ロードレース界の夏の風物詩となっている鈴鹿8時間耐久ロードレースです。
もともとバイクが好きで鈴鹿も大好きという人にはおなじみのものですが、全くバイクに関心もなければ知識もないという女性たちも多いですよね。
そんなところに、彼氏に誘われちゃった!ってことになると、あら、どうしましょって感じですよね。
知識のないところに、いきなり行って楽しめるものなのか?
すこしは何かを知って行かなければならないのではないか?
そんなふうに戸惑っている方に、初心者でも楽しめる鈴鹿8耐について情報をお届けしましょう。
目次
鈴鹿8耐ってどんなイベント?
鈴鹿8時間耐久ロードレースを略して鈴鹿8耐と呼びます。
そもそも、このロードレースってどんなものなのでしょう?
文字通り、8時間の耐久レースなんです。
鈴鹿サーキッドで、8時間ぶっ続けで、バイクで走って競うレースなのです。
暑さの中を、お昼ごろにスタートを切り、8時間後はもう夜になります。
その時間、チーム対抗でいかに多く周るかを競うレースです。
バイクは良く知らないという人でも、ホンダ、カワサキ、スズキなんていうメーカーの名前は聞いたことあると思います。
そういうメーカーのバイクがお目見えします。
1チーム2人で、競いますが、病気やケガなどに備えて、3人まで登録することができます。
実質2人で8時間を走りぬくことは、暑い夏だけに気力体力、そして時の運もまた必要なレースとなるわけです。
見ている人たちも息をのむシーンがあることでしょう。
1980年から1990年代頭に盛り上がったこの鈴鹿8耐は最高で16万人の観客を動員したんです。
そのくらいの人気を集めているレースなのですよ。
今でもその人気は変わりません。
鈴鹿8耐ファンはもちろんのこと、初めての人でも十分に楽しめる夏のイベントです。
鈴鹿8耐の基本ルール
1チーム2人ということは先にお話しした通りです。
もしものために3人まで登録はできます。
このレースの途中に、ピットインもするのですが、このピットインは7回が基本とされています。
ピットインとは、ピットに入って、給油したり、タイヤを交換したりすることです。
走り続けるものですから、バイクの手入れも欠かせませんね。
しかし、このピットインは時間のロスにもつながりますので、多くするのが良いというわけではありません。
それで基本7回という目安があり、一人で周る回数をスティントといいますが、一人8スティントというのが一般的です。
じゃあ、バイクが故障したらどうする?
Tカーと呼ばれるスペアマシンがあります。
しかし、故障のないように、念入りにチェックすることは言うまでもありません。
雨の日にはレインタイヤと呼ばれる雨の日用のタイヤをつけますが、この本数に制限はありません。
安全第一ですね。
鈴鹿8耐が初心者でも楽しめる見どころは?
この鈴鹿8耐は純粋にレースだけを見るわけではないのです。
バイクのことがよくわからない人や、レースが初めての人でも楽しめるイベントが満載なので、お祭りやイベントに行く感覚で行ってみても良いと思います。
では、どんな見どころがあるか紹介していきましょう。
〇開場カウントダウン
始まる前からもうお祭り騒ぎです。
ゲートオープンの前にカウントダウンがあり、その雰囲気の中にいるだけでも勝手に盛り上がれそうです。
〇ピットウォーク
これは普段入れないピットロードが開放され、各チームのピット前まで行くことができます。
ピットではバイクのメンテナンスをしていたり、またその時間イベントをしてくれるところもあります。
バイクと写真がとれたり、ライダーたちにも会えたり、ファンたちにはたまらないピットウォークですね。
〇トップ10トライアル
決勝レースの前には、やはり予選レースがあるのですが、予選でトップ10に残ったチームたちが参加する「トップ10トライアル」です。
1台ずつ1周してタイムを競い、スタートグリッド順をきめるものです。
〇前夜祭
決勝リーグの前日には前夜祭が行われます。
ゲスト、そしてライダーのトークショーが行われたり、人気のマシンがデモランを見せてくれたり、この前夜祭が盛り上がるんです。
〇ナイトピットウォーク
前夜祭の後に行われるのがコレ。
昼間のピットウォークも良いのですが、夜に行われるこのナイトピットウォークでは各チームでいろんなイベントがあったり、レースクィーンたちも登場したり、練習しているチームを間近に見られたりと、見どころはたくさんです。
〇決勝スタート
決勝レースのスタートはまた全員で行うカウントダウンが恒例です。
これで決勝レースに対する緊張感がさらに高まりますね。
〇フィナーレ
スタートしたら8時間後に終了です。
どのチームが勝つのか、ハラハラドキドキする瞬間かもしれません。
また、勝っても負けても走り切ったライダーたちに大きな拍手が送られる瞬間でもありますね。
そしてこの鈴鹿8耐の最後は花火で締めくくられます。
レースだけじゃない!初心者でも楽しめるイベント
8時間の耐久レースを見るというのは、走ってるよりも大変なことかもしれません。
いくら好きでもそこまで長い時間じっと見ていられるか?というと、そうでもない人のほうが多いでしょう。
鈴鹿8耐では、レースの他にも楽しめるスポットを用意しています。
グランド裏には「GPスクエア」というメーカーのPRブースがあり、気になっていたバイクにまたがってみたりもできますし、展示されているいろんなバイクに出会うことができます。
また、交通教育センターエリアでは「BASE8耐」と称して試乗会、用品ブース、びしょぬれFMXパフォーマンス、音楽ライブなども催されており、レースだけではなく盛り上がれるイベントはたくさんありますよ。
また遊園地内にはプールもあり、夏の暑さを忘れたいときにはプールでひと泳ぎということもできます。
そのプールサイドにはモニターがあり、レースの映像を流してくれるので、プールで一休みしていてもレースの内容はリアルタイムで確認可能です。
まとめ
実は私も鈴鹿8耐なんて全く縁がなく、最初に鈴鹿8耐というワードを知った時は「なんだこれ?」と思ってましたが(笑)、調べていくうちに、一度遊びに行ってみてもいいんじゃない?と思えるようになりました。
楽しいお祭りという感じですよね。
もちろんバイクに関心があればもっといいですが、仲の良いお友達や恋人、または家族で遊びに行っても良いかと思います。
ホテルやおしゃれなレストランなどもありますし、キャンピング場などもあります。
夏の家族旅行は鈴鹿に!と計画を立ててる家族も多いのではないでしょうか。
ただ、この鈴鹿8耐は人気ですから、早めに予約が必要ですね。
初心者でも全く心配なく、楽しんでこられるイベントです。
心配せずに、「楽しもう」という気持ちだけをもって行ってみても良いと思いますよ。
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