髪がパサパサ、ごわごわ…。
傷んだ髪は気持ちまでブルーにしてしまいます。
この傷んだ髪を綺麗にする戻すにはどうしたらいいのでしょうか?
そもそも髪はどうして傷んでしまうのでしょうか?
今回はこちらについてまとめてみました!
目次
「傷んだ髪」とはどんな状態?
ケアの方法を学ぶ前に「傷んだ髪」というのがどんな状態を指すのか、また「どうして髪は傷むのか」ということを知っておくことが大切です。
毛髪は三層からなっていて、一番表側の層を「キューティクル」と呼びます。
髪が健康な状態だとキューティクルが髪の内部のたんぱく質や水分を覆い、しっかりと守ってくれています。
このキューティクルが何らかの原因で傷ついたり剥がれたりすると、髪内部のたんぱく質や水分が流れ出ていきます。
そうなると髪が乾燥したり、髪のツヤがなくなったりして、見た目も悪くなってしまいます。
また、毛髪は「死んだ細胞」でもあります。
「死んだ」というとびっくりしてしまうかも知れませんが、爪や歯なども「死んだ細胞」の仲間です。
逆に「生きている細胞」というのもあって、皮膚や筋肉、骨などが挙げられます。
この「死んだ細胞」「生きている細胞」、何が違うのかというと、「傷ついたときに自ら修復できる力があるかどうか」の差。
例えば、皮膚は傷ついてもそのうち治っていきますが、爪は傷ついたらやすりをかけたりしないと綺麗に元に戻りませんよね。
それと同じで、髪の毛はダメージを受けても勝手に良くなってはくれません。
ですので、私たちが丁寧にケアをして、守ってあげなくてはならないのです。
髪が傷む原因を知っておこう
どうして髪が傷むのかを知っておくと、日頃から気をつけることも可能になります。
どんなものがあるのか見ていきましょう。
-
シャンプー
日頃から行うシャンプーも、洗い方が悪いと髪が傷む原因になってしまいます。
実はキューティクルには「濡れると開く」という性質があるのです。
ですので、シャンプーは常にキューティクルが開いた状態で行っていることになります。
このときに力を入れてゴシゴシ擦りながら洗うと、髪の毛が傷ついてしまうのです。
-
髪を乾かさない
シャンプーした後にドライヤーをかけず、髪を自然乾燥させていませんか?
髪が濡れたままではキューティクルも開きっぱなしの状態なので、内部のたんぱく質や水分がさらに出ていってしまいます。
また、髪が濡れたままだと雑菌が増殖する原因となり、生乾きのような嫌なニオイが発生することも。
-
ドライヤーなどの熱
キューティクルは熱にも弱いです。
ですが、自然乾燥させているときに起こる摩擦などのダメージよりは、ドライヤーの熱のダメージの方がまだ軽いので、シャンプー後はドライヤーで髪をしっかり乾かすようにしましょう。
-
カラーリングやブリーチ
カラーリングやブリーチをするときの薬剤には、キューティクルを剥がす成分が含まれています。
髪に色をつけたり脱色したりするには、キューティクルの内部の層を染めたりする必要があるからなんですね。
キューティクルが剥がれた状態で施術を行うため、当然髪も傷んでしまうのです。
傷んだ髪はどうすればいいの?ケア方法
キューティクルが剥がれて内部のたんぱく質や水分が流れ出ると髪が傷んでしまう、ということはお分かり頂けたと思います。
ではどうしたら傷んだ髪を綺麗に戻せるのか?
答えは簡単、流れ出てしまったたんぱく質や水分を補ってあげれば良いのです。
日頃のシャンプーを見直してみよう
濡れた状態だとキューティクルは開いてしまいますから、シャンプーしているときは髪の内部のたんぱく質や水分が、勝手に流れ出てしまっています。
ですので、髪に優しい成分が入ったシャンプーを選んだり、トリートメントなどでたんぱく質や水分を補ってあげると良いですよ。
シャンプーするときは事前にブラッシングをしておくと、髪についた塵やほこりが浮いてくるので、汚れが落ちやすくなります。
キューティクルが開くのは気になるところですが、髪をしっかり濡らしておかないとシャンプーが十分に泡立たず、摩擦が起きて髪にダメージを与えてしまうので、シャンプー時は髪をきちんと濡らしましょう。
手で泡立てたシャンプーを、指の腹を使って頭の下から上へ揉み込むようにして洗っていきます。
このとき爪を立ててガシガシ洗うと頭皮が傷ついてしまうので気をつけてくださいね。
洗い終わったらシャンプーが残らないように、しっかりとすすぎを行います。
リンスやトリートメントは液をつける前にタオルで水気を取っておくと、成分が髪に浸透しやすくなるのでオススメ。
終わったらこちらもしっかりとすすいでおきましょう。
時間があったら「シャワーキャップ」を試してみて!
シャワー時に少し時間があるようなら、トリートメントのときにシャワーキャップを使ってみることをおすすめします。
リンスやトリートメントをつけた後に、髪の毛を優しくまとめてシャワーキャップを被ります。
濡れた髪から出る蒸気がシャワーキャップの内側にこもることでスチームの効果を果たし、リンスやトリートメントの成分が髪の内部にまで浸透します。
5分程度置いたら後は同じようにしっかりとすすいでおけばOKです。
終わったらドライヤーできちんと乾かそう!
キューティクルは熱にも弱いですから、ドライヤーをかけるときも気をつけたい点がいくつかあります。
まず、髪の近くで高温の風を一点に集中してあててはいけません。
ドライヤーは髪の毛から10~20㎝程度離し、風を髪全体に散らすようにしてあてるようにしましょう。
また、ドライヤーの前にある程度タオルドライしておくと、ドライヤーの時間を短縮できるのでオススメ。
ただそのときにガシガシと擦るようにしてしまうと髪が傷む原因になりますので、タオルで髪をはさみ込み、ぽんぽんと軽く叩くようにして水気を取るようにしましょう。
個人的にオススメなケア方法
ここで私が個人的に行っているケアの方法を2つほどご紹介したいと思います。
1つめは育毛剤
私は薄毛なわけではないのですが、美容師さんにオススメされて、毎日朝と夜に育毛剤をつけてから頭皮をマッサージしています。
これにより抜け毛が減ったのは勿論なのですが、髪の毛にコシやツヤが出てくるようになりました。
使っている育毛剤はドラッグストアで購入できるプチプラのもの。
育毛剤は効果が出始めるまで少し日にちがかかりますし、毎日続けないと意味がないので、安いものでも全然OKです。
ただ育毛剤には男性用と女性用がありますから、必ず自分の性別のものを選ぶようにしてくださいね。
そして2つめが椿油
ドライヤーの前にほんの数滴髪につけてから乾かすと、オイルが髪をコーティングしてくれるので、熱ダメージから髪を守ってくれます。
洗い流さないトリートメントやオイルパックとしても使え、髪にうるおいを与えてくれてツヤも出ます。
1回に使う量は数滴なのでコスパも良く、髪だけじゃなく肌にも使えて便利。
ただ一度に多量を使うとべたついたり重くなったりするので、注意してくださいね。
おわりに
特別なことをしなくてもいつものケアを少し気をつけて行えば、髪ダメージを防ぐことができます。
髪の毛は自力でダメージ補修をすることができません。
出て行ってしまった栄養分はトリートメントなどできちんと補ってあげましょう。
できるだけ丁寧に扱ってあげることが美髪を手に入れる近道ですよ!
コメント