココアパウダー:大さじ3
チョコレート:30g
牛乳:600ml
バニラアイス:適量
ココアパウダーと牛乳を鍋にいれて混ぜ合わせた後に、チョコレートを刻んで加えます。
チョコレートがとけたらさらに牛乳をいれて混ぜます。
粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし、冷えたココアをグラスに注ぎ、バニラアイスクリームをのせます。
アイスココアにチョコレートも加わって濃厚、さらにバニラアイスも入ると夏の疲れも忘れてしまいそうですね。
まとめ
アイスココアのレシピはいろいろあります。
ココアパウダーの種類や量、牛乳を使うか、豆乳を使うか、砂糖は白砂糖かきび砂糖かなど材料によっても味が違ってきますね。
代表的なレシピを紹介してきましたが、好みで量を変えることもできますし、甘さ控えめにすることもできます。
一番のポイントはやはり「練る」ところにあるので、そこさえクリアできればダマにならないおいしい濃いアイスココアができるはずです。
自分なりのレシピに変えてみるのもおススメですよ。
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