油性ペンや油性ボールペンで文字を書こうと思ったらインクが出ない!
まだインクはあるはずなのに困った!
ということがあります。
仕事中でも、油性ペンを使わないといけないというシーンも多く、急に書けなくなると本当に困ってしまいます。
書けなくなった油性ペンやボールペン、すぐに捨てていませんか。
実は、書けなくなった油性ペンやボールペンを復活させる方法があります。
この記事では、油性ペンやボールペンのインクが残っているのに出なくなった時の原因と解消方法について紹介します。
目次
インクが残っているのに出なくなるのはなぜ?
それでは早速、インクが出なくなる原因をペンの種類ごとに解説していきます。
ペンの場合
油性ペンのインクが乾燥して固まり、インクがかすれたり出なくなります。
インクがなくなっている可能性は低いので安心してください。
蓋をきちんと締めていないかったことが原因のことが多いです。
ボールペンの場合
・ボールペンの先にごみが詰まった
ボールペンの先には紙片などのごみがいつの間にか詰まってしまいます。
インクジェット用紙などには、剥離しやすいコーティング剤が塗布されていて、このコーティング剤もつまりの原因になります。
油性のボールペンは水性やゲルインクのボールペンに比べインクの流量が少なく詰まりやすいようです。
油性ボールペンは、インクが固まって出るボタも起きやすく、ペン先でインクが詰まりやすいのです。
・ペン先のインクが乾燥し、固まった
ペン先が乾燥するとインクが固まり、ボールが動かなくなってインクが出なくなります。
・インクの中に空気が入った
インクに途切れがあったら、その中には空気が入っています。
インクの中に空気が入るのはボールペンを上向きや横向きで使うことが原因です。
上向きや横向きでボールペンを使うのはやめましょう。
空気が入るとインクが出なくなります。
・ペン先が傷ついている
ペン先が傷ついてしまうと、うまくボールが回らなくなりインクが出なくなります。
定規を使ったり、ボールペンを落とすだけでもペン先が傷つきインクが出なくなることがあります。
油性ペンのインクが出なくなった時の解消方法
除光液を油性ペンのキャップに少し入れます。
5~10分ほど置いておくと、除光液がしみこみ、油性ペンが復活します。
除光液の代わりに、溶剤なら何でも大丈夫です。
灯油、シンナー、ジッポオイル、アセトン、アルコール、エタノール、ラッカー、ベンジンなどでも代用できます。
注意点としては、これらの溶剤はプラスチックを溶かしてしまいます。
キャップの中に入れる溶剤は、先がつく程度で大丈夫です。
あまり多く入れすぎ、本体に溶剤がついてしまうと本体が溶けてしまう可能性があります。
多く入れた方がいいというものでもありません。
この時に使用した溶剤は、真っ黒になります。こぼさないように注意してください。
油性ボールペンが書けなくなった時の解消方法
・ペン先を掃除する
ペン先をティッシュなどにしばらくぐりぐりと押し付けて掃除をします。
もしくは、油性ペンと同じようにペン先に除光液などの溶剤をつけるとインクが溶けてきれいになります。
・空気を抜く
遠心力を利用してボールペンの中の空気を抜きます。
体温計を振るように思い切り振ってもいいですし、ビニール袋にボールペンを入れて振るのもおすすめです。
ボールペンの真ん中にセロテープで輪ゴムをつけてぶんぶん振り回すの効果があります。
油性ボールペンの芯を40℃程度のお湯に下向きにつけると、インクの中の空気が上がってきて、空気を抜くことができます。
・ペン先を温める
ペン先を温めるとペン先で固まったインクを溶かすことができます。
ドライヤーやライターで軽くペン先をあぶるとインクが溶けて書けるようになります。
注意点は、温めすぎないことです。
ライターの火やドライヤーを近づけすぎると、熱で本体が変形してしまいます。
やけどの危険もありますので、温めすぎには注意しましょう。
40℃程度のお湯に10分程度つけるという方法もあります。
ライターやドライヤーに比べると少し時間がかかりますが、お湯なら、やけどの心配もなく安心です。
油性ペン・油性ボールペンの保管方法
・保管は横向きで
油性ペンは上向きや下向きに保管しないようにしてください。
油性ペンは、横向きに寝かせて保管しましょう。
・高温や直射日光のあたる場所は避ける
車のダッシュボードなどの高温になる場所や直射日光が当たる場所は避けるようにしてください。
ペンの変形の原因になます。
・蓋をきちんと閉める
ペン先が乾燥しないように必ずキャップをカチッと音がするまでしめてください。
ノック式のペンの場合は、ペン先を必ずしまうようにしましょう。
まとめ
油性ペンやボールペンが急に書けなくなったら困りますよね。
すぐに新しいものを買いに行けないという時は、この記事で紹介した方法を一度試してみてください。
意外と書けるようになるかもしれません。
紹介した方法を試してみても書けない場合は、インク切れの可能性もあります。
その場合は新しいペンや補充インク、替え芯などをつかってくださいね。
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