犬を飼っていた家庭に赤ちゃんが生まれた。
喜ばしいことですよね。
でもうれしい反面、新米のママたちには少しの不安や戸惑いもあります。
犬と赤ちゃんがうまくやっていけるかしら?
赤ちゃんには害がないのかしら?
犬は赤ちゃんを良く舐めると言うけれど舐めても大丈夫なのかしら?
舐める場所によって犬の気持ちもちがうって本当なの?なんていう疑問も出てくるのです。
実は、犬が赤ちゃんをなめるのは愛情表現なんです。
詳しく見ていきましょうね。
犬が赤ちゃんを舐めるのは愛情表現
犬が初めて赤ちゃん見た時は新しい家族が増えた時ですが、別の存在が増えたということで犬も警戒して吠えたりすることがあります。
でも飼い主との信頼関係があれば、すぐに赤ちゃんにも慣れて赤ちゃんをかわいがるようになるんですね。
それで、赤ちゃんを舐めたり、噛んだり、じゃれたり、といった行動にでることがあります。
その中でも赤ちゃんを舐めるというのは一種の愛情表現であり、「かまってほしいな」「あそんでほしいな」という犬の気持ちが行動に表れているんです。
決して赤ちゃんが憎らしとか敵対視してとるような行動ではないということですね。
赤ちゃんを舐める場所で犬の気持ちはちがう
犬は赤ちゃんの顔を舐めたり、手を舐めたり足を舐めたりします。
この体の部位によって犬の気持ちはちがうのでしょうか?
実は、微妙に違うところがあるようです。
顔を舐める場合
やはり愛情表現のひとつであり、赤ちゃんを可愛がってあげていたり一緒に遊ぼうとしているのかもしれませんね。
ただ、赤ちゃんがミルクを飲んだ後に口元にミルクがついていたりすると、それを舐めてるという場合もあります。
基本的には一緒に遊ぼうという愛情表現なのです。
手を舐める
では赤ちゃんの手を舐める場合はどうでしょうか。
人の手を見ると、犬は「遊んでくれるかな」「エサをくれるかな」と期待します。
要するにその意思表示でもあるんですね。
遊んでほしい、エサがほしい、かまってほしい・・・といった気持ちを表しているとも言えます。
足を舐める
足を舐めるのはどういうことでしょう?
こちらもやはり、「遊んでほしい」「かまってほしい」という気持ちの表れなのですが、足というのはその人のニオイが一番つきやすい場所でもあるのです。
なのでそのニオイを確認しているのかもしれませんね。
こうしてみると、微妙に違いはありますが基本的には「遊んでほしい」「かまってほしい」という愛情表現ということになりますね。
犬と赤ちゃんが一緒に暮らすときの注意
犬が赤ちゃんを舐めるのも愛情表現だから安心。・・・と放置してしまうのはちょっと待ってくださいね。
もちろん犬と赤ちゃんが触れ合う時間というのも大切ですが、気を付けたいことがあります。
特に赤ちゃんが新生児の場合、まだ免疫力も弱いですから、やたらと犬が舐めたりしていると雑菌に感染してしまうこともありえます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、ベビーベッドに寝かせて犬の手の届かないところに置いておくのが良いでしょうね。
だからといって、ずっと犬と赤ちゃんを隔離するということではありません。
衛生面で気を付けるけれど、赤ちゃんとの触れ合いは十分にできます。
清潔にしている犬でも、何かしらの菌をもってることが多い犬です。
赤ちゃんに限らず、その家族も犬が直接人の口を舐めたりしないようにしつける必要があります。
また、赤ちゃんを噛んだりするような行動があれば、ちょっとじゃれながら軽く噛んだとしても赤ちゃんにとっては痛いことですし、そこから菌が入ることがありますからこうした行動をとったときにも、きちんとしつける必要がありますね。
犬と赤ちゃんが一緒に住むメリット
犬や猫などの小動物や家畜のフンには「エンドトキシン」という成分が含まれていて、家でこうした動物を飼うと家の中にもこの成分が空気中に浮いている状態になります。
え?
それって大丈夫なの?
と、不安になりがちですが、実はこの成分が免疫システムを成熟させる効果があるのです。
つまり赤ちゃんの免疫力もアップさせることができるということなのです。
また、赤ちゃんが犬と触れ合うことで、赤ちゃんの情操教育にも良いと言われています。
なので、必要最低限の衛生面に気を付けていれば、犬にとっても赤ちゃんにとっても一緒に住むのは良いことなんですね。
赤ちゃんのときから犬といれば、その子は犬が好きな子に育つでしょうし、犬だけではなく他の動物もかわいがるようになるでしょう。
まとめ
犬と赤ちゃんが一緒に住むって心配なこともいっぱいありそうですが、良いことも確かにあるんですよね。
犬が赤ちゃんを舐めても大丈夫ですが、新生児の間はあまり舐めないようにするのが賢明ですね。
少し大きくなった赤ちゃんは、犬と一緒に遊ぶこともできるようになるでしょう。
お子さんの情操教育にもよし、今まで可愛がってきた犬に対しても飼い主は今までと同じようにかわいがってあげることで、信頼関係も維持できます。
犬も家族のように過ごしている人が多いこのごろです。
赤ちゃんにも家族にも素敵な時間を過ごせるよう応援しています。
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