甘くて美味しい飲み物・ココア。ほっと一息したいときにぴったりですよね。
ココアを作るとき、牛乳を入れた方が美味しくなるイメージがありますが、中には牛乳が苦手な人もいると思います。
お湯だけでもココアを美味しく作ることはできるでしょうか?
また、牛乳以外にもココアを美味しくできる代用品はないのでしょうか?
今回は、こちらについてまとめてみました。
ココアをお湯だけで美味しく作る方法
ココアを作るとき、カップにココアパウダーを入れて、そのままお湯や牛乳を注いでいませんか?
実はお湯や牛乳を注ぐ前に少し工夫すると、仕上がりが劇的に変わるんです!
それは、「ココアを練ること」。
カップにココアパウダーを入れたら、お湯をほんの少し加えて練ります。
お湯を入れるときは、最初は2、3滴くらいで大丈夫。
少しずつ加減してココアがペースト状になってきたら、さらに2~3分程かけてよく練ると、美味しさがアップしますよ。
どうして練る必要があるの?
ココアには脂肪分が含まれています。
この脂肪分がお湯や牛乳などの水分と混ざりにくいからです。
そのため、パウダーの状態のココアにお湯や牛乳を注いでも、分離してしまってうまく混ざらず、ダマができたり粉っぽくなってしまうのです。
最初にココアをよく練っておくと、ココアパウダーの脂肪分が乳化するので、水分と混ざりやすくなります。
ココアにも種類がある
市販のココアは大きく分けて2種類あります。
ひとつは「調整ココア」。
砂糖やミルクが最初から入っていて、お湯や牛乳に溶かすだけで美味しいココアができあがります。
もうひとつは「純ココア」。
砂糖やミルクを含まない、甘くないココアです。
お菓子作りの際に材料としてよく用いられるのもこちらになります。
ですので、純ココアにお湯だけを注いでも苦いだけなんですね。
お湯だけでココアを作りたいときは、調整ココアを選ぶと良いでしょう。
牛乳の代用品になるものはある?
お湯だけでも美味しいココアを作ることができる、ということは分かりましたが、それでも少し物足りないと感じる人もいるかもしれません。
そこで、牛乳の代用品になるものをご紹介します。
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コーヒーフレッシュ
コーヒーフレッシュを入れると、まろやかで濃厚なココアが味わえます。
コーヒーフレッシュを食品分類で分けると「植物性油脂食品」になります。
ミルクかと思いがちなコーヒーフレッシュですが、実は乳成分は入っていません。
植物性油脂と水を混ぜて、乳化剤、増粘多糖類、香料などを加えて加工したものが「コーヒーフレッシュ」です。
カロリーは1個(5ml)あたり13~15kcalくらい。
同量の牛乳のカロリーが3.5kcalなので、コーヒーフレッシュの方が高カロリーなんですね。
コーヒーフレッシュを使えばココアは美味しくなりますが、添加物も多くカロリーも高いので、1日に飲む量を考えて使うと良いでしょう。
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クリープ
森永乳業が販売しているクリーミングパウダー「クリープ」。
こちらをココアに入れると、コクが出てまろやかな味わいになります。
クリープは日本で唯一ミルク由来の成分のみを原料として製造されている粉末ミルクです。(2016年現在)
原材料は乳製品と乳糖のみが記載されています。
「乳糖」とは、牛乳に多く含まれる甘味成分のこと。
普通のミルクよりも濃厚な甘みを味わうことができるのです。
このように、クリープには添加物が使われていないため、体に害を及ぼすことはないでしょう。
ですが、濃厚な味わいになっている分、やはりカロリーは高め。
クリープはスプーン1杯(3g)で15kcal、対して牛乳は同じ量で2kcalなので、こちらも1日に使う量を考えながら使うと良いでしょう。
クリープ入りココアの作り方
―――材料(1杯分)―――
ミルクココア 大さじ2
お湯 120㏄
クリープ ティースプーン2杯
―――作り方―――
ココアを少量のお湯で練り、ペースト状になったらクリープをカップに入れます。
お湯を注ぎ、お好みで砂糖をプラスしてできあがりです♪
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豆乳
豆乳とココアはとても相性が良く、やさしい甘さのココアに仕上がります。
美味しいだけじゃなく、健康や美容にも良い成分がたくさん含まれているんですよ。
豆乳は高タンパク低カロリー、コレステロールを低下させる作用があり、健康飲料としても利用されています。
豆乳をココアに入れると美味しくなる上に、健康にも良く低カロリーなので、牛乳が苦手な人もチャレンジしやすいかと思います。
豆乳ココアの作り方
―――材料(1杯分)―――
ミルクココア 大さじ2
お湯 少量
豆乳 200㏄
カップにミルクココアのパウダーを入れて、少量のお湯でよく練ります。
ココアがペースト状になったら、豆乳を入れて、よく混ぜます。
レンジでお好みの熱さになるまで温めて、できあがりです♪
まとめ
いかがでしたか?
お湯だけでもひと工夫するだけで美味しいココアを作ることは可能です。
それだけでは物足りない場合は、豆乳や、牛乳の代用品を使ってみると良いでしょう。
いずれの場合も最初に少量のお湯で練ることを忘れないようにしましょう。
美味しいココアでほっとひと息ついて、体も心も温まりましょう♪
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