浴衣を着て、お出かけするとウキウキとして楽しいですよね。
浴衣を着る時は草履を履くと思いますが、草履を日常的によく使っていて履きなれている人でもない限り、大半の人は足が痛くなってきてしまいます。
特に痛くなりやすいのが、草履の鼻緒の部分になりますね。
この記事では、草履を履いた時に鼻緒の部分が痛くなった時の対処法と、痛くならない歩き方について紹介したいと思います。
草履の鼻緒部分が痛くなる原因は?
草履の親指と人差指の間の部分(前坪と言います)が足にあたり、
歩くたびに鼻緒部分が足の甲にこすれ続けることで、
擦り傷のように皮がむけてヒリヒリと痛くなってしまうのです。
草履による痛みを予防するために事前にできることは?
1.草履の選び方
草履は普段履く靴のサイズと同じで構いませんが、足が幅広だったり、甲高の人はワンサイズ大きめの草履を選ぶほうがいいでしょう。
鼻緒の部分はできるだけ太く、綿がたっぷりと入っている草履を選ぶようにしてください。
2.鼻緒をほぐして柔らかくしておく
買ったばかりの草履は鼻緒が固く、足が痛くなりやすいです。
草履を履くまでに時間がある場合は、毎日少しの時間、草履を履いておくことで鼻緒がほぐれ柔らかくなります。
草履をすぐに履かないといけないという時は、鼻緒を引っ張ってほぐす方法もあります。
草履の鼻緒の付け根あたりや前坪のあたりをゆっくりと引っ張ってください。
そうすると、鼻緒が少し伸びて、足の隙間にゆとりができます。
鼻緒を一度伸ばすと元に戻すことができません。足に合うように注意しながら伸ばしてください。
鼻緒全体をもみほぐすことも、鼻緒が柔らかくなり足が痛くなりにくくなります。
事前に少し準備をしておくことで、草履を履いた当日に足が痛くなることを防ぐことができますね。
痛くない草履の歩き方のコツ
草履を履いた時は、足が痛くならないように履き方や歩き方にもコツがあります。
まずは、草履の履き方から。
草履は、鼻緒をなるべく指の間につけないように、余裕を持って履きます。
草履の親指の前の部分は1cmほどあけて、かかとは1~2cmはみ出すようにします。
1.足の親指と人差指で鼻緒をつまむようにして歩く
2.つま先で蹴るようにして歩く
3.地面と平行になるように足を下ろす
4.やや内股で小股で歩く
歩く時は、足の親指と人差し指で鼻緒をしっかりとつまみ、つま先で歩くようにします。
すると、草履がペタペタと音がなることもなく綺麗に歩くことができます。
それでも痛くなった!草履の鼻緒の部分が痛い時の対処法
上記の方法を試しても、草履を履いているとどうしても痛くなってしまったということもあると思います。
ここでは、草履を履いていて鼻緒の部分が痛くなってしまった場合の対処法について紹介します。
① 絆創膏を貼る
一番手軽にできる方法が絆創膏を貼ることです。
鼻緒があたる、足の親指と人差し指の間と足の甲部分に絆創膏を貼ります。
鼻緒の形に合うように、V字型に貼るようにすると、鼻緒に隠れて絆創膏が目立たなくなります。
はがれやすいので、二重に貼ったり何回か貼り直さないといけないので、予備に何枚か絆創膏を持って出かけることをおすすめします。
② 鼻緒にガーゼをあてる
ガーゼは絆創膏よりも目立ってしまいますが、鼻緒の前坪部分を巻き込むように挟むと痛みがずいぶん軽減されます。
足の甲部分にガーゼをあてると、ガーゼが目立ちすぎてしまうので注意してください。
③ 足にベビーパウダーをつける
ベビーパウダーをつけると足の滑りが良くなり、痛みが少なくなります。
④ 足に白色ワセリンを塗る
足の痛みがある部分に白色ワセリンを塗ることも効果があります。
白色ワセリンは、傷ができてしまった時に傷の保護をする役目もあります。
白色ワセリンを用意していなかった場合は、ハンドクリームやリップクリームで代用することもできます。
⑤ 足袋を履く
最近は、草履に合わせて可愛い足袋がたくさんあります。
カラーの足袋やレースの足袋もあります。
草履に合わせて履くことで、おしゃれに見える上に足の痛みも起きにくいのでおすすめです。
浴衣や草履に合わせて、事前に準備しておいてもいいかもしれませんね。
まとめ
草履で足が痛くなってしまうと歩くこともできなくなってしまいますね。
傷ができてしまうと、しばらく痛みが続いてしまいます。
事前に少し準備をしておいたり、歩き方を工夫することで足の痛みを抑えることができます。
この記事が、草履で鼻緒部分が痛くて困った時の参考にしていただけると幸いです。
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