湿雪と乾雪の違いは?雪だるまが作りやすいのはどっち?スノボやスキーには?

湿雪と乾雪の違いは?雪だるまが作りやすいのはどっち?スノボやスキーには? 天気・自然

湿雪と乾雪って耳にしたことありますか?
あまり聞きなれない言葉ではありますが、漢字からみると、想像できそうですよね。

 

ちなみに、湿雪は「しっせつ」または「しめりゆき」と読み、乾雪は「かんせつ」または「かわきゆき」と読むんです。

この二つの違いは何でしょうか?

 

そして雪と言えば、雪だるまを作ったり、雪合戦をして遊ぶ人、または、スキーやスノーボードなどのスポーツを楽しむ人も多いです。

どちらの雪がこれらに適しているのかもここではっきりわかりますよ!

 

 

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湿雪と乾雪の違い

まずは湿雪ってどんな雪でしょうか?

文字通り、湿気が多い雪。
水分を多く含んでいる雪のことです。

 

これは日本海側の地方で多く降る雪だともいわれます。

確かに。
私は日本海側のある県で育ちましたが、冬には湿った雪がたくさん降りました。

 

もっとも子供のころの話ですが。
年々雪の量も減っていったように思います。

 

そのころは湿気が多いとか水分が多いとかって考えたこともありませんでしたが、降れば積もるし、傘をさしていると傘が重くなったりしました。

屋根の上に積もれば重くなって家がつぶれることもあるから、雪下ろしなんてことも必要でしたね。

 

この湿雪は、上空で氷になった水分が地上に降りてくる間に気温があがって溶けてきて、そうやってできた雪なので水分が多いのは当然という感じですね。

 

持ってみると重く、固まりやすい雪です。
そして、水分が多い分、溶けやすい雪でもあるのです。

 

一方、乾雪というのはパウダースノーとも呼ばれますし、粉雪ともいいますが、乾いた雪のことです。

人によっては粉砂糖みたいだと表現する人もいます。
そのくらいサラサラしてるということですね。

これは気温が零下に下がったときに降る雪です。

 

雪を手に取って、ふ~~っと息をかけると吹き飛んでしまう、そんな雪ですね。

 

こうした雪は氷点下の気温になるところ、つまり日本だと北海道などでよくみられる雪です。

降ってくる雪もふわふわ~って感じで見ているとロマンチックな気分になってくる雪ですね。

 

この乾雪は氷の粒の集まりで出来ていて、氷の粒の間にも空間が多いので熱が伝わりにくいのです。
よって、溶けにくいというのが特徴です。

 

どちらも触ってみたことがあるのではないでしょうか。

 

もっとも、雪の降らない地方に住んでいたら、こうした雪の体験もなかなかないかもしれませんけどね。

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雪だるまや雪合戦に適しているのは?

子供たちが好きな雪だるまや雪合戦に適している雪はどちらの雪でしょうか?

 

答えは、湿雪のほうです。

水分が多く、粘着力があるため、固まりやすいのが湿雪の特徴です。

 

雪だるまや雪合戦で使う雪の玉も固まらないことには話になりません。

雪だるまを作るのに、玉にしてころがしていくと、くっついてどんどん大きくなっていきますね。

これは湿雪ならではのことなのです。

 

そして雪合戦も手で球を作るわけですが、湿雪だからこそ作れるのです。

 

 

これがもし乾雪だったら・・・やって見た人はわかると思います。
サラサラしてなかなか固まらないです。

固まったと思ったら小さかったり、雪の量のわりには小さな球ができちゃう・・・という感じになります。

 

雪だるまだけではなく、かまくらといった大きなものも作れますし、雪まつりなどで見られる大きな作品も湿雪だからこそ作れるものです。

 

 

逆に、粘着力のあるこの湿雪はスキーやスノーボードなどのスポーツには向いていません。

なぜなら、スキー板やボードに雪がくっついてしまうからです。

雪がくっつくと思うように滑ることができないんですね。

 

 

スキーやスノーボードに適しているのは?

ではこのスキーやスノーボードなどに適しているのはどの雪でしょうか?

 

言わずとわかることでしょう。
乾雪のほうですね。

 

雪がサラサラしているので、くっつかないし、軽いです。
この上をスキーなどで滑ると抵抗が少ないので、とっても滑りやすいのですね。

 

なのでスキーをする人、スノーボードに乗る人、、、こうしたスノースポーツを楽しむ人たちはこの乾雪が降るとうれしいんですよね。

 

こうした雪はやはり寒い地方のほうが降りやすいので、北海道や本州でも気温の低い地域でスキーなどは滑りやすいのかもしれませんね。

 

 

まとめ

雪はみんな同じ雪かと思いがちですが、湿った雪と乾いた雪とがあるんですね。

この違いを初めて知ったという人もいるのではないでしょうか。

 

雪によって用途もちがってきますし、ウインタースポーツや冬の遊びに適したものはどちらかということを知っていると、対処がしやすいのではないでしょうか。

 

乾雪で雪だるまを作りたければ、水を撒いて水分を含ませるとできると思いますが、寒い冬に水を撒くというのも大変ですよね。

もしくは、日中気温が高くなれば、溶け始めて水分が多くなるでしょう。
そういう時を狙って作るという方法もありますね。

 

自然の現象なので、人間の力ではどうすることもできませんが、その雪を使って、雪だるまを作ったり、雪合戦をしたりということを通して良き思い出が作れたりするものです。

 

もっとも雪で遊ぶのは子供たちくらいでしょうかね。^^;

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