お風呂で使うボディタオルの1つに、「あかすりタオル」があります。
あかすりタオルは、「体の垢を落とす=あかすり」のためのタオルです。
垢を落とすと聞くと、綺麗になりそうなイメージを持ちますね。
その一方で、あかすりタオルはなんだか肌に悪そうにも思えます。
興味はあっても、肌が弱かったり敏感だったりしてなかなか買えない方もいるのではないでしょうか。
今回は、あかすりのメリットとデメリット、タオルの素材や使用頻度をご紹介します。
今後買うときの参考になれば幸いです。
目次
あかすりのメリット・デメリット
美容に効果的なあかすりですが、良くない面もあります。
まずは、あかすりのメリットとデメリットを確認しましょう。
≪メリット≫
◎肌が綺麗になる
肌には、ターンオーバーがあります。
ターンオーバーとは、角質が古いものから新しいものに生まれ変わることです。
この古い角質が「垢」なので、あかすりはターンオーバーの促進になります。
あかすりに期待できる美肌効果は以下の通りです。
・毛穴の黒ずみや角質を取り除く
・毛穴に皮脂が詰まるのも防げるので、ニキビ予防になる
・くすみが取れて色白になる
・肌のキメが細かくなる
・ツヤのある肌になる
◎体臭の予防・改善
体臭の原因は、皮脂や汗、老廃物などです。
垢には、こうした汚れが混ざっています。
あかすりは汚れを落とし菌の繁殖を抑えてくれるので、体臭に悩む方は試してみましょう。
◎血行促進
あかすりをすると刺激が与えられ、血の流れが良くなります。
冷えを改善してくれるので、冷え性に悩む方におすすめです。
新陳代謝も良くなり、老廃物を排出しやすくなります。
◎ダイエットになる
あかすりが血行を促進し、新陳代謝を良くしてくれることは先ほどご説明しました。
代謝が上がると、汗をかきやすくなり脂肪が燃えます。
老廃物の排出効果と脂肪燃焼効果がダイエットにつながるということですね。
◎疲労回復・リラックス効果
あかすりは、マッサージにもなります。
具体的には、筋肉や副交感神経への刺激です。
肩こりや首こりがほぐれ、ストレス発散になります。
≪デメリット≫
◎肌の炎症
過度なあかすりは、肌が赤くなる、かゆくなる、めくれるなどの炎症を引き起こします。
肌が弱い・乾燥しやすい方は、肌を傷つけないよう特に注意が必要です。
◎体臭が悪化する
あかすりは体臭に効果的ですが、やりすぎると皮脂の過剰分泌につながります。
体臭が改善するどころか、かえってひどくなってしまうのです。
オイリー肌の方は、ついゴシゴシと力を入れてしまいがちでしょう。
ですが、肌の状態を悪化させるかもしれないので気をつけてくださいね。
◎肌のバリア機能が低下する
垢を取りすぎると、肌が弱くなり荒れやすくなります。
敏感肌の場合は悪化するかもしれません。
適切な力加減や頻度で行ったり、しっかり保湿したりすることが大切です。
あかすりタオルの素材
あかすりタオルの主な素材は、次の通りです。
・合成繊維(ポリエステル、ナイロン、レーヨンなど)
・麻
・綿
・絹
合成繊維には、安い・泡立ちが良い・お手入れが簡単といった特長があります。
しかし、繊維が硬く肌への刺激が強いです。
合成繊維が嫌なら、麻、綿、絹などの天然素材が良いでしょう。
繊維が硬めなのが麻、やわらかいのが綿と絹になります。
敏感肌の方は、泡立ちは少し悪いですが綿や絹がおすすめです。
よりやわらかさにこだわりたいなら、絹を選んでください。
値段が少し高い分、肌触りがとても良いです。
天然素材のタオルは、日本製の方が多く見つかります。
あかすりタオルの使用頻度・方法
ここでは、あかすりタオルの適切な使用頻度と方法を見ていきましょう。
◎頻度
あかすりタオルは、毎日使ってはいけません。
多くても2週間に1回、敏感肌の方は1ヶ月に1回にしましょう。
◎使用方法
・湯船につかる
あかすりの前に、湯船につかって肌をふやけさせます。
ぬるめのお湯に15分から20分程度入りましょう。
注意点は、つかる前に石鹸やボディソープで体を洗わないことです。
汚れを落としたあとにあかすりを行うと、肌へのダメージが大きくなります。
抵抗があるかもしれませんが、シャワーで流す程度にしてくださいね。
日焼け止めなどを塗っている場合は、少し長めに流してもいいかもしれません。
・垢を落とす
あかすりタオルを使って垢を落としていきます。
ふやけた状態なので、優しくこするだけで大丈夫です。
かかとなど、硬くなりやすいところも忘れずにこすりましょう。
・保湿する
洗い流したあとの肌はデリケートです。
かゆくなったり荒れたりしないように、しっかり保湿してください。
・タオルを清潔にする
使用後のタオルは、きちんと洗ってしっかり乾燥させます。
菌が増えると肌荒れを起こすことになるので、面倒がらずに行いましょうね。
さいごに
あかすりタオルにはデメリットもあります。
でも、素材や使い方がわかっていれば問題ありません。
自分に合ったタオルを見つけて、健康的な肌を目指しましょう。
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