ガムを飲み込むデメリットはある?消化の問題や人体に及ぼす影響

ガムを飲み込むデメリットはある?消化の問題や人体に及ぼす影響 料理・食べ物

ガムをずっと噛み続けていると、つい飲み込んでしまうということもありますよね。

 

ガムは、飲み込んではいけないとよく言われるので、飲み込んでしまうと急に不安になってしまいます。

 

飲み込んだガムはどうなってしまうのでしょうか。まさか、胃の中にひっついたり詰まったりはしないのでしょうか。

 

そこで今回は、ガムを飲み込むことのデメリットや消化について、人体に及ぼす影響について調べてみました。

 

 

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ガムに含まれる成分

ガムは、ガムベースと着色料、香料、甘味料などからできています。

 

ガムベースとは、ガムを噛み終わったときに最後に残る固まりです。

 

このガムベースには、さまざまな人工的な成分が含まれています。

 

ガムベースに使われている成分は次のものがあります。

 

 

・酢酸ビニール樹脂

石油から作られているプラスチックの仲間です。

 

基本的に消化されることはありません。

 

仮に、分解されたとしても炭素と水素、酸素に分解されるだけなので人体に影響はありません。

 

ガムが開発されてから100年以上がたちますが、人体に影響があったという報告はありません。

 

ただ人体に蓄積する年数によって影響があるのかはまだ未確認です。

 

 

・エステルガム

石油からできている粘着剤、接着剤の原料でゴムの素材でもあります。

 

基本的に消化されることなく排出されます。

 

ガムの粘着を出すために使われ、厚生労働省に認可されている食品添加物です。

 

 

・ポリイソプチレン

粘着性が高く接着剤の材料として使われます。

 

ガムベースに弾力性を出すために使われていますが、安全性が確認されています。

 

 

・炭酸カルシウム

炭酸カルシウムは人体に悪影響はなく、むしろ骨を作るなどのメリットがあります。

 

ガムのカルシウムを強化したり、長時間噛んだ時にガムがだれることを防ぎます。

 

 

飲み込んだガムが人体に及ぼす影響は?

ガムベースには、さまざまな人工的な成分が使われています。

 

石油から作られていたり、接着剤の成分やプラスチックの成分であったりと、本当に人体に害がないのか不安になりますよね。

 

ガムはもともと、中南米や東南アジアにある樹木から取れる、クチルという成分からできていました。

 

しかしここ最近クチルはだんだん高価になり、安価でできる人工成分で作られているガムがほとんどです。

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表示義務もないため、天然成分か人口成分かを見分けることはできませんが、天然クチルを使っているガムは表示されていることが多いです。

 

このガムベースの成分は、ガムが作られてから100年以上たちますが、健康被害が報告されたことはありません。

 

しかし、長年蓄積したプラスチックが人体に影響があるのかについては、まだ確認されていません。

 

 

ガムは飲み込んだらどうなるの?

ガムは飲み込んでも消化されることはなく、排せつされます。

 

ガムベースの化学成分は、胃で消化されることはなく、腸で吸収されることもありません。

 

胃は、ガムを分解しようとしますが、消化することはできません。

 

排せつされる期間は人によって違います。

 

 

ガムを飲み込むとお腹が緩くなるの?

ガムは、飲み込んでも消化されることはありません。腸などで吸収されることもありません。

 

 

そのため、ガムを飲み込んだせいでお腹が緩くなるということはないようです。

 

ガムを食べてお腹が緩くなるのは、ガムを飲み込んだからではなく、ガムに含まれるキシリトールや人工甘味料の影響によるものが大きいようですね。

 

 

キシリトール入りのガムには、食べすぎるとお腹が緩くなりますという注意書きがありますので、食べすぎには注意してくださいね。

 

 

ガムを飲み込むデメリット

ガムを飲み込むデメリットは、まれに大きいかたまりを飲み込んでしまうと、食道や腸に詰まらせて窒息したり、腸閉そくを起こすことがあります。

 

しかし、100円玉くらいの大きさならほぼ問題はありません。

 

これが、500円玉くらいの大きさになってしまうと、食道や腸に詰まる危険性が高まります。

 

しかし、500円玉大のガムを飲み込むことは相当大変です。

 

たまたま、つい飲み込んでしまったという程度であれば、やがて体外に排せつされますので問題はありません。

 

胃や腸にひっついてしまうということもありません。

 

しかし、常に飲み込んでしまう癖のある人は要注意です。

 

固まったガムにひまわりの種などの消化しにくいものがくっついてしまい、便秘になったり腸閉そくを起こしてしまうという事例がまれにあるようです。

 

いつもガムを飲み込んでしまうという方は早めにやめておいた方がいいですね。

 

 

まとめ

ガムは、飲み込んでも吸収されることはなく、そのうち自然に排せつされます。

 

そのため、飲み込んでも問題が起きることはほとんどありません。

 

しかし、大きいかたまりを飲み込むとまれに窒息や腸閉そくを起こす可能性もあります。

 

飲み込んでもいいことは特にないので、ガムは吐き出すものと考えた方がいいですね。

 

ガムを飲み込んでおなかが緩くなるというのは、ガムを飲み込んだことが原因ではなく、ガムに含まれるキシリトールなどが原因のようです。食べすぎには注意しましょう。

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