保育園や幼稚園で子供たちに大人気のペープサート。
普通に絵本を読むのもいいけれど、
ペープサートでは登場人物がかわいらしく動く姿に、
子供たちはいつも以上に物語にくぎづけです。
ペープサートを作ってみたいけれど、どんなお話を選んだらいいの?
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで、保育園や幼稚園で大人気の
ペープサートにおススメの絵本を5冊紹介したいと思います。
ペープサートに向いている絵本の選び方
まず、ペープサートに向いている絵本の特徴は
- 登場人物が少ない
- お話がわかりやすい
- 登場人物の表情や動きが大きい
登場人物が多いと、ペープサート作りが大変になります。
お話も、複雑なものよりもシンプルでわかりやすい方が
子供には伝わりやすくなります。
登場人物の表情や動きが大きい方が、子供は感情移入がしやすく、
お話が入っていきやすくなります。
以上をふまえて、絵本を紹介していきたいと思います。
●はらぺこあおむし
登場人物は、あおむしだけです。
お話も小さい子供にもわかりやすい内容です。
あおむしが食べる食べ物をどんどん登場させて、
食べていく様子をうまく表現することがポイントです。
食べ物がたくさん出てくると、子供たちも
「まだ食べるのー?」と大盛り上がりです。
さいごに、あおむしが大きなチョウになるところもわかりやすくていいですね。
●だるまさんが
このお話も登場人物は、だるまさんだけ。
だるまさんを動かしながら
「だ・る・ま・さ・ん・が・・・」とリズムをつけて話します。
「ぷしゅー」とだるまさんがつぶれると
子供たちは大喜び!話し方に決まりはないので子供たちの反応にあわせて
「だ・る・ま・さ・ん・が・・・」のリズムを変えてみたり、
「ぷしゅー」や「ぷ」のオチをじらしてみたり、くりかえしてみたり。
いろんな話し方で工夫してみてくださいね。
●ぐりとぐら
のねずみのぐりとぐら。
二人が大好きなのはおりょうりすることたべること。
森で見つけた大きなたまごで大きなかすてらを作るお話です。
ぐりとぐらを「ぐり、ぐら、ぐり、ぐら~」と歌いながら、
リズミカルに歩かせるととてもかわいらしいです。
大きなかすてらができあがると、子供たちも盛り上がりますよ。
さいごにたまごの殻で作った車に
ぐりとぐらが乗るところも子供たちは大好きですね。
わかりやすいお話で動きも大きいのでペープサートが作りやすいです。
●どうぞのいす
うさぎさんが作った「どうぞのいす」にいろんな動物がやってきて、
食べ物を置いていく。
やさしさがつながっていく絵本です。
いすと動物、食べ物と出てくるものも少なく、
物語も子供にわかりやすい内容です。
「どうぞのいす」に動物が順番にすわりに来るので、
声色を変えたり口調を変えたりして、
動物によって変化をつけるのもおススメですよ。
●三匹のこぶた
言わずと知れた「三匹のこぶた」です。
登場人物も三匹のこぶたとオオカミだけ。
物語もとても分かりやすいです。
喜んだこぶたとがっかりしたこぶたの顔を裏表につくり、
おうちが完成した時は喜んだ顔、
おおかみに壊されてしまった時はがっかりした顔という風に演じ分けると、
子供たちにもうけますよ。
おおかみが出てくるところはこわーい声で、
緊張感たっぷりに演じると、子供たちもぐっと物語に引き込まれていきます。
まとめ
はじめてのペープサート作りでは、
どんな絵本を選んでいいのかわかりにくいものですね。
絵を書くのが苦手な方は、うすい白い紙を絵本にあて、
絵をなぞり書きをすることをおすすめします。
なぞり書きをしたうすい紙を厚紙に貼れば、ペープサートのできあがりです。
今回紹介した絵本は、絵も単純で書きやすいので
はじめてペープサートを作るという方にも作りやすいと思います。
最初は、ちゃんと聞いてくれるかなと不安に感じるかもしれませんが、
いろんな声を演じたり、ペープサートの動きを工夫すれば、
子供たちが喜ぶことは間違いなしです。
ぜひ、作ってみてくださいね。
コメント