「いつも使うハサミの切れ味がなんとなく悪くなったような…」
と、思ったことはありませんか?
家庭で普段使うハサミはそんなに高価なものではないですが、切れ味が悪くなったからと言っていちいち買い替えるのも、もったいない気がします。
そこで今回はハサミの切れ味を簡単に復活させる方法や、ハサミの切れ味が悪くなる原因などについて、まとめてみました。
どうしてハサミの切れ味が悪くなるの?
ハサミの切れ味が悪くなる原因はいくつかあるのですが、主なものは以下の三点です。
汚れの付着
ガムテープやセロハンテープ、シート状のシールなどの粘着物を切ったり、ビニールなど何らかのコーティングが施されているものを切ると、油分などがハサミの刃に付着して汚れてしまい、ハサミが切れにくくなってきます。
刃こぼれ
ハサミを長い間使っていると小傷ができたり、刃自体が変形したりします。
そうなると切れ味が悪くなり、切れにくいと感じるようになります。
刃がサビる
台所や洗面所などの水気が多い場所で多く使ったり、ハサミ自体が古かったりすると、刃にサビがつき、ハサミの切れ味が悪くなります。
ハサミの切れ味を復活させるには?
ハサミの切れ味を復活させる方法は、切れにくくなった原因によって異なります。
原因ごとの復活法をご紹介していきますね。
汚れの付着が原因の場合
- ハンドクリームや日焼け止めクリームを塗る
ハンドクリームや日焼け止めクリームに含まれている油分は、汚れを落とすのに役立ちます。
ハサミの刃にクリームを指で塗り広げてよくなじませ、ティッシュや柔らかな布で拭き取ればOK!
クリームは古い物でも大丈夫なので、使いきれず余ってしまったものがあれば試してみると良いですよ。
- せっけんを塗る
ハンドクリームや日焼け止めクリームと同様、せっけんにも油分が含まれています。
せっけんを刃に塗り付けたあと、ティッシュなどで綺麗に拭き取りましょう。
台所や洗面所にあるせっけんを使う場合は、刃に水分が残るとサビの原因にもなりますので、しっかり拭き取っておきましょう。
- アルコールで拭く
粘着系の汚れはアルコールに弱いとされています。
アルコールを含ませたティッシュなどで刃を拭くと、簡単に汚れが落とせますよ。
消毒用のアルコールはもちろん、マニキュアの除光液や余ったお酒でもOK!
ただ、アルコールで拭いた後は少しにおいが残ってしまう場合があるので、乾いた布で上から拭くなどして、しっかり乾燥させておくと良いですよ。
- 消しゴムで刃をこする
シールの剥がし跡はその部分を消しゴムでこすると綺麗に汚れが取れます。
これはその応用で、刃についた汚れを直接消しゴムでこするという方法です。
べたつきが感じられなくなるまで消しゴムで刃をこすりましょう。
この場合、怪我には十分気をつけて、念入りにこするようにしてくださいね。
刃こぼれが原因の場合
- アルミホイルを切る
アルミホイルを刃こぼれしたり小傷がついたハサミで切ると、そのハサミの切れ味を復活させることが出来ます。
アルミホイルを適当な長さに切ったら一度くしゃくしゃに丸めて広げ、それを切ってみるだけ。
何重かに折りたたんだものでもOKです。
アルミホイルはある程度厚みを持たせたものの方が、切れ味は復活しやすくなります。
- アルミ缶を切る
アルミホイルと同様、アルミ缶を切っても切れ味を復活させることが出来ます。
ハサミの尖った部分を使って缶の胴体に穴をあけ、そこから刃を入れて、チョキチョキと切っていきましょう。
なるべくたくさん切った方が切れ味は復活しやすくなります。
アルミ缶は切る前に、その缶に「アルミマーク」があるかどうかを確認しましょう。
缶にはアルミのほかにスチール缶があります。
スチールはアルミよりも硬く、無理にハサミで切ってしまうと、余計に刃が欠けてしまいます。
最初に缶の種類を確認することを忘れないようにしましょう。
- ハサミ用の研ぎ器を使う
ハサミは刃物なので砥石でも研ぐことはできるのですが、これは素人がやるには難しく、技術もなく適当に研いでしまうと余計に切れにくくなってしまうことも。
ですが、ハサミ専用の研ぎ器を使うと、職人さんでなくてもハサミを簡単に研ぐことが出来ます。
最近では100円ショップなどでも取り扱っているお店があるので、ご家庭にひとつ買っておいておけば、便利かもしれませんね。
汚れ、刃こぼれ、サビなど、全てに有効な復活法
細目のサンドペーパーを使ってハサミの刃を磨くと、切れ味が良くなります。
刃こぼれだけでなくサビにも効き、汚れを取ることもできるので、サンドペーパーはとても便利です。
ただ、サンドペーパーを使う場合は以下のことに気をつけて下さい。
- ハサミの刃の内側を磨かない
- 目の粗いサンドペーパーを使わない
これをやってしまうと、ハサミの刃と刃が接触する部分の繋がり具合が悪くなり、余計に切れ味が悪くなってしまうことがあります。
必ず細目のサンドペーパーを使い、刃の外側だけを磨くようにしましょう。
おわりに
いかがでしたか?
調理用やプロの美容師さんが使うハサミなどの高価なものはともかく、普段私たちが使うハサミは安価で、買い替えてしまえばいいと思う人もいるでしょう。
しかし、ちょっとした手間で切れ味は復活します。
無駄な出費も減りますし、ゴミも減るのでエコにも繋がるので、一石二鳥ですよね♪
切れ味が復活したハサミで、ストレスなく作業していきたいですね。
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