脂が乗って美味しいサンマの見分け方をご紹介

脂が乗って美味しいサンマの見分け方をご紹介 料理・食べ物

脂が乗って美味しいサンマの見分け方をご紹介

 

秋の味覚の代表格である「サンマ」。

せっかくだからサンマを買うときも、新鮮で脂が乗っているものを選びたいですよね。

そんなときに知っていると便利な「見分け方のコツ」をご紹介します!

「サンマに含まれる栄養」や「サンマの保存方法」についても一緒に載せているので、是非参考にしてみてくださいね!

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新鮮なサンマの見分け方を教えて!

 

・下あごの先端が黄色になっている

スーパーなどの売り場で最も見分けやすい方法として、「下あごの先端が黄色になっている」ということが挙げられます。

水揚げから3日前後で下あごの色は黄色から茶色に変化していきます。

下あごの先端は、「さんまの鮮度を表すバロメーター」だとお考え下さい。

 

また、美味しいサンマは下あごだけでなく尾も黄色く、ごくまれに全身黄色のサンマがとれることもあるのだとか!

これらは高級魚として高値で取引されていますよ。

ちなみに、サンマが黄色くなる理由はいまだに解明されていないそうです。

 

・丸々太っている

頭から背中にかけてふくらみがあるものは脂が乗っている証拠。

さんまを触って確かめることができる場合は「お腹が硬いもの」「尾を持ったときに、真っ直ぐ立つもの」を選んでみるのもオススメです。

サンマに限ったことではありませんが、魚は内臓から傷み始めます。

ですから、お腹が硬いものは新鮮であるということなんですね。

 

・目が透明なもの

魚は鮮度が落ちるにしたがって、黒目の周りが濁ってきます。

ですのでサンマも、目を見て黒目の周りが透明なものを選ぶようにしましょう。

 

その他にも「体の表面に光沢があるもの」「お尻が締まっていて肛門からワタが飛び出していないもの」なども、新鮮なサンマかどうかを見分けるポイントとして挙げられます。

 

また、サンマに傷や血がついていると「傷んでいるのかな」と思ってしまいがちですが、これは水揚げの際についたもので、鮮度とは関係ありません。

サンマの目が真っ白だったり、血が滲んでいるものも、水揚げ時に生じたものなので傷んでいるわけではないそうですよ。

安心して食べてくださいね。

 

 

サンマには豊富な栄養が含まれている!

 

サンマは北太平洋に広く生息している、ダツ目サンマ科の魚です。

秋のサンマは脂肪分が多くてとても美味しく、秋の味覚の代表的存在。

そんなサンマには栄養が豊富に含まれているんですよ。

 

・EPA、DHA

サンマには血液の流れを良くすると言われるEPA(エイコサペンタエン酸)が含まれており、脳梗塞や心筋梗塞などの病気を予防する効果があるとされています。

DHA(ドコサヘキサエン酸)も豊富に含まれており、体内の悪玉コレステロールを減らす作用、脳細胞を活発化させて頭の回転を良くする効果もあると言われています。

痴呆症やアルツハイマー型認知症などの予防に効果が期待できます。

またEPAやDHAは、内臓脂肪を減らす効果があり、血液の流れを良くして代謝を助けるので、ダイエットにも効果があるとされています。

 

・鉄分、カルシウム

サンマに含まれる鉄分は貧血予防に効果的です。

成長期に必要なカルシウムや、カルシウムの吸収を助けるビタミンDなどの栄養成分も多く含まれています。

 

・豊富なビタミン

サンマにはビタミンA、D、E、B群が豊富に含まれています。

ビタミンAは、皮膚や粘膜を正常に保ち、目の健康を維持する働きがあります。

ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きがあり、昨今増えている骨粗しょう症予防にも役立つと言われています。

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ビタミンEは血流を良くして老化の原因となる体内の酸化を防いでくれますし、ビタミンB類は脂質や糖質の代謝を促し、疲労回復に役立ちます。

 

 

サンマのカロリーはどのくらい?

 

脂が乗っているサンマはとても美味しいものですが、気になるカロリーはどのくらいなのでしょうか?

サンマを塩焼きにした場合、カロリーは100gあたり約248キロカロリー。

目安として、白米1.5杯分と同じくらいのカロリーです。

また、お刺身で食べる場合は100gあたり約310キロカロリーで、こちらは白米約2杯分くらいのカロリーですね。

魚としてはカロリーは高めですが、健康には良いとされています。

 

 

サンマの旬はいつ?

 

サンマは8月末頃に、北海道の東で最初の水揚げが始まります。

そして徐々に三陸沖まで水揚げが南下。

三陸沖の海は、親潮と黒潮がぶつかる「世界三大漁場」とされ、魚のエサが豊富にあります。

だからサンマに脂が乗るのです。

8月末から10月中旬までのサンマはサイズが大きく脂も乗っていて、新鮮なサンマでしか味わえないお刺身も楽しめる時期です。

水揚げが安定する時期には、サンマの価格は半額程度まで下がります。

旬が終わりに近づくと、同時に脂の乗りも少なくなってきます。

脂が減ったものは加工品に適しているので、干物などに使われています。

 

 

サンマの保存方法

 

鮮度の良いサンマを購入したら出来るだけ早めに食べたいところ。

ですが、すぐに料理することが出来なかったり、食べきれない場合もありますよね。

そんな時の保存方法をご紹介します!

簡単ですので是非参考にしてくださいね。

 

冷蔵で保存する場合(保存の目安:2~3日)

  1. 内臓が付いたままだと傷みやすいので、すぐに食べない場合は内臓を取り除いておきましょう。
  2. そのあとサンマを冷水で軽く洗います。
  3. キッチンペーパーでサンマについた水分を拭き取ります。

雑菌を取り除いた状態で保存したいので、ここでしっかりと水分を取っておきましょう。

  1. キッチンペーパーで水分を取ったら、サンマをラップまたはジップロックなどで包みます。

このとき、空気はしっかり抜きましょう。

保存中の乾燥を防ぐためです。

  1. 包んだサンマを冷蔵庫で保存します。

チルド室があればそちらに入れておきましょう。

チルド室は温度が低いため、生サンマの保存に適していますよ。

保存の目安は2~3日程度です。

 

冷凍で保存する場合(保存の目安:約30日)

  1. 冷蔵の場合と同じで内臓の処理をしておきましょう。

頭を切り落とし、そのあと冷水で軽く洗います。

洗うのは雑菌を取り除くためですが、流水の場合は軽く流す程度でもOKです。

  1. 流水で洗ったサンマの水分をキッチンペーパーで拭き取ります。

ここでも水分はしっかり取っておきましょう。

  1. キッチンペーパーで水分を取ったら、サンマをラップまたはジップロックなどで包みます。

保存中の乾燥を防ぐため、空気はしっかり抜きましょう。

  1. 包んだサンマを冷凍庫で保存しましょう。

冷凍庫では通常約30日ほど保存できます。

 

解凍する場合は、料理をする数時間前に冷蔵庫に移して自然解凍させておきましょう。

急ぎの場合は流水解凍や、電子レンジを使ってもOKです。

解凍したものは生食ではなく、必ず加熱して食べるようにしましょうね。

 

 

まとめ

 

美味しいサンマを見分けるポイントは「下あごの先端が黄色」「丸々太っている」などでしたね。

傷が入っていたり血が滲んでいても、水揚げのときについたものですので、安心してください。

サンマは美味しいうえに栄養価が高く、とても体にいい魚です。

すぐに料理できなかったり食べきれない場合は、保存期間が2~3日で良ければ冷蔵庫に、冷凍保存すれば約30日持ちますよ。

新鮮なサンマを見つけたら是非買ってみて、秋の味覚を堪能してくださいね!

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