忙しい朝よりは夜にゆっくり洗濯をしたいということで、夜に洗濯機を回している人も多いことでしょう。
その洗濯が終ったら・・・どこに干しますか?
外に干したら臭いがついてしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか。
室内に干すよりは外に干したほうが乾きが早いような気がしますし、ニオイもつかないのではと思いがちですが・・・
実は、夜に外干しすることでニオイがついてしまうこともあるのです。
どうして臭いが付くのか?その対策はないのか?
今回はそんなお話です。
洗濯物を夜、外に干すと臭いがつく?
洗濯ものを夜、外に干すと臭いがつくというのは本当なのでしょうか?
実際に、臭いがついたのを実感した人も多いのではないでしょうか。
何気に生臭いニオイがしたり、雑巾のニオイがしたり・・・どちらにしても気分が良いものではありません。
せっかくきれいに洗濯して使うタオルだったり服だったりするのですから、気持ちよく使い、気持ちよく着たいものですよね。
では、夜に干すと嫌な臭いがつくのはどうしてなのでしょう?
この臭いの原因は「たんぱく質の汚れ」や「雑菌」なのです。
特に、生乾きのような臭いの原因の多くは「雑菌」です。
雑菌は湿ったところに繁殖しやすくなりますよね。
夜という時間は、日中よりも日差しがない分、気温も低くなります。
そのため、洗濯物も乾きにくくなるのです。
乾くのに時間もかかりますね。
その湿った時間が長いゆえに、乾くまでの間に雑菌が多く繁殖することになるのです。
そういうわけで、夜に外に干すと臭いがつくというのですね。
これは夜に外に干すだけではなく、梅雨の時期、室内干しにしたときにも臭いがつくことは誰でも経験済みでしょう。
これもやはり雑菌のせいなのです。
夜干し洗濯物の臭い対策はどうしたらいいの?
では、この臭い、どうしたらいいのでしょう?
まず、汚れ、つまり衣類などについたたんぱく質の汚れがキレイに落ちていなくて発生する臭いに関しては、きちんと洗うという方法しかないですね。
すすぎをもう1回増やして丁寧にしておくとか、洗剤を変えてみるとか。
また、雑菌が原因であれば、この雑菌が繁殖しないようにするのが一番ですね。
さきほどお話ししたように、雑菌が繁殖するのは湿っているからです。
なので、できるだけ湿った状態を短くすることが大切なんです。
それには実は、洗濯前からの処理が大切になってくるんですよ。
洗濯する予定の衣類は、洗濯槽に入れて保管していますか?
それとも洗濯かごにいれていますか?
洗濯槽にいれると、乾いてる衣類も湿ってしまう可能性がありますので、風通しの良い洗濯かごに入れるのがベターです。
ただ、汗で湿っていたり、雨に濡れて湿っていたりというものは別にしておくほうが良いですね。
他の衣類やタオルまで湿って、雑菌繁殖が広がってしまいます。
洗濯が終ったあとは、できるだけ早く、洗濯機から出しましょう。
ちょっと忘れて1時間ほど放置しておいたあとに洗濯物を出したときに、臭いを感じたことがあると思います。
そうなんです。
洗濯が終ったあとにも雑菌は繁殖してしまうのです。
なので、できるだけすぐに取り出すことが大切です。
洗濯物の干し方を工夫して臭いを防ぐ
雑菌の繁殖を防ぐには、洗濯物は早く乾くようにするのが一番です。
なので、本来ならば気温のあがる日中、そして天日に干したら一番乾きやすいですよね。
しかし、それがなかなか難しい場合もあります。
だから仕方がなく夜に洗濯している人も多いんですよね。
夜に干さなければならないという場合でも、ちょっとした工夫で臭いを防ぐことができます。
できるだけ早く乾かすためには、風通しを良くすること。
洗濯ものを干したときに洗濯物と洗濯物の間には、こぶし一つくらいの幅のすきまをあけるようにします。
また衣類にしてもタオルなどにしても、生地が重ならないように斜めに干したり、筒干ししたり・・・というように、風の通り道を作るようなイメージで乾きやすい干し方を工夫するといいですね。
もし、室内に干すのであれば、扇風機などで風をあてておくだけでも乾く速度がちがってきます。
洗濯したものをすぐ乾燥機にかけるという方法もあります。
もちろん家庭に乾燥機がある場合ですけれどね。
アイロンも活用できます。
アイロンである程度の水分を飛ばしてから、干すという方法もあるのです。
まあ、手がかかることですけど、工夫次第では雑菌による臭いを予防することができるんですね。
洗濯物についてしまった臭いはどうする?
では、ついてしまった臭いはどうしましょう?
洗っても洗っても臭いって落ちにくいのですが、洗濯洗剤に漂白剤を50度くらいのお湯にとかし、そこに臭う衣類などをつけおきします。
1時間くらいつけておいたあとに、洗濯機でしっかり洗ってすすぎましょう。
これで臭いはかなりとれるはずです。
普段の洗濯のときにも漂白剤を一緒に入れておくと臭い防止にもなります。
最近では、室内干仕様の臭い防止ができる洗剤も販売されているので、そうしたものも利用してみると良いですね。
まとめ
洗濯は朝するものというのは昔からの知恵なのでしょう。
朝洗濯すれば、その日中の気温、そして日光で良く乾くものです。
しかし、忙しい現代、なかなか朝にはそんな時間もとれないという人も多いでしょう。
また、夜に洗濯すれば、お風呂の残り湯を再利用できるというメリットもあります。
深夜電気料で電気代も安くすむこともあります。
臭いがついてしまうというデメリットはあるものの、紹介した方法で防ぐこともできますので、工夫してみてくださいね。
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