日本人にとって梅干しはふるさとの味といってもいいくらいに、なじんでいますよね。
白いおかゆに梅干し、お弁当にも梅干し、食欲のないときに梅干し・・・
健康にもよいので、常備している家庭も多いことでしょう。
市販の梅干しは添加物なども気になりますし、消費期限も長くないので、自分で作っている人も多いですよね。
ところで、初めて梅干しをつけた人が、一番気になることが、「いつ食べられるの?」ということではないでしょうか。
今年つけた梅干しはすぐに食べられるのでしょうか?
それともおいしい時期って別にあるのでしょうか?
梅干しの食べごろと保存方法についてまとめてみました。
梅干しはいつから食べられる
梅干しを作る工程はご存じですよね。
まずは塩漬けにして、次に、赤紫蘇漬けにしますね。
最後に土用干しをして梅干しが出来上がります。
三日三晩、天日に干す土用干しが終わって、保存容器に梅干しを入れて保存しますが、この土用干しが終わった時点で、食べることはできるんです。
土用干しが終わったら、一度味見してみたらよいですね。
土用干しが終われば食べられるのですが、そのころの梅干しは色が鮮やかで、酸味が強いのです。
なので、味がきつくてちょっと食べにくいと思う人もいるかもしれません。
土用干しが終わってから半年くらい置いておくと、梅から出てくるエキスで、味がなじんできてまろやかになってきます。
酸味が少し和らぎ、食べやすくなります。
なので、お正月あたりに今年の梅干しを出してみるっていう人も多いんですよ。
半年も待てない~!っていう場合もありますよね。
もっと早く食べたいというときは、漬けてから3か月後くらいをめやすに食べることもあります。
なので10月か11月くらいになりますね。
人によって味覚は違いますし、梅干しがおいしいと思う味も違ってくるでしょう。
漬けたばかりの酸っぱいのがおいしいという人もいれば、3年たった味がまろやかなものが好きという人もいます。
人それぞれなので、自分の好みの味はどのくらいのものかということも、味見しながら探してみても良いかもしれません。
ちなみに、漬けてから2~3年たったものが一番おいしい~という人が多いですよ。
そのころの梅干しが一番味がおちついているのでしょう。
ところで、干さない梅干しを作ってる人もいるでしょう。
干さない梅干しは梅干しではなく「梅漬け」と言うようですね。
この梅漬けはいつから食べられるのでしょうか?
梅漬けの場合も、最低2か月は漬けてから食べるとおいしいです。
人によっても違いますが、こちらも半年くらい漬けたものが味がなじんでおいしくなりますよ。
梅干しの保存と賞味期限
自宅でつけた梅干しは、天日干しをすることで長期保存が可能です。
そして漬けてから半年以降に食べるとおいしく食べられるということがわかりました。
漬けてから2~3年のものが一番おいしいという人も多いわけですから、その期間、どう保存するか?というのも気になるところですね。
梅干しも空気に触れれば触れるほど、酸化が進みます。
酸化が進むと酸っぱくもなりますし、風味が落ち、乾燥も進みます。
味もおいしくなくなりますよね。
なので、保存するには、密閉容器が適しています。
昔から、梅干しの保存には甕(かめ)が使われてきました。
傷がつきにくく、口が広い、そして酸や塩に強いということから、梅干しを保存するのに最適だということで愛用されてきたんですね。
ところが最近ではそうした甕もあまり見なくなりましたし、自宅にあるもので保存したいということも多いです。
そんなときにおススメなのはガラスの密閉容器です。
保存するガラス容器は熱湯消毒してから使うと安心ですね。
保存容器にいれてからは常温保存でも大丈夫です。
ただ夏場の暑い時期は冷暗所に、なければ冷蔵保存にすると安心です。
梅干しも保存状態が悪いとカビが生えてしまうこともあるからです。
せっかくつけた梅干しにカビが生えたら台無しですよね。
保存方法も気を付けたいものです。
こうして保存した梅干しは何年でも食べられるといいます。
2~3年ごろが一番おいしいといいますが、漬ける量、食べる量にもよりますが、毎年つけて、常に食べごろの梅干しが食べられたらいいですね。
ちなみに、市販の梅干しは調味料が入っていたり、添加物が入っていたりしますので、賞味期限は表示されている期限を参考にしてください。
開封後は冷蔵保存にして、早めに食べきるのが良いですね。
また自家製でも減塩にしたという場合は塩分の濃度が低く、長期保存には向いていないこともあります。
減塩にした場合には、少なめに漬けて、早く食べきるようにしたほうが安心ですね。
まとめ
今年初めて漬けた梅干しは、早く食べたい!という衝動にかられます。
土用干しが終われば、食べても大丈夫なのですが、半年以降まで我慢しておいしく食べるというのも一つの方法です。
自分にとっておいしい梅干しはいつの時期のものなのか、時々味見をしながら探してみると、今後の梅干しづくりの参考にもなるでしょう。
常備しておくと何かと便利な梅干しです。
長期保存ができる手作りの梅干し、おいしく食べてくださいね。
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