建前しか言わない人はどうして本音を言わない?目的は何なのか?

建前しか言わない人はどうして本音を言わない?目的は何なのか? 人付き合い・人間心理

知り合いの中には、いつでも建前で話しているよねと感じる人がいますよね。

遊びに行こうと言っても全く実現しなかったり、仲良くしたいといいながら一向に話しかけてこないなど、様々な状況で建前は存在します。

建前ばかりいう人は、なぜ本音を全く言わないのでしょうか。目的は何でしょうか。

 

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建前と本音

建前は、自分の本心ではなく表向きの方針とされています。

例えば、本心は違うと思っていても、対外的な要素からこう言った方がいいと考えられることが建前になります。

本音は、本心ともいい心の中で思ったままのことになります。

どのような状況でも、対外的なことは関係なく心の中で思ったことが本音です。

対外的な要素を考えて言うことが建前なので、人によっては「嘘」ととらえる人もいます。

建前を言ってしまうと、嘘をついたような気持になり罪悪感を感じる人もいるかもしれません。

しかし、「嘘」と「建前」は気持ちの方向性が違います。建前は、その場を和ませたり、相手を傷つけないために言うことが多く、ほとんどの場合、相手を思いやって言うことが多いです。

しかし、嘘は主に自分のためにつきます。相手のためか、自分のためかという目的が「嘘」と「建前」は違うのです。

建前は人間関係を円滑に進めるために大切な行動とも言えます。

 

 

本音を言わない人の目的は?

本音を話さない人は、何を考えているのかわからない、腹黒い、卑怯などとネガティブな感情を持つ人も多いです。

本音を言わない人は、どうして本音を言いたくないのでしょうか。
その目的には次のようなものがあります。

 

本音を言うと弱みを握られたと感じる

本音を言うと弱みを握られたと考える人もいるようです。

確かに、本音を言ってしまうと「あの時、ああ言ったよね。」と言われてしまうと、反論しにくくなってしまいます。

心の中を見透かされたと思うかもしれません。本音を言うことによって生じるデメリットもまた存在します。

本音を言ってしまったがために相手を怒らせ目を付けられ、その後の生活がしにくくなるということもあるかもしれません。

自分ではそんなつもりはなくても、相手を傷つけたり怒らせてしまうかもしれません。

本音を言うということは、そのようなリスクもあるということです。
そのため本音を言わない人は、弱みを握られたくないために本音を言わないのです。

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相手を一定の距離間を保ちたい

本音を言うと、相手との距離感はぐっと縮みます。
本当に仲良くなりたいと思った人に対しては、本音を言ってもっと仲良くなりたいと思います。

もしも、適度な距離間が欲しいと思っている場合は、本音は言わないようにするでしょう。

それほど仲良くなりたくない人にうっかり本音を言ってしまって親近感をもたれてしまい、一人でいたい時に話しかけられたり、頼りにされたりということになりたくないと考えるために、本音は決して言わないようにします。

適度な距離感をもって付き合いたいと思っている場所では、なるべく本心は語らずに寡黙でいるという場合もあります。

寡黙でいると、話しかけにくいと感じられ、面倒に巻き込まれるというリスクもなくなります。
そのため、一定の距離感を保ちたいと考えている場合は、本音は言いません。

 

本音を言っても仕方がない状況

本音を言ってもどうしようもない状況であるということもあります。

決して覆らない決定などに対して、悔しいと思っても覆るわけではありません。
そのような時に、悔しいと本音を言っても仕方がないと考える人もいます。

人はある程度言葉にすることでストレス解消をしますが、愚痴を言ったところで決定が覆りません。

そのため本音を言わない人は、本音を言うことはただ疲れるだけの無駄なことだと考えるために本音は言いません。

 

トラブルになりたくない

本音を言うためにトラブルになることを避けたいために本音を言わないという人もいます。

例えば、太っている人に「太っていますね。」と言えば、相手は傷つき怒り、けんかになるかもしれません。
そのような事態を避けるためにも、本音は言わずに心の中だけにとどめるという人もいます。

いつも本音で話す人は、トラブルや口論はつきものです。

トラブルや口論は、とても精神的に辛いことです。

そうならないために、本音は言いたくないという人もいます。

 

まとめ

建前は、ある程度人間関係を円滑に進めるために必要な行動でもあります。

そのため、本音を言わない人は、空気が読める人というとらえ方もできますね。

本音を言わない人は、弱みを握られたくないとか、トラブルを避けたい、距離感を保ちたいなど様々な目的があるようです。

人によって感じ方は様々なので、全ての人が常に本音を言わないといけないということはありません。

本音を言わない人は言わないのではなく、言えないという可能性もあります。
そのため本音を言わない人に対して、無理に本音を聞きだそうとすることはやめましょう。

人間関係をある程度円滑に進めるためにも、少しの建前は必要と言えるのではないでしょうか。

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