犬がかわいいからと気に入った犬を飼い始める人も少なくありません。
初めてのことだけに、疑問に思うこと、不思議に思うこと、いろいろでてきますよね。
誰に聞いていいのかも良くわからないし・・と、犬を飼いながらも不安なことも出てくると思います。
今回は、犬が他の犬のお尻のニオイをかぐという不思議な行動についてのお話です。
犬が他の犬のお尻の臭いを嗅ぎたがるのはどうして?
愛犬を連れて散歩にでかけてみると、他の犬と遭遇することがありますね。
そんなときに、自分の愛犬が、他の犬のお尻のニオイをかいでいるという行動を見たことがありませんか?
人間からみると、実に変な行動だと思ってしまいますね。
犬が他の犬のお尻のニオイをかいでいるのですから。
なんだか不潔・・って気持ちにもなりますし、相手の犬はなんともないんだろうか?
そのまま喧嘩にならないだろうか?
相手がいるだけに何かトラブルが起きてもいやですし、大丈夫なのかなって不安にもなります。
実はこの犬の行動は、異常でもなんでもない正常な行動のひとつなのです。
他の犬のお尻のニオイをかぐというのは、相手の情報収集をしているところなのです。
え?
って感じでちょっとびっくりですよね。
犬はもともと嗅覚の動物なので、どんなものでもニオイで判断するのですね。
食べ物をあげてもまずはクンクンとニオイを嗅いでるのを見たことがあるでしょう。
同じように初めて会った犬も、ニオイで判断するのです。
犬にはお尻の部分に肛門腺という組織があり、そこに犬特有のニオイがでるのです。
犬によってそのニオイはちがうようですね。
なので、そのニオイによって、この犬がどんな犬なのか?ということを判断しているんです。
いわば、犬同士の「挨拶」ともいえる行動なのです。
お散歩のように犬が1対1で出会ったときにはさほど目立たないこの行動も、ドッグランのように多くの犬が集まったときには、面白い光景も見られるようです。
犬が何匹も連なってお尻のニオイをかいで汽車のように並んでいたり、円のように丸くなってお尻のニオイをかいでいたりする画像なども見られますよ。
嗅がないようにしつけたほうが良いのか
では、この犬の行動はやめさせた方がいいのでしょうか?
気になるところです。
でも、犬同士の挨拶のようなものだということなので、無理にやめるようにしつける必要もないのではないでしょうか。
ドッグランのように飼い主さんたちが同意のうえで放し飼いにしてるようなところでは止める必要もないでしょう。
散歩の途中で出会った犬に関しては、相手の飼い主さんに一言聞いてみても良いと思いますね。
近寄っても大丈夫か?犬によっても個性があります。
知らない犬が近寄ってきたら、やたらと警戒する犬もいますし、興奮してしまう犬もいますよね。
そうしたこともあるので、飼い主さんとコミュニケーションを取ってみるのが良いかと思います。
お互いの同意があれば、犬同士の挨拶はそのままさせても問題ないと思いますよ。
もっとも相手の犬が攻撃的になったり嫌がって逃げるようであれば、嗅がせないようにするのが賢明ですよね。
他の犬のお尻の臭いを嗅いだ後で気を付けること
さて、犬が他の犬のお尻のニオイを嗅いだ後には何か気を付けることはあるのでしょうか?
特に衛生面が気になりますよね。
お尻ですから何かついてるかもしれませんし、汚いと思ってしまうのも仕方がないかもしれません。
基本的に犬の散歩の後には、ケアをしてあげたいものです。
散歩に行けばいろんな環境に出会いますし、ノミやダニなどがついてきているかもしれません。
まずはブラッシングで砂やほこりを落とし、塗れたタオルで足を拭いたり口周りを拭いてあげたりすると良いですね。
また犬のボディを見ながら、ノミやダニがいないかチェックすることも大切です。
他の犬との出会いで、犬のお尻のニオイを嗅いだ後でもこうしたケアをしてあげれば、特に問題はないと思います。
お散歩の後のケアも、愛犬とのスキンシップの時間だと思えば、また楽しい時間になるものです。
まとめ
人から見ると、なんとも不思議な行動である他の犬のお尻のニオイを嗅ぐという行動。
ですが犬の世界では、挨拶であり情報収集であり名刺交換という表現をする人もいますね。
実に興味深く面白い内容です。
だからといって、無理強いはよくありません。
これが挨拶だからと相手の犬のお尻のニオイをかがせるように頭を押さえつけたり、逆に相手に嗅がせてあげようと押さえつけたりというのは、いただけません。
あくまで犬の自由にさせてあげるのが一番です。
そうでないとかえってストレスを受けてしまうからです。
犬のお尻のニオイを嗅ぐことで、その犬の健康状態もわかるようです。
お尻だけではなく、耳のニオイでもわかるんですよ。
鼻同士をくっつけるという挨拶法もあるようですので、犬のことも良く観察してみると面白いかもしれません。
愛犬のことを良く知ったうえで、さらにかわいがってあげましょう。
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