夏になると氷の消費量は増えますよね。
冷凍庫にあるはずの氷がちょうど切れていたっていうときにかぎって、急なお客様が来られるなんてことは多くの人が経験していることでしょう。
そこではたと考えました。
「氷って家庭用冷蔵庫で凍らせたときに、どのくらいで氷ができるんだろう?」
「今から作って大丈夫かなあ?」
「早く凍らせる方法ってないのかしら?」
こんな疑問を解決すべく、まとめてみました。
一緒に見ていきましょう!
目次
家庭用冷蔵庫では氷はどのくらいで作れる?
家庭用冷蔵庫では氷はどのくらいで作られるのでしょうか?
私自身も実際に測ってみたことがないので、みんなの意見を調べてみました。
・うちの冷蔵庫は早くて1時間でできる
・我が家は約2時間くらい
・うちは旧型冷蔵庫だから一晩かかる
・うちのは3時間くらいかな
などなど、意見はバラバラでした。
どうしてでしょう?
冷蔵庫によって違うということなんですよね。
古い型のものだと、やはり性能が落ちて遅くできるのかもしれませんし、新型冷蔵庫でもその冷蔵庫によって違ってきます。
しかし、多くの人の意見を見てみた時に、一番多かったのは「約2時間」というものでした。
ここで、氷の作り方には二通りあります。
従来通り、製氷皿に水を直接いれて、冷凍庫にいれて凍らせるという方法と、もう一つは、自動製氷機が作ってくれるという方法ですね。
この二通りの氷の作り方で、時間に差があるのでしょうか?
製氷皿で作る場合をまず見てみましょう。
冷蔵庫の冷凍室にはワンスターからフォースターまでの性能指標があります。
星の数で表示しますが、この星の数が多いほど性能が良いということです。
ワンスターの場合、平均冷凍負荷温度はマイナス6度以下
ツースターではマイナス12度以下
スリースター、フォースターはマイナス18度以下
となっています。
スリースターとフォースターが同じくマイナス18度以下となっていますが、フォースターがより性能がよく、冷凍室定格内容積100リットルあたり、4.5キログラム以上の食品を24時間以内にマイナス18度以下に凍結できる力をもっているのです。
このフォースターの冷凍庫だと、製氷皿で氷を作ると約2時間かかります。
ランクが下がるともっと時間がかかるということですね。
では自動製氷機の場合はどうでしょう?
自動製氷機もメーカーや機種によって違ってきますが、最近の大型冷蔵庫はほとんどフォースターのものですし、自動製氷機で給水タンクが冷蔵庫で冷えていると、氷は約2時間ほどで作れます。
どちらにしてもおよそ2時間くらいで作れるということですね。
氷を作るのに3時間以上かかってしまうけど?
家庭用冷蔵庫で氷を作るのには約2時間ほどということですが、2時間では氷が作れず、3時間またはそれ以上かかってしまうんだけど、それはどういうこと?という人もいます。
冷蔵庫にもよるわけですが、最近買ったフォースターの大型冷蔵庫なのに・・・という人は、庫内が良く冷えていない可能性があります。
そうした場合には、次の2つの点をチェックしてみてください。
*冷蔵庫、冷凍庫のドアの開閉は多くないか?
氷を作っている冷凍庫や給水タンクのある冷蔵庫、どちらもドアの開閉を行えば行うほどに庫内の温度が下がります。
不必要に開けていないか、また氷を早く作りたい場合は、2時間ほど全く開閉しないくらいが良いのです。
その冷蔵庫、冷凍庫の温度を保ってこそ、およそ2時間で氷ができるわけなのですから。
*庫内に食材を入れすぎていないか?
これもよくありがちなのですが、冷蔵庫でも冷凍庫でも食材など、たくさん入れすぎると、庫内での冷気の循環も悪くなり、温度が上がってしまいます。
食品の割合は庫内内容量の約7割が最適です。
これは氷を作るというときだけに限らず、普段から冷蔵庫、冷凍庫としての役割を十二分に果たすには、庫内の温度を保つという意味でも入れすぎに注意すると良いですよ。
氷を早く作る方法があります!
急なお客様や、冷たいものが飲みたいっていうとき、氷が必要なときは1分1秒でも早く氷を作りたいですよね。
そんな時は次の二つの方法を試してみてください。
*冷やす面積を広く平たくする
製氷皿をバットに替えてみると良いですよ。
水を平たく、そして広い面積になるように入れて、凍らせます。
そうすると冷気が当たる面積が増えて、早く氷を作ることができます。
バットがなければ、底面積の広いタッパーなどを利用しても良いでしょう。
ただ、この場合、平たい大きな氷ができるので、氷をコップに入れたいというときには、砕かないといけません。
見た目にはきれいな氷ではありませんが、早く必要なときに使える方法です。
*金属製の容器を使う
先に、製氷皿をバットに変えたらよいと言いましたが、このバットも金属製のものなら、さらに早く凍らせることができます。
バットだけではなくても、アルミ製のカップやバットなども利用できます。
お弁当を詰めるときに使うあのアルミカップも利用できるんですよ。
形はやはりいびつな形になってしまいますが、アルミカップに水をいれ、さらにそれをアルミ製や金属製のバットにおいて冷凍庫にいれると早く凍らせることができます。
この方法ならおよそ30分で凍らせることができます。
それでも間に合わない!もっと早く氷が欲しい!
というのであれば、近くのコンビニやスーパーで買いましょう^^;
まとめ
家庭用冷蔵庫で氷を作るには、約2時間ほどみないといけません。
ただしこれも、ドアの開閉を一度もしないで冷蔵庫冷凍庫内の温度を保った時の話なので、ドアの開閉が多いとさらに時間がかかります。
できるだけ早く凍らせたいというときには、金属製の容器を使うとより早く凍りますし、さらに広い面積のバットなどを使うとより効率的ですよ。
急ぎのときはぜひこの作り方を試してみてくださいね。
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