七草がゆを作ってみたらまずい!みんなどうやって味付けしてる?

七草がゆを作ってみたらまずい!みんなどうやって味付けしてる? 料理・食べ物

お正月明けの1月7日に食べる七草粥は、昔ながらの日本の行事食です。

そこで七草粥を作ったものの、
「まずい!」
と思った経験はありませんか?

どうして七草粥はまずくなってしまったのでしょうか?
また、七草粥をもっと美味しく作るにはどうしたら良いのでしょうか?

 

今回はそちらについてまとめてみました!

 

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どうして七草粥がまずくなるの?

七草粥に入れる春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。

 

スズナとスズシロは実の野菜なんですが、他は野草なんですね。

緑の葉物なので青くさいにおいがしたり、食べた時に苦みが残ったりしやすいのです。

 

しかし、これらは下処理でしっかりアク抜きをしておけば大丈夫!

お粥にしてもにおいや苦みが気にならなくなります。

 

 

七草の下処理のしかた

1.七草のうち葉物は細かく刻み、スズナとスズシロは食べやすい大きさに切っておきます。

2.切った七草に小さじ1杯くらいの塩をふりかけて揉み込み、10分程度おきます。

3.10分経ったら熱湯で1分ゆでます。

4.冷水でサッと洗い、ザルに上げ、水気を切ります。

 

 

下処理はたったこれだけです。簡単でしょう?
この作業をするとしないによって、七草の味も違ってきます。

 

また、下処理をすることで葉っぱの色持ちも良くなるので、お粥にしたときの見栄えも良くなります。

ちょっと手間をかけることで七草粥が断然美味しくなりなりますので、試してみてくださいね。

 

 

七草粥はシンプルじゃなきゃダメ?他のものを入れたりアレンジしてもいいの?

そもそも七草粥は1月7日(人日の節句)の朝に、新しい一年の無病息災を願って食べる行事食です。

 

また、お正月や新年会など、飲んだり食べたりすることの多かった時期に疲れた胃をいたわり、不足している栄養を補う、といった意味合いがあります。

春の七草には消化機能を整えたり、保温効果や風邪予防に効果があったりと、お正月終わりの寒い冬の時期に嬉しい栄養素がたくさん詰まっています。

 

昔からの風習として食べることや、胃を休め栄養を補うという意味を考えても、春の七草はお粥に入れるべきだと言えます。

 

 

ですが、それ以外のことに特に決まりはありません。

塩だけでシンプルに味付けしなくてはいけない、という訳ではないですし、卵やささみ、海苔などを入れても大丈夫。

自分なりのアレンジを加えてOKなんですよ♪

 

 

ですが、七草粥を食べる理由として「胃を休める」という目的があるので、できるだけ胃に優しい食材を選び、こってりした味のものは避けるようにしましょう。

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味にバリエーションを加えて美味しくしよう

七草粥は塩だけで作られたシンプルなものが主流ですが、他の調味料を使うことで味にバリエーションが生まれ、より美味しく食べることが出来ます。

 

和風

昆布だし、かつおだしなどのだし汁や、めんつゆ、味噌、昆布茶の粉末などを使えば和風の七草粥を作ることが出来ます。

梅干し、お餅、白身魚、海苔、ゆずなどを入れても美味しくいただけますよ。

 

 

洋風

コンソメ、牛乳、クリームシチューの素などを使えば、洋風の七草粥を作ることが出来ます。

ベーコンやトマト、チーズなどを入れてリゾット風にしても◎!

 

 

中華風

鶏がらスープ、ウェイパーなどで調理すれば、中華風七草粥の出来上がり。

市販のふかひれスープや卵スープの素を使っても美味しく出来上がります。

干し貝柱や鶏ささみなどを入れると食べごたえもあり、大満足!

 

このようにいろいろな味のバリエーションがあるので、お好みの調味料や具材を使って、行事としての七草粥を楽しむと良いでしょう。

 

 

シンプル、和風、洋風、中華風…それぞれの七草粥の作り方!

シンプルな七草粥の作り方

《材料》

・下処理をした春の七草
・米 1カップ
・水 7カップ
・塩 少々

 

お米と水を鍋に入れ中火にかける。

沸騰してきたら弱火にし、水が少なくなるまで煮る。

水が完全になくなる前に下処理をした七草を入れてふたをし、火が通ったら塩で味付けをして出来上がり。

 

 

かつおだしを使って和風七草粥に

《材料》

・下処理をした春の七草
・ごはん 350g
・かつおだし 700ml
・塩 少々
・醤油 少々

 

下処理をした七草をかつおだしで煮て、火が通ったらごはんを入れる。

煮えたら塩と醤油で味付けをして出来上がり。

 

 

コンソメを使って洋風七草粥に

《材料》

・下処理をした春の七草
・ごはん 350g
・水 3カップ
・キューブのコンソメ 1粒
・卵 2個

 

鍋にごはんと水を入れてフタをし、弱火で煮る。

沸騰してある程度とろみがついたら下処理をした春の七草とコンソメを入れて弱火で煮る。

仕上げに溶いた卵を入れて軽く混ぜたら出来上がり。

 

 

ウェイパーを使って中華風七草粥に

《材料》

・下処理をした春の七草
・お米 1/2合
・水 1リットル
・ウェイパー 小さじ2
・卵 2個

 

鍋に米と水、七草のうちの実(スズナ、スズシロ)を入れ、フタをして弱火で30分煮る。

煮えたらウェイパー、残りの七草を入れてさらに5分煮る。

仕上げに溶き卵を入れて軽く混ぜれば出来上がり。

 

 

おわりに

いかがでしたか?

七草粥は昔からの行事食ではありますが、きちんと意味を踏まえておけば、お好みの味に仕上げてOK!

美味しく七草粥を食べて、お正月で疲れてしまった胃をいたわり、栄養を補給して、良い一年のスタートを切りましょう!

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