安眠の時間を妨害する「蚊」。
ほんっとにイライラしますよね!
でも、どうして蚊が耳元でブンブンうるさくするのでしょう?
蚊のあのブーン、ブンブンという音だけでストレスです。
しかも顔面によってくるってどういうこと?
考えてみれば不思議ですよね。
どうして耳元に、顔に寄ってくるのでしょうか?
今回はその謎についてまとめました。
蚊を寄せ付けない対策も合わせてみていきましょう。
蚊が顔面に寄ってくるのはなぜ?
寝ているときに、蚊が顔面に寄ってきて、耳元でブンブン・・これじゃあ眠れなくなりますよね。
どうして顔面に寄ってくるのでしょうか?
まずは、蚊がどんなものが好きで、どんなところに寄ってくるのかを見てみましょう。
蚊が好むのは、
・高体温
・汗の臭い
・二酸化炭素
・皮脂
・足の臭いの元、イソ吉草酸
といったものです。
こうしてみるだけでも、どんな人が蚊にさされやすいかわかる気がしますよね。
高い赤ちゃんや幼児などが蚊にさされやすいのは、大人よりも体温が高めだからなのでしょうね。
また、飲酒した後の息には二酸化炭素が多く含まれます。
飲酒後の人にも蚊はよってきます。
さらに、激しい運動した後には汗の臭いがいっぱいです。
二酸化炭素も多くでていますし、汗に乳酸や水分、そして皮脂も含まれており、蚊が大好きなものばかりなのです。
足の臭いには「イソ吉草酸」というニオイの元になる物質があり、これが蚊の大好物なんですね。
足をしっかり洗っていないと、蚊に刺される可能性大になります。
シャワーでささっと流すだけではなく、しっかりと石鹸で洗いたいものです。
さて、こうした状況から見て、蚊が顔面に近づく理由がどこにあるのでしょうか?
少し涼しくなった夜には、寝ている人の顔面も体温が高く感じられるかもしれません。
暑くて額や頭に汗をかいていることもありますね。
ビールなどお酒を飲んで寝た後には二酸化炭素が息とともに多く排出されます。
いや、お酒を飲まなくても、息は口からでて、そこから二酸化炭素がでてくるので、それだけでも蚊の好きな場所になってしまうのです。
別の観点から見てみると、寝ているときはエアコンなどをつけていれば、布団をかぶって寝ていますが、それでも顔だけは布団から外に出ています。
単純に考えて、布団のかぶっていないところを蚊が狙っているということも言えますよね。
そしてもう一つ、蚊は耳元に、顔面にだけ近づくわけではなく、他の場所にもいるのだけど、蚊が飛ぶ音ってとっても小さいので、「聞こえてない」だけなんです。
でも耳元でブンブンされると聞こえざるをえないですよね。
しかし、顔面には蚊が好きなものが、特に二酸化炭素が多く出てくる口があるので、蚊が寄りやすい場所になってしまうのでしょう。
蚊を寄せ付けないためにできること
人の顔には蚊を寄せ付けやすい要因が集まっていることはわかりましたが、毎晩、そんな蚊に悩まされて眠れないのは困りますよね。
蚊を寄せ付けない方法ってないのでしょうか?
ありますよ♡
蚊を寄せ付けないコツを5つ、紹介していきましょう。
【体をよく洗う】
蚊は汗の臭いが大好きです。
外出しているときには、汗はこまめに拭いて予防しましょう。
夜寝る時は、寝る前にシャワーやお風呂に入って、身体をきれいに洗いましょう。
これで足の臭いの元になるイソ吉草酸も取り除くことができますし、体中の汗の臭いをとることができます。
エアコンがなくて・・というのは仕方がないですが、できるだけ汗をかかないように寝るというのも一つの方法ですよね。
涼しくして寝るのが良いかもしれません。
【寝る前にお酒は控える】
飲酒した後の息には二酸化炭素がたくさん含まれています。
その二酸化炭素に蚊が寄ってくるので、できれば飲酒も控えたいところです。
かといって、お酒が好きな人に絶対飲むなとも言えませんね。
飲みたいとき、飲んだ時には、蚊が入ってこないような環境を作って、また蚊が寄ってこないような環境を作るのが良いでしょう。
【蚊が嫌いなシトロネラを利用する】
蚊は汗の臭いが大好きですが、逆に柑橘系のニオイが苦手なんです。
アロマの香りでいえば、「シトロネラ」が蚊を寄せ付けないのに効果があると言われています。
アロマがなければ、柑橘系の果物、例えば、レモンやオレンジなどがありますが、そうしたものを枕元に置いておくだけでも蚊を寄せ付けません。
アロマオイルがあれば、簡単にスプレーなどを作って、枕元にタオルなどに吹き付けたものを置いておいたり、芳香剤を作っておいておいたりすると蚊を寄せ付けなくなりますね。
【扇風機を使う】
蚊はほんとに小さい生き物です。
しかも軽い!
うちわの風にもふっとんでしまいますが、うちわの場合は手動なので継続性がありません。
ちょっとやめたらまた寄ってくるんですね。
でも扇風機はずっと風を送ってくれますから、扇風機を利用するという方法もあります。
この扇風機の風によって、蚊も飛んでいってしまうということですね。
直接扇風機の風にあたるのが嫌だという場合には、扇風機を壁や天井に向けておいて、その跳ね返ってくる風でも十分です。
【明るい色の服を着る】
昼間は明るい色を着ていても、部屋着は黒だとか、パジャマも黒っぽい色だったりすることはないですか?
寝るときも明るい色、といっても眠気を覚ましてしまうような色ではなくパステル系などだと落ち着くでしょうね。
理由は、蚊が黒などの暗い色を好むからです。
ボーダー柄がよくないという話もあります。
なので、パジャマも明るめの色にしてみましょう。
まとめ
蚊が顔面に近寄ってくる理由が分かりましたね。
顔には蚊が好きな要素がたくさん詰まっているわけです。
寝る前にはシャワーや洗顔もきちんとして、臭い対策をしたり、または柑橘系の香りや蚊を寄せ付けないハーブで環境づくりというのも役に立つでしょう。
扇風機も蚊を吹き飛ばしてくれますので、利用してみてくださいね。
これで、きっと蚊から解放されて安眠できることでしょう!
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