乾燥する季節には、ワセリンは保湿の王様ともいえるくらい重宝して使えるものですね。
最初は臭いなんか気にならなかったのだけどワセリンを久しぶりに使おうと蓋をあけたら・・・
ん?
石油臭い?
そんな気がしたのですが、どうしてなんでしょう?
使っても大丈夫なんでしょうか?
そのワセリンの秘密にせまってみます。
ワセリンの効果的使い方もお伝えしていきますよ!
目次
ワセリンは石油から出来ている
石油のニオイがするというのですが、最初は気づかなかったかもしれません。
私も特に、ワセリンを使う時にニオイを気にしたことはありませんでした。
冬になると私もよく手が乾燥して荒れるので、ワセリンを使っていた時期がありました。
もともと無臭のものなので、こんなものかと思っていましたが、敏感な人は石油のニオイってすぐにわかるのかもしれません。
体に直接塗るものなのに、こんな石油のニオイがするワセリンって大丈夫なの?と不安になりますよね。
でも、御心配なく^^
ワセリンは石油からできているものなので、石油のニオイがするのもある面当然のことかもしれないからです。
ええ?
ワセリンって石油からできてたの?と思う方もいらっしゃいますよね。
ワセリンは100%石油を原料として、石油を精製して作られているのです。
石油100%で、他の合成物などは入っていないので、自然由来のものだとも言えます。
なので刺激も少なく、大人から子供まで誰でも使えますよね。
またワセリンの中でも、医療用医薬品として使われているものもあります。
そのくらいワセリンというのは安全なものなのですね。
ワセリンには4種類あります。
・黄色いワセリン
・白いワセリン
・プロペト
・サンホワイト
私たちは黄色いワセリンや白ワセリンを多く使っていますよね。
黄色が一番純度が低い、石油に近いワセリン。
白ワセリンはそれをさらに精製した、一般的に使われるワセリンです。
さらに精製して一番純度を高くしたものが、サンホワイトと呼ばれるもので、化粧品として使われています。
先ほど少し触れた、医薬品として使われているのはプロペトというもので、白ワセリンをさらに精製したものです。
ワセリンの効果的な使い方
ワセリンは保湿効果があるといいますが、正しく使わないとその効果は半減どころか、全く効果を感じられないことすらありますね。
では、ワセリンの効果的な使い方を紹介していきましょう。
ポイントは3つです。
・ワセリンを塗る前に、潤いを与えておく
ワセリンは石油からできていますから、水とは調和しません。
お肌に塗ることで、お肌の水分を閉じ込める、水分の蒸発を防ぐという働きをすることになるのです。
なので、潤いのない乾燥したお肌にワセリンを塗ると、バリアのようにお肌に膜を張ってしまうので、その上から化粧水などで潤いを!と思ってもダメなわけです。
化粧水が先ですので、お忘れなく。
ワセリンは蓋のような役割、膜のような役割をしてくれるだけです。
潤いを与えてくれるものではないということをしっかり理解しておきましょう。
・ワセリンを塗るときは手を温めてから
ワセリンを塗るときには、手を温めましょう。
そうするとワセリンの伸びが良くなります。
ご存知のとおり、ワセリンはなかなか伸ばしにくいですよね。
手を温めてから塗ると伸びやすくなります。
・ワセリンを塗るときは、少しずつ、こすらずポンポンと
ワセリンを塗るときに、多くを手に取るのではなく、米粒2粒程度の量をすこーしずつ伸ばしながら塗るのがポイントです。
しかも刷り込むように塗るのではなく、ポンポンと押し当てるように塗っていきましょう。
ワセリンを多く塗ると、必要以上にベトベトしてしまいますよね。
そこに埃がくっついたりもして、お肌には良くありません。
少量を伸ばして、少しずつです。
こうしたポイントを知っておくと、今度からワセリンを上手にぬれそうな気がします。
ワセリンは保湿以外にも使える
ワセリンは保湿以外にも使い道があります。
例えば、毛穴ケア。
ワセリンは皮脂と混ざりやすいので、角栓が詰まった毛穴のケアにも効果があります。
鼻のあたまなど、毛穴が詰まってるところにワセリンを塗って20分ほど放置したあとに、洗い流します。
これで毛穴のつまりが解消されますよ。
また、靴擦れ防止にも使えます。
新しい運動靴や靴を履くと、靴擦れがして、痛くなりますよね。
痛くなる前に、擦れる部分にワセリンを塗っておくと、潤滑油のような働きをしてくれて、靴擦れを予防することができます。
ヘアケアにもワセリンが使えます。
トリートメントクリームのように髪に塗ったり、毛先にだけ塗っておくだけでも髪のぱさつきを抑えることができますよ。
お試しあれ。
他にも切り傷ややけどの部分など、傷の治療にも病院でもワセリンが使われていますが
家庭でも使うことができます。
細菌の侵入を防いだり、傷口の保護をしてくれるので、治りも早くなるとか。
いろんな使い方がありますね。
まとめ
ワセリンから石油のニオイがするのはワセリンの原料が石油だからなのですが、我慢できないほどに変なニオイがしたり、開封したあと長い間放置しておいたりすると、カビが生えたりすることもあります。
ワセリンは100%石油からできていて、防腐剤などの添加物も入っていないからです。
もし異常を感じたら、それは使うのをやめて捨てましょう。
またワセリンを購入するなら、少量のものを買ったほうが保存に困らないと思いますよ。
冬の乾燥の味方、ワセリンを最大限に活用しましょう。
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