冷蔵庫から泡の音がするのはなぜ?もしかして故障なの?

冷蔵庫から泡の音がするのはなぜ?もしかして故障なの? ライフハック

 

毎日使う冷蔵庫。

特に夏はたくさんの物を冷やすので、この時期の故障は勘弁してほしいですよね。

 

 

そんな中、「コポコポ…」「ボコボコ…」といった、冷蔵庫から聞こえる泡のような音、気になりませんか?

 

 

「機械のモーター音とも違うし、何の音?もしかしてどこか壊れてる?」なんて、気になる人もいるのではないでしょうか?

 

 

そこで今回は、冷蔵庫からする泡のような音について、また、その音が発生するメカニズムについてまとめてみました!

 

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冷蔵庫から泡のような音がする…これって故障?修理は必要?

 

結論から言いましょう!

それは故障ではありません!!

 

 

詳しいことはあとから説明していきますが、泡のような音がするのは、冷蔵庫が正常に作動している証拠です。

 

 

ですので、当然修理も必要ありません。

まずは安心してくださいね♪

 

 

どうして泡のような音がするの?

 

「コポコポ…」「ボコボコ…」

これらの音が冷蔵庫からする場合は、冷蔵庫の中で「冷媒」が「液体」になり、それが排水ホースに流れているときの音であることが多いです。

 

 

…と、ひと言で説明しても、「冷媒ってなに?」「どうして冷蔵庫の中に液体が流れてるの?」と、はてなマークばかりが浮かぶ人も多いと思います。

 

 

実際私も機械に疎く、文系出身なので、最初にこの話を聞いたときは、ただただ首をかしげるばかりでした(笑)

 

 

そこで、冷蔵庫と冷媒の関係について、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

 

知って納得!冷蔵庫のメカニズム

 

夏に熱くなった道路などに打ち水をすると涼しく感じますよね?

 

 

実は冷蔵庫はあれと同じ仕組みで、熱いところに冷たい水を差すことで生まれる気体を利用して、庫内を冷やしているのです。

 

 

冷蔵庫を冷やすには「冷媒」という、「冷蔵庫の中を冷やすために使われるガス」が必要になってきます。

 

 

これは冷蔵庫の側にある管に入っているのですが、そのガスを冷蔵庫の下の方にある「コンプレッサー」という圧縮機で一度圧縮します。

 

 

すると、そのガスが圧力や温度の高い気体に変化します。

 

 

その気体を冷蔵庫の外に逃がして、一度液体にします。

 

 

そして、その液体を冷蔵庫の中にある「冷却器」に通し、今度は液体の圧力を下げます。

 

 

すると液体は気体に戻るのですが、液体から気体に戻るとき、周囲から熱を奪っていくのです。

 

 

これが、冷蔵庫が冷える仕組み。

 

 

その冷たくなった気体を庫内のファンで冷蔵庫内に行き渡らせることで、冷蔵庫の中には冷気が保たれるのです。

 

 

この一連の流れの途中で液体が生まれるわけですが、これが冷蔵庫内の「ドレンホース」という排水管を通るときに、「コポコポ…」「ボコボコ…」という、例の泡のような音がするのです。

 

 

ですので、泡のような音は、冷蔵庫が正常に庫内を冷やしてくれている証拠!

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故障ではありませんので、安心してくださいね♪

 

 

他にも聞こえる、気になる冷蔵庫の音

 

冷蔵庫から聞こえる音は、泡のような音だけではありません。

 

 

他にもなにか音がして、気になることってありませんか?

 

 

そこで、冷蔵庫から聞こえる気になるその他の音についてもまとめてみました!

 

 

「ピシッ」「コトッ」など、きしむような音

 

冷蔵庫の開け閉めなどで、冷蔵庫内の温度や気圧が変化するとき、内部のプラスチック製の部品が収縮します。

 

 

その際にこのような、ものがきしむような音がするのです。

 

 

夜中に家に一人でいると、「ピシッ」とか「バシッ」とかいう音が聞こたこと、ありませんか?

 

 

あれは日中と夜間で温度に差が出ることにより、家の木材などが伸び縮みして、きしんでいる音なんです。

それと全く一緒の現象なので、故障ではありません。

 

 

「ウィーン」というモーターのような音

 

これは、コンプレッサーが作動する時に起きる音です。

 

 

先程も出てきた、冷媒を圧縮してくれるコンプレッサー。

実はずっと運転しているわけではありません。

 

 

庫内が冷えすぎないように、自動で運転を止めたり、開始したりしています。

 

 

特に夏場や、ドアの開け閉めをたくさんするときは、冷蔵庫内の温度を保つために、コンプレッサーはたくさん動きますから、音が大きくなる傾向があります。

よって、これも故障ではありません。

 

 

このコンプレッサーの音は床や壁などに反響して、余計に大きく聞こえる場合があります。

 

 

もし、音が気になるようでしたら、制振材を買ってきて、冷蔵庫の底面(四隅)につけておくと、制振材の材質が音を吸収してくれるので、音も小さく感じるはずです。

一度試してみると良いでしょう。

 

 

気をつけてほしいこと

 

さて、これらの音が故障ではないということが分かりました。

 

 

一安心したところで、気をつけてほしいことがあります。

それは、「冷蔵庫のドアを開けっぱなしにしない」ということ。

 

 

冷蔵庫は普段ドアが閉まっていますので、密閉空間ということになります。

 

 

冷蔵庫内で冷たい空気が保たれているのも、そのおかげです。

 

 

ですが、ドアを開けると、冷気の逃げ場所ができてしまうので、庫内の温度も次第に上がっていきます。

 

 

そうすると冷蔵庫はもっと冷たい空気を作って庫内の温度を保とうと、必要以上に頑張りすぎてしまうのです。

 

 

そうなると当然、冷蔵庫内のあらゆる部品に負荷がかかります。

 

 

冷蔵庫のドアを開けっぱなしにすると、この部品への負荷がずっとかかりっぱなしの状態になってしまうので、故障の原因になりかねません。

 

 

冷蔵庫のドアはこまめに閉めて、必要以上の負荷をかけないように気をつけましょう。

 

 

さいごに

 

冷蔵庫から聞こえる音や、そのメカニズムについてお話しました。

 

 

いかがでしたか?

冷蔵庫から聞こえる音は、よほど大きな音でない限り、「故障かな?」と神経質になる必要はありません。

 

 

ですが、冷蔵庫は機械ですし、生活する上で欠かせないアイテムです。

 

 

できるだけ丁寧に扱ったり、こまめにケアをしたりして、大切に使うようにしましょうね。

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