たけのこをもらって新鮮なうちにゆでようと思ったけど、こめぬかがない!しかもうちは無洗米だし、どうしようと困ったことはありませんか?
こめぬかが家にいつもあるという家庭はなかなか少ないですよね。
無洗米を使っていると、米のとぎ汁もでません。
でも大丈夫。そんな時でもうまくあく抜きする方法はちゃんとあります。
今回は、こめぬかがない、お米も無洗米しかないという場合のたけのこのあく抜きの方法について紹介します。
たけのこをあく抜きする方法
まずは、こめぬかがある場合の方法について紹介します。
用意するもの
・たけのこ
・こめぬか(たけのこ1本につきぬか一つかみ)
・トウガラシ(1~2本)
1.外皮を2~3枚はがし、たけのこの下のつぶつぶを削りおとす
皮はついたまま茹でます。皮を全部むかないようにしましょう。
2.穂先を斜めに切り落とす
斜めに切り落とすと、断面が広くなり火が通りやすくなります。
3.皮の上から切り込みを入れます。
根本に行くほど浅く包丁を入れてください。切れ込みを入れることで、火が通りやすくなり、皮がむきやすくなります。
4.たけのこが全部入る程度の大きな鍋にたけのこを入れる
5.そこにたっぷりの水、こめぬか、トウガラシを入れる
トウガラシは切らずにそのまま入れてください。こめぬかがない場合は米のとぎ汁を入れてください。
6.鍋を火にかける
たけのこの皮には、あくを抜く成分が含まれています。
柔らかくする効果もあるので皮は全部むかないでくださいね。
7.沸騰したら落し蓋をしてたけのこが浮かないようにし、中~弱火にして50~60分ゆでる
途中、水が少なくなってきたら水を足すようにしましょう。
8.竹串をさしてみて、柔らかくなっていたら火を止める
9.そのまま半日くらいゆで汁の中に置いておき、自然に冷ます
10.しっかりと冷めたら、切れ込みから皮をむく
11.こめぬかを洗い落とす
12.ボウルに水を張って、冷蔵庫で保存します。
※冷蔵庫に入れたたけのこは毎日水を変えると5日~1週間程度保存可能です。
たけのこのあく抜きと言いますが、あくの量が減っているわけではなく、今以上にえぐみが出ないようにあくを止めているということです。
掘ってから日にちが経つとえぐみはどんどん増します。
なるべく新鮮なうちに、早くゆでましょう。
こめぬかやとぎ汁がない場合は生米でも良い?
こめぬかや米のとぎ汁がない場合は、生米をたけのこと一緒にゆでてもあくは抜けます。
たけのこ1本に対して、大さじ3杯の生米を入れてゆでてください。無洗米でも大丈夫です。
生米を使うときは、こめぬかの代わりに生米を入れます。
ゆであがったら、ゆで汁に浸してお米も入れたままで、半日程度置いておき自然に冷まします。
あく抜きしなくてよい調理方法
たけのこは煮ものにする場合は、あく抜きは必要ですが調理方法によっては、あく抜きをせずにそのまま使うこともできます。
おすすめは、てんぷらや炒め物です。生のままのたけのこを切ってそのままてんぷらにしたり、炒め物にします。
ごま油で炒めて、オイスター楚洲で味付けるとさらにえぐみを感じなくなります。
たけのこは油でコーティングされると、苦みやえぐみを感じにくくなるようです。
苦みやえぐみは、食べても問題ありません。
たけのこをゆでた時につく白いつぶつぶは何?食べられる?
たけのこの下茹でが終わり、煮物にしようかなと切ってみると、中に白いつぶつぶのようなものがあってびっくりということはないですか?
あの白いカスのようなものは何でしょうか。
結論から言うと、あの白いつぶつぶのようなものは食べても問題ありません。
たけのこには『シュウ酸』と『ホモゲンチジン酸』という成分が含まれています。これがたけのこのあくとえぐみの正体です。
たけのこに含まれる、チロシンが酸化したものは『ホモゲンチジン酸』です。
チロシンは、アミノ酸の一種で、そのチロシンが結晶化したものがあの白いカスのようなものになります。
食べても問題はないのですが、気持ち悪いという場合は洗い流してくださいね。
チロシンには、脳の活性化、ストレスの緩和などの効果があるそうですよ。
たけのこの冷凍保存の方法
たけのこは冷蔵庫では、毎日水替えをして5日~1週間程度しか保存できません。
大量にたけのこがある場合は、早めに冷凍保存をしてしまいましょう。
たけのこは、そのまま冷凍保存するとスカスカになったり、筋っぽくなったりします。
ポイントは薄くスライスしだし汁につけることです。
冷凍保存の方法
1.たけのこを小さくスライスする
2.たけのこをつけておくだし汁を作る(和風でもコンソメでも大丈夫です)
3.冷凍保存袋に入れ、たけのこがかぶるくらいにだし汁を入れて袋を閉じる
冷凍保存をすると、冷凍庫で1カ月程度保存できるようになります。
解凍方法は、そのままだし汁と一緒に鍋に入れ煮物にします。
まとめ
たけのこのあく抜きをしようと思ったら、こめぬかがないし、無洗米でとぎ汁もないという場合は、無洗米と一緒にたけのこをゆでましょう。
たけのこは日にちが経つとえぐみが増すので、こめぬかやとぎ汁を手に入れてからゆでようとしないで、すぐに生米と一緒にあく抜きをすることをおすすめします。
たけのこのあく抜きは無洗米でもできる!覚えておいてくださいね!
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