あなたは普段、どこに車を停めていますか?
屋根のない駐車場や、自宅の庭に停めている、という人も多いのではないでしょうか?
黄砂が吹いたり、花粉が飛んできたりすると、車のボディが汚れてしまうこともありますよね。
特に台風のあとは汚れだけでなく、風で飛んできたゴミなどもついたりして大変です。
ですが車は台風のあと、もっと気をつけなくてはならないことがあります。
それは「塩害」です。
目次
台風のあと放っておくと怖い「塩害」ってなに?
そもそも、「塩害」って何か知っていますか?
台風のとき、強い風が吹いて、海水のしぶきが陸地にも飛んできます。
その海水の中の塩分がかかることで、陸地の農作物が枯れてしまったり、金属類が腐食し、錆びることがあるのです。
これを「塩害」といいます。
沖縄など、海に囲まれた地域が影響を受けやすいのはもちろんですが、塩害は、海に近い地域にだけ発生するというわけではありません。
風に乗って塩分が飛んでくるわけですから、内陸部でも被害は発生します。
ですので、たとえ車を停めているところが海の近くではなくても、外に車を野ざらしで停めている場合は、注意が必要なのです。
台風のあと、車を洗わないでいるとどうなるの?
車は、主に鉄などの金属でできています。
そのため、もし台風が通過したあとに車に塩分がついていると、錆びてしまう可能性があるのです。
台風のあと、普段は見かけない白っぽい汚れが、車のボディやガラスについていませんか?
それは結晶化した塩分かもしれません。
車の錆びの原因になるのはもちろんですが、結晶化しているため、塩分も粒上になっています。
ですので、そのままにしておくとボディにキズがつく原因にもなります。
愛車を守るためにも、早めの洗車を心がけましょう!
怖~い塩害をブロック!具体的なポイントを押さえて車を洗おう!
「塩分を落とすには、特別なことをしなくてはいけないの?」
そう思う人も多いと思います。
でも、実はいつもの洗い方でも大丈夫なことは多いのです。
洗車するときは、できればお湯で車体を洗うのが理想ですが、たくさんお湯を用意するのは大変ですよね。
塩分は洗い流して落とせればいいので、水洗いでも十分。
水をかけて、車体を丁寧に洗い、塩分をしっかりと落としましょう。
特にタイヤのホイールやブレーキ部分は、車を運転するうえで重要なパーツなので、水をたっぷりかけて、入念に塩分を洗い流してください。
細かい部品の細いすき間には水流を細くすると、洗いやすいですよ。
自分で洗車をするのが面倒な場合は、ガソリンスタンドの洗車機や、コイン洗車場を使ってもいいでしょう。
費用も500円~1000円程度で洗車できるところが多いので、手っ取り早く済ませたい人にはオススメです。
見落としがちな車の下部こそ、特にしっかりと塩分を落として!
車体の下の部分を洗うときは、特に念入りに洗うようにしましょう。
車体下部は、金属がむき出しになっていることが多く、自分でも気づいていないうちに小石などを巻き上げたりして、小さなキズがついている、なんてこともあったりします。
そこから塩分が入り込むと車体が錆び、腐食が進むと錆びた部分が剥がれたりして、細かな部品が取れてしまうことも。
そうなると、タイヤなど、重要なパーツまでもが外れてしまい、故障したり、最悪事故の原因にも…!!
ですので、しっかりと塩分を落としておく必要があるのです。
水流は強めにして、念入りに洗っておきましょう。
そのとき、高圧洗浄機を使うのがオススメ。
車体の下部分は、ジャッキアップして洗うのが一番良いのですが、力が弱い女性や高齢の方には、なかなか難しいかも知れません。
その点、高圧洗浄機なら、ノズルを曲げたりアタッチメントをつけたりすれば、手の届かないところもラクに洗えます。
もし自宅に高圧洗浄機がなくても、コイン洗車場などで借りることができるので、車体の下はきっちりと洗っておきましょう。
台風がくる前に、自分でできる塩害対策はないの?
屋根のない、野ざらしのところにしか駐車場所がない場合は、車用のシートカバーをかぶせておくと、ある程度は飛んでくる塩分も防ぐことができるでしょう。
しかし、それでも車体下部はカバーしきれませんし、風が吹いてカバーの隙間から塩分が入り込むこともありますから、やはり早めに洗車をすることをおすすめします。
もっとしっかりと塩害を予防したいなら、業者にコーティングなどの防錆対策を依頼するのもひとつの手段です。
まとめ
いかがでしたか?
台風のあとの塩害は、放っておくと大変なことになりかねません。
車は修理に出したり、最悪買い替える、なんてことになったりすると、ものすごくお金がかかってしまいます。
台風のあとは、いつもよりちょっとだけ気を使って、しっかりと愛車をケアすることで、サビや故障を防ぐことができます。
洗車することを手間と思わず、しっかりと車の塩分を落として、楽しいカーライフを送りましょう♪
コメント