ズバリ!バッタとイナゴとキリギリスの違いを言える人いますか?
全部おんなじに見える~~というのは私だけじゃないはずです。
でも明らかに、違いがあるんですよね。
その違いを調べてみました。
バッタとイナゴの違い
バッタとイナゴの違いって何でしょう?
あれ?バッタとイナゴって同じものじゃないの?
そう思ってた人もいるでしょう。
イナゴといえば、イナゴの佃煮などもあり、おいしく食べられます。
そして、また稲を食べてしまう害虫になるのもイナゴなのです。
このイナゴには種類があり、「コバネイナゴ」、これが佃煮にしておいしいイナゴであり、稲を食べるイナゴでもあるのです。
そもそもバッタとイナゴの関係は何でしょう?
イナゴはバッタの仲間なのです。
バッタの種類の中にイナゴがあるという感じですね。
だから似ているので、同じだと思われても仕方がありません。
しかし、バッタを佃煮にしてもおいしくないので、やっぱりイナゴとしっかり区別したいものですね。
では、バッタとイナゴはどう見分けるのでしょう?
よ~く見ると違いがあるんです。
バッタにもいくつかの種類があり、その体の色や大きさなども違いますが、中でもトノサマバッタとイナゴが似ているのです。
そこで、コバネイナゴとトノサマバッタの違いを説明しましょう。
コバネイナゴには目の後ろにまっすぐに伸びる太い黒い線があります。
一方、トノサマバッタには、目の後ろには不明瞭な線があり、翅には縞模様があります。
そしてトノサマバッタの後ろ脚はオレンジ色になっています。
そしてもう一つトノサマバッタとイナゴを見分けるポイントはのどぼとけです。
昆虫にものどぼとけがあるとは、ちょっと意外だったのですが、イナゴには口の下の部分にのどぼとけがあるんです。
バッタにはないので、区別するポイントになりますよ。
バッタとイナゴの区別の仕方、これでわかるでしょうか?
目の後ろに伸びる線はどうなっているか?
後ろ足の色はどうか?そしてのどぼとけまでチェックすると確実ですね。
バッタとキリギリスの違い
バッタとキリギリスも同じように見えます。
実は英語ではこのバッタとキリギリスは同じ「grasshopper」という単語を使って表現します。
もっとも学問上の専門用語では区別する単語を使いますが、日常生活では区別する必要がないので同じ単語を使ってるのです。
そのくらい似ているし、同じようなものだということですね。
それもそのはず、キリギリスもまたバッタの仲間でもあるのです。
外見で見ると、違いが分かるチェックポイントがありますので、良く観察してみてくださいね。
*後ろ足
バッタの後ろ足は短く、キリギリスは長いです。
この後ろ足が長いために、平らな地面では脱皮ができないというほどです。
*触覚
バッタの触覚は短く、キリギリスは長いのです。
この二つだけでも、十分、バッタとキリギリスを区別することができますね。
*産卵管
バッタの産卵管は発達していません。
キリギリスの産卵管は発達しています。
*前足の棘
バッタの前足の棘は短く、キリギリスのそれは大きいです。
詳しく見ると、こうした点もちがうので、観察してみると良いですね。
バッタとキリギリスは一緒に飼ってはいけない
バッタとキリギリスは確かに似ているので、捕まえて、同じケースで飼育してしまうこともあるのです。
でも、知らないうちに、2匹いたのに、1匹になっていたーーなんていうこともありえます。
なぜなら、キリギリスは肉食で、共食いをしてしまうからなんです。
バッタは草食なのでそういうことはないですが、逆にキリギリスに食べられちゃうんですよね。
そんなことになると悲しいので、最初からちゃんと区別して別々に飼うなり、バッタだけ飼うなりしないといけません。
気をつけましょう。
バッタとイナゴ、キリギリスは体の大きさがちがう
バッタとイナゴ、キリギリスはみんなバッタの仲間ということで同じようなものですが、それぞれ特徴もあり、食べるものもちがったり、役割がちがったりします。
これらを区別するには、それぞれの特徴にも触れてきましたが、体の大きさで区別することもできます。
トノサマバッタの体長は35㎜~65㎜と一番大きくなります。
その次に大きいのがイナゴで約40㎜くらいです。
そしてキリギリスは24㎜~39㎜ほどのもの。
大きさを比べてみて、判断することもできそうですね。
まとめ
普段からバッタとイナゴ、そしてキリギリスの違いはご理解いただけましたか?
ちょっと新鮮な感じがしますよね。
イナゴの佃煮を作るときの区別のために、または、キリギリスとバッタを同じところで飼育しないためにも、区別する必要があるときには、こうした特徴の違いを参考にしてみてくださいね。
体の大きさや、後ろ足、触覚、のどぼとけなど、いくつかのチェックポイントがありますので、それだけしっかり観察するだけでも、違いが見えてくると思います。
お子さんと一緒に、昆虫観察の時間を持ってみるのも良いかもしれませんね。
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