激辛ブームというのは過ぎ去りましたが、日本でも海外の辛味調味料なども手に入るようになり、辛い料理を家でも作れるようになりましたね。
家族においしい料理をと作っていたら、あれ?なんか辛い・・・辛すぎかも・・と焦ったことはないでしょうか?
この辛さを和らげてくれる方法はないんだろうか?
ということで、辛く味付けしてしまった料理の辛味を和らげる方法をまとめました。
辛みを乳製品で和らげる
カレーを作った時に味見してみたら、ただただ辛さしかなかった。
また、専門のカレーの調味料を買ってきて作ってみたら、なんか予想以上に辛く仕上がってしまった…
こんなときには、牛乳や豆乳などを入れると、味がまろやかになりますよね。
乳製品には辛さを和らげてくれる働きがあるようです。
次に、カレーなどスパイス由来の辛味に乳製品は有効だけれど、韓国の海鮮鍋のようなトウガラシ系の辛さでも牛乳や豆乳が合うのか?という疑問についてですが。
キムチ豆乳鍋とかっていうレシピもありますし、辛さを和らげてくれる作用もあるので、そういう風にして食べるのもアリかもしれませんね。
またチーズなんかも乳製品のひとつですが、辛いスープに入れると味がまろやかになり、辛さを和らげてくれるでしょう。
韓国料理には溶き卵
辛さを和らげるために何を入れるか?ということでいろいろ調べてみると、意外に多かったのが「溶き卵」なのです。
辛いスープ、赤いスープに溶き卵を入れると、辛さも和らぐというのです。
確かに、赤くて辛いスープに溶き卵を入れるとまろやかになります。
これもまた辛さを和らげてくれる秘密兵器になるんですね。
水を加えて味を薄める
辛さの度合いにもよりますが、例えばスープが辛くなってしまったという場合には水を足してスープの量を増やしましょう。
水を足せば、辛さが少し和らぐかもしれませんが、味は薄くなります。
コクがなくなるので、出汁の追加も必要になりそうですね。
スープの素を足すなり、出汁があれば追加して、さらに塩などで味付けすると良いでしょう。
調味料の中でも、辛さを和らげてくれるのが「味噌」です。
上に挙げたような牛乳や豆乳も合わない、溶き卵をいれてもあまり変わらない…そういうときには、味噌を足してみると良いかもしれません。
もちろん、最初から出汁と味噌を加えてからさらに溶き卵という方法もありますね。
甘みを出す野菜も追加
さて、スープの量を増やそうと水を足し、出汁を足し・・となると、スープの中の具も少なくなってしまいます。
ここに野菜やお肉などもまた追加すると良いですね。
野菜の中でも、玉ねぎやねぎ、キャベツなど、火を通すと甘みがでる野菜を追加するとなお良いです。
また野菜の中でも、トマトは辛味を中和させるのに活躍してくれる野菜の中のひとつです。
辛くなりすぎた料理にトマトを入れてみましょう。
トマトがなければ、トマトジュースでもOKです。
トマトの酸味、そして甘みが辛さを中和させてくれますよ。
脂分も辛みの中和には有効!
辛味を抑えるには、油を使うことも有効なんです。
バターは乳製品でもあり、油分でもあるので、。
辛くなりすぎたらバターを入れてみるという手もあります。
追加する順番は?
さて、辛味を和らげてくれる材料はいくつかあるのですが、とりあえず何から加えてみたらいいのかしら?と、混とんとしてしまったのではないでしょうか。
いろんな方法はあるものの、あれもこれも入れるわけにもいかないし、失敗のない方法があったらいいですよね。
まずは、失敗が少ないのは野菜でしょう。
辛くなったら、まず野菜を足してみます。
野菜から水分もでますから、自然と水分量も増えますね。
それでも足りないようだったら、水と出汁も足します。
味を見ながら、コクが足りないなと思ったら、バターや味噌などを足してみると良いでしょう。
その次には溶き卵。
牛乳や豆乳は最後の手段と思ったらいいかもしれません。
牛乳や豆乳を入れてしまうと味が変わってしまうので、その前にあれこれしてみるという
ことですね。
野菜を加えた後に、調味料などを足すときには少しずつ加えるのが無難です。
少しずつ味を見ながら調節していきましょう。
補足
辛くなった料理の味をまろやかにする方法を紹介してきました。
先にあげたもののほかにも、お酢やマヨネーズも効果ありという話もあります。
もちろん、作る人、食べる人の好みにもよりますよね。
私的には卵でしょうか。
溶き卵、もしくは生卵をアツアツのスープにポンと割っていれて、半熟状態で食べるという感じです。
これは実際に、お隣の韓国でも熱くて辛いスープに生卵を入れて食べる料理もあるのです。
また、韓国の辛いラーメンを食べるときには、スープは半分にして味噌を加えると辛さも半分、そしておいしく食べられるとのことです。
どうしても辛味を抑えることができなければ、辛いものを食べたあとには牛乳やヨーグルト、ヤクルトなどでもいいですが、こうした乳製品などを口にすると口の中の辛さが落ち着きます。
また乳製品は胃の粘膜も保護してくれるので、おなかにもやさしいですね。
辛い料理をいただいたときや、自分で作ったときにあれこれアレンジしてみる良いでしょう。
でもできれば自分で料理をするときには、調味料は少しずつ入れて足していくようにしましょう。
辛すぎるのも体に良いわけではないのでね。
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