性別に関係なく、人は汗をかきます。特に女性にとっては大きな悩みの1つです。
脇汗、足汗、背中の汗などがありますが、お尻の汗に悩んでいる人も多いです。
汗は、臭い、ニキビやあせも、洋服の染みといったものの元になります。
臭いや染みは周りの人にも分かってしまうので、不安や恥ずかしさも大きいです。
お尻の汗となれば特にそうではないでしょうか。
デスクワークの場合は、常にお尻の汗を気にしながら仕事をすることになります。
そんな状態では仕事に集中できないうえ、精神的にも負担がかかりますよね。
お尻の汗にはどんな対策があるのか、考えてみましょう。
お尻に汗をかく原因
◎椅子の素材
通気性が悪い状態が長時間続くと汗をかく、というのは簡単に想像できると思います。
座っている時間が長いのなら、椅子に使われている素材が何かが大切です。
ポリウレタンなどの合皮は通気性が悪いです。
通気性の面ではメッシュが良いのですが、会社の椅子は自分で自由に決められません。
そのため自分で工夫する必要があります。
◎エアコン
暑さをしのぐために不可欠なエアコンですが、汗をかく原因になっていることがあります。
汗は、蒸発することによって体温を下げる役割を果たしています。
しかし、エアコンによって体が冷えすぎると、汗を出す汗腺の働きが衰えてしまいます。
それでも汗を出そうとするため、一部分に集中して汗をかくことになります。
エアコンの風は上半身によく当たるため、汗腺の働きも衰えやすいと考えられます。
その分お尻などの下半身が汗をかきやすくなるのです。
◎緊張やストレス
緊張したり、ストレスを感じたりすると、自律神経が乱れて汗をかきます。
重要な仕事を任された、仕事量が多い、職場が変わったなどが原因かもしれません。
これらをなくすのは難しいですが、知っておくと多少違うのではないでしょうか。
◎多汗症
私たちは、暑いときや運動後など、体温が上昇したときに汗をかきます。
多汗症は、こうした理由がないにもかかわらずたくさんの汗をかく病気です。
尋常でない量の汗が出るときは、多汗症の可能性があります。
他の病気が隠れていることもありますので、注意が必要です。
オフィスチェアで尻汗をかいてしまう対策方法
◎吸水性の良い下着を使う
肌に直接触れる下着は、汗対策にはとても重要です。
自分が今使っている下着の素材は何か、一度確認してみましょう。
化学繊維の下着は蒸れやすいので避けてください。
木綿(コットン)は吸水性に優れているのでおすすめです。
締め付けすぎる下着も良くないので、サイズも気を付けてください。
◎汗取りインナーを着用する
下着の上にすぐ洋服を着るのが心配な場合は、汗取りインナーを使いましょう。
汗を吸い取ってくれるスパッツだと思ってください。
太ももくらいまでの短いタイプもあるので、スカートにも対応できます。
◎制汗剤を使う
足の指の間や脇に塗る制汗剤を使っても良いですが、デリケートゾーン用もあります。
ミョウバン入りが特に効果的です。
ベビーパウダーやシートタイプの制汗剤を使う方法もあります。
これらは、トイレでも手軽に使うことができます。
出勤前と、仕事中に対策し直したいときで使い分けても良いでしょう。
◎メッシュ素材の座布団を使う
会社で使っている椅子の通気性が悪いなら、自分で良くしてしまいましょう。
洗えるものを選べば衛生面もバッチリですね。
◎小型扇風機を設置する
コンセントに余裕があれば、机の下に小型扇風機を置く方法があります。
置く位置や角度の調整は必要ですが、風が当たっていれば蒸れる心配はありません。
音が静かなものを選ぶこと、体が冷えないようにすることに注意してくださいね。
◎空調座布団を使う
先端に小型扇風機が付いている座布団です。
最も効果的な方法かもしれません。
風の強弱調整機能、自動的にスイッチを入れる機能が付いているものがあります。
立ち上がるときに汗を気にしなくて良さそうです。
ただ、こちらも冷えすぎることに気を付けた方が良いですね。
まとめ
汗に悩んでいた気持ちを、少しは軽くすることができたでしょうか。
悩みがある分、気を付けなければいけないことも増えて大変だと思います。
私服で良い職場なら、速乾や冷感素材のガウチョパンツなども販売されています。
おしゃれを楽しみつつ対策できるので、少し楽しくなるのではないでしょうか。
夏は、暑さによって体力と集中力を奪われがちになります。
汗の悩みを解決し、少しでもストレスを減らして効率よく仕事に取り組みたいですね。
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