目に見えないおしゃれに、「香り」があります。
男女問わず、すれ違ったときなどに上品な香りがしてくるのは素敵ですよね。
香りをつけるアイテムといえば香水ですが、その種類はたくさんあります。
「フレグランス」、「コロン」、「トワレ」あたりが有名です。
また、最近は「コフレ」も聞くようになりました。
これらの違い、そもそも香水なのかどうかもよくわからないですよね。
そこで今回は、「フレグランス」、「コロン」、「トワレ」、「コフレ」の違いをご紹介します。
なんとなく選んで使っていた、聞いたことがある程度であまり気にしていなかった。
このような方は、もしよろしければ読んでみてください。
フレグランスとは
フレグランスは、もともと「良い香り・芳香」などの意味を持つ言葉です。
特定のものではなく、香りがある製品すべてを指します。
なので、香水はフレグランスの1つと考えてください。
他には、化粧品、石けん、洗剤・柔軟剤、芳香剤などがあります。
「フレアフレグランス」のように、製品名に使われている例もありますね。
トワレとコロンは香水の種類
トワレとコロンは、どちらも香水に含まれます。
それぞれ、「オードトワレ」「オーデコロン」が正式名称です。
香水は、香料の濃度と香りの持続時間によって4種類に分けられます。
以下の表を見てください。
|
香水の種類 |
香料の濃度 |
香りの持続時間 |
|
パルファム(パルファン) |
15～30% |
5～7時間(12時間続くとも) |
|
オードパルファム (オードパルファン) |
10～15% |
5時間～ (12時間続くとも) |
|
オードトワレ |
5～10% |
3～4時間 |
|
オーデコロン |
1～5% |
1～2時間 |
メーカーやブランドによって微妙に基準は違いますが、だいたいこのようになります。
では、種類ごとに見ていきましょう。
◎パルファム(パルファン)
香水の中で香料の濃度が一番高く、香りの持続時間も長いです。
「香水」と言われたらパルファムのみを指すこともあります。
香りが強いので、スメルハラスメントにならないように十分な配慮が必要です。
仕事のときには不向きなので、使う場面が限定的になると言えるでしょう。
少しの量でもよく香るため、香水初心者には扱いづらいかもしれません。
◎オードパルファム (オードパルファン)
パルファムより濃度は低いですが、長時間香ります。
値段もパルファムより安いので、買いやすいでしょう。
でも、オードパルファムも香りが強めなのでやはり注意が必要です。
香水は手首につけるのが一般的ですが、それでは香りが強すぎるかもしれません。
心配なときは、足首やひざの裏、太もも、腰などにつけてみてください。
時間の経過とともに下から香りが上がってきて、ふんわりと優しく香ります。
◎オードトワレ
パルファムやオードパルファムより香料の濃度が低いため、香りが強すぎません。
仕事や学校など、日常的に幅広く使えます。
香りの持続時間も短くなるので、弱くなってきたらつけ直しましょう。
ただし、いくら香りが強すぎないからといって油断は禁物です。
つけすぎれば香りがきつくなりかねないので気をつけてくださいね。
◎オーデコロン
4種類の中で一番名前を聞く香水ではないでしょうか。
香り方が弱いので、香水が初めての方や強い香りが苦手な方でも使いやすいです。
香りは長続きしませんが、その分気軽につけられます。
1日中香らせたいなら定期的につけ直す必要がありますね。
つける量が少し多くなっても大丈夫な香水です。
コフレとは
コフレも比較的よく聞く言葉です。
有名なのは、「クリスマスコフレ」ですね。
フランス語が由来で、「小箱・手箱・宝箱」といった意味があります。
具体的には、数種類の化粧品を詰め合わせたものです。
かわいいポーチやバッグ、箱、袋などに入っています。
アイシャドウ、チーク、リップなどがセットになっていることが多いです。
ですが、香水と他の化粧品をセットにしたコフレや香水のみのコフレもあります。
種類が豊富なので迷いますが、選ぶのが楽しいところがコフレの特長と言えますね。
まとめ
いかがでしたか？
内容をまとめると、
・フレグランス＝香りがある製品全体のこと
・トワレ、コロン＝香水の種類
・コフレ＝香水を含む化粧品類を詰め合わせたもの
となります。
フレグランス＝香水ではないというのは、少し意外だったかもしれません。
香水の種類を知ることで、自分用やプレゼント用に買うときに適切なものを選べます。
また、使う場面やつけ方に気をつけることもできますね。
どの香水を選んでも、周囲の人に迷惑をかけないように香りを楽しみましょう。
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