面倒くさいゴミの分別…中でも厄介なのが「バインダー」です。
そもそも何ゴミなのか、金具と表紙は分解する必要があるのか?など、処分するのはなかなか骨が折れそうです。
しかしこの「バインダーの金具」、きっちり留めてあって外れない!!とお嘆きの方も多いのでは…?
そこで今回は「バインダーの金具を取り外す方法」について、ご紹介します!
バインダーと金具を分解する方法
・手で剥がす
紙製のバインダーでも、フラット式や、レバー式のものであれば、金具の部分を比較的簡単に取り外すことができます。
この場合は手で引っ張れば剥がすことが出来るのですが、金具が硬いので、指先や爪が傷つく可能性があります。
作業をするときは必ず軍手をはめるなど手をガードして、金具を剥がすようにしましょう。
・ハサミなどを使って切り離す
金具が手では剥がしにくいバインダーは、ハサミやカッターなどを使います。
比較的柔らかい紙質のバインダーなら、金具部分を切り離すことができます。
ただし紙製でも、表紙が硬いものや、プラスチック製の表紙の場合は、刃物では切りにくいですし、切れても切り口や破片がケガの元となってしまうため、危険です。
また、上記二つのやり方だと、金具の裏側、つまりファイルの背表紙にあたる部分の素材(バインダーの表紙の素材)が、金具にくっついたままになります。
さすがに「そこまで分解して捨てろ」と、鬼のような分別を迫る自治体は少ないとは思いますが…、でも、この部分を分解したい場合はどうしたら良いのでしょうか?
バインダーと金具を完全に分解するには
バインダーの内側にある金具を留める部品はいろいろとあるのですが、多くのものは「リベット」という鋲(びょう)で留められています。
形状は若干異なりますが、ボルトとか、画びょうが太くなった形を想像してみると、分かりやすいかもしれません。
この場合はリベットの中心部分に、ハンドドリルで直径4~5㎜程度の穴を開けると、リベットが緩み、バインダーと金具を完全に離すことができます。
しかし、
「ハンドドリルなんて持ってないよ!」
「ドリルを使うなんてなんだか怖いなあ…」
と、いう人は、もう力づくで金具をこじ開けるしか術はありません…。
時間と体力と労力が必要にはなりますが、完全に無理なわけでもないので、「力づくで金具を外す方法」についてもご紹介していきますね!
バインダーと金具を力づくで分解する方法
まず、マイナスドライバーかバールを用意します。
手先を傷つけないように、軍手などで手をガードすることも忘れずに。
「バインダーの内側についている金具」と「表紙」との隙間にドライバー(バール)を突っ込んで、てこの原理を使って、力づくでこじ開けます。
いきなり金具が外れて勢いよく吹っ飛んでくることはまずないと思いますが、くれぐれも慎重に作業するようにしましょう。
留め具で頑丈にくっつけてあるため、金具はすぐには外れません。
頑張ってドライバーを何度も動かしててみてください。
少し経ったら、バインダーの外側(表紙側)を見てみましょう。
外側についている留め具が緩んだり、変形していれば、そちらに手を加えることができます。
外側の留め具に何の変化も見られない場合は、内側に加える力がまだ足りていない状態です。
内側の留め具を、外側の留め具が変形するまで、てこの原理を使って持ち上げるように、ひたすらドライバーを動かしてください。
外側の留め具が変形したり、緩んだりしてできた隙間に、ドライバーを差し込んで何度か動かすと、留め具と座金(リング状の部品)が外れて分離すると思います。
すると、内側の金具も外れますので、バインダーと金具を完全に分解することができますよ。
バインダーを捨てるときは
バインダーについては、各自治体によって、ゴミの区分も様々なようです。
例えば、
・東京都江東区・・・「燃えるゴミ」(金具についての指定なし)
・神奈川県横須賀市・・・集団資源回収の「その他の紙」、紙以外の部分は外して、プラスチック製のものは「燃やせるゴミ」、金属製のものは集団資源回収の「缶以外の金属」
・岡山県岡山市・・・紙のバインダーは「資源化物(古紙)」、プラスチック製は「可燃ごみ」、金具は「不燃ごみ」
と、なっています(2020年9月現在)
この場合、江東区はシンプルに「燃えるゴミ」に出せば良いので楽ですが、横須賀市や岡山市はちょっと複雑…。
金具に紙やプラスチックの背表紙部分が付いていても良いのかも分かりにくいですね…。
こんなふうに、ゴミの分別で困ったときは、お住まいの地域の役所か、自治体のリサイクルセンターに連絡して聞いてみましょう。
「何ゴミに出せばいいか」や「捨てるときに分解は必要か」など、詳しく教えてくれると思います。
また、捨て方が面倒だからと言って、適当な分別をするのはやめましょうね。
不法投棄なんてもってのほか。ダメ絶対!ですよ。
次にバインダーを買うときは
バインダーを買うときは、色やデザイン、機能性は勿論ですが、それに「とじ具の着脱が簡単にできるか」という点も考えて選ぶようにしてみましょう。
…だって捨てるときに面倒なの、もう嫌じゃないですか…。
最近ではリング状のとじ具と表紙の素材が別々に販売されているものもあるので、そういうものを選んでみても、自分なりのカスタマイズが出来たりして、楽しみも広がって良いかもしれませんね。
表紙が傷んでも別のものを買って差し替えればよいので、経済的ですよ。
まとめ
バインダーの金具を外すのは、ハンドドリルでリベットに穴が開けられれば簡単ですが、
それ以外は力づくでやるしかなく、なかなか大変なようです。
バインダーを処分するとき、分別や捨て方に困ったら、とりあえずお住まいの地域の役所や自治体のリサイクルセンターに問い合わせてみると良いですよ。
捨て方を教えてくれたり、分解の仕方のアドバイスなどもしてくれるかもしれません。
自分で分解する際はくれぐれもケガをしないように、軍手などでガードして、慎重に作業するようにしてくださいね!
コメント