子どもから大人まで人気が高く、様々な料理に使われるトウモロコシ。
スーパーで買うときも、せっかくなら新鮮で甘い、美味しいトウモロコシを選びたいですよね。
そこで今回は「美味しいトウモロコシの見分け方」や「保存の仕方」をご紹介します!
目次
美味しいトウモロコシの見分け方
美味しいトウモロコシの見分け方ですが、ポイントは大きく分けて7つあります。
・皮付きのもの
トウモロコシを買うときは皮付きのものを選ぶのが絶対条件です。
トウモロコシは皮を剥くと乾燥し、どんどん鮮度が落ちていくので、川は茹でる直前に剥くようにしましょう。
皮付きのまま売り場に置いてあるビニール袋に入れて、立てた状態で持ち運ぶと良いですよ。
・皮が濃い緑色
皮の色は時間と共に褪せて、薄くなっていきます。
ですので、皮の色が鮮やかな緑色のものを選ぶようにしましょう。
皮は多少キズが入っているくらいなら大丈夫。
ですが皮がよれよれだったり、しおれているものは、鮮度が落ちている証拠なので避けるようにしましょう。
・ひげ根が茶褐色で湿っている
先端についている「ヒゲ」もトウモロコシの状態を確認するためには重要なポイントです。
ヒゲの根が茶褐色になっているものは、実が甘く、熟している証拠。
反対に、ヒゲの先まで緑色が残っているものは、まだ実が未熟なものなので避けましょう。
また、収穫したてのトウモロコシのヒゲ根はしっとりとしています。
ヒゲ根が乾燥しているものは収穫してから時間が経過しているので、湿っているものを選ぶようにしましょう。
・ヒゲの量が多い
トウモロコシは粒がびっしりと詰まったものが美味しいですよね。
この粒の量が多いか少ないかは、トウモロコシのヒゲの量で判断できるんですよ。
実はヒゲ1本1本は、トウモロコシの粒1個1個と繋がっているんです。
ですので、トウモロコシのヒゲがふさふさとボリュームがあると、実入りが良くて食べごたえがあるということになります。
・触ったときにトウモロコシの先端に丸みがある
トウモロコシの先端部分を少し触ってみて、丸みがあるかどうかをチェックしましょう。
この部分がしっかりと丸みがあれば粒が多く、細長いと少ない=実入りが悪いということになります。
皮を剥くわけではないので、少し触るくらいなら、マナー違反にはなりませんよ。
ただし、ぎゅーっと強く押すと商品が傷んでしまうので、気を付けましょうね。
・トウモロコシが重く、弾力がある
手で持った時にずっしりと重みを感じるものは実が多く、また、水分をたっぷりと含んだ新鮮なトウモロコシです。
乾燥が進むと実が縮んでスカスカになるので、その分軽くなるんですね。
育ちが悪く、歯抜けになってしまっていないかを、トウモロコシの本体をそっと軽く押して確認してみましょう。
指で軽く押したときに弾力があり、ふっくらと硬すぎないものを選ぶと良いですよ。
こちらも先程と同じで、押すときに強く力をかけないようにしましょうね。
・トウモロコシの実が見える場合は、実の色が黄色すぎないものを選ぶ
トウモロコシの実が真っ黄色だと美味しそうに見えますよね。
ですがこれは熟しすぎているサインでもあるので、少し色が薄いくらいのものを選ぶと、丁度良い甘さのものが手に入ります。
もし実の色が見えるようなら、実の色もしっかりチェックしてくださいね。
トウモロコシは生のまま保存しないで!
トウモロコシは鮮度落ちがとても速い野菜で、常温では24時間もすると糖分がでんぷん質に変化し、美味しさが半減すると言われています。
ですから、生のままの保存は考えない方が良いでしょう。
すぐに食べない場合でも、その日のうちに茹でるなどして冷蔵か冷凍保存するようにしましょう。
時間がないなどで、やむを得ず生で保存する場合は、皮のままぴっちりとラップでくるんで冷蔵庫に入れておきましょう。
チルド室があるならばそちらの方がオススメです。
トウモロコシを茹でよう!
一番内側の薄皮を2、3枚残したまま茹でるのが、最も美味しく仕上げるコツ。
皮は「ラップ」の役割を果たすので、水分を逃すことなく、粒がしわしわになるのを防いでくれるのです。
「お湯から茹でるか」「水から茹でるか」で、トウモロコシは食感や味に違いが出てくるんですよ。
それぞれに美味しさのポイントも違うので、お好みの仕上がりになる方を選んでくださいね。
・「お湯」から茹でる方法
トウモロコシ本来のシャキシャキ感が好きなら、沸騰したお湯から茹でる方法を試してみましょう。
深めのフライパンか鍋の中にたっぷりの水を入れ、強火にかけて沸騰させます。
ぐつぐつ煮立ったら、トウモロコシを入れてください。
トウモロコシを箸で転がしながら茹でるか、トウモロコシが浮かないように落し蓋をして、3~4分ほど茹でましょう。
粒が膨れてきたら取り出してOK。
この方法で茹でると、シャキッと歯ごたえがある食感に仕上がります。
粒の弾力や食感を楽しみたい人にオススメです。
・「水」から茹でる方法
先程と同じく深めのフライパンか鍋にたっぷり水を入れて、そこにトウモロコシを入れます。
そのまま沸騰するのを待ち、沸騰したら3~5分程度茹でましょう。
お湯になる前からトウモロコシが水に浸かっているため、水分を多く含み、みずみずしい仕上がりになります。
ふっくらジューシーなトウモロコシの食感を味わいたい人にオススメです。
トウモロコシを電子レンジで加熱する方法
電子レンジでの加熱は、トウモロコシの最も手軽で簡単な調理法です。
電子レンジで加熱する場合も、皮を利用しましょう。
500wの電子レンジで5分程度加熱します。
皮がある場合は、皮がラップの役割を果たしてくれるので、ラップをする必要はありません。
しかし、皮なしのトウモロコシの場合はラップを使います。
トウモロコシをぴっちりと包み、トウモロコシとラップの間に空気が入らないように包みましょう。
こうすると水っぽくならず、味が凝縮されますよ。
加熱後はトウモロコシがとても熱くなっているので、レンジから取り出すときは気をつけてくださいね。
加熱したトウモロコシを冷蔵庫で保存する方法
加熱したトウモロコシを冷蔵庫に入れる前に、熱いうちに濃いめの塩水(水100gに対し、塩3g程度)にサッと浸してすぐにラップに包みます。
そして、冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。
皮にしわが寄りにくく、塩味もつくので、美味しく食べることができます。
また、トウモロコシを丸々1本保存する場合は、生育時の環境と同じように立てて保存すると良いですよ。
横にして保存すると、トウモロコシは生育時と同じ状況(立っている状態)になろうと無駄なエネルギーを使ってしまい、鮮度の落ちも早くなります。
ですので可能なら、ヒゲの部分を上、輪の切り口部分を下にして、立てた状態にして保存しましょう。
加熱したトウモロコシを冷凍保存する方法
冷凍保存する場合は、ジップロックなどの密封できる袋か、ラップに包んで冷凍します。
丸ごと保存しても良いのですが、輪切りにしたり、実を外して小分けに冷凍しておくと、後で調理する時に便利です。
なお、保存できるのは約1か月です。
切ったり実を外したものを冷凍するときは、なるべく薄く平らにしてから冷凍庫に入れましょう。
こうすることで素早く均一に冷凍でき、鮮度の落ちを防ぐことができます。
また、保存袋やラップの空気はしっかりと抜いておきましょう。
空気が残っているとトウモロコシ自体に冷気が伝わりにくくなり、凍るのに時間がかかってしまいます。
そのまま食べる場合、解凍するときは、ラップのまま耐熱皿にのせて600wのレンジで加熱します。
1本(300g)で6~8分程度が目安。
また、調理に使う場合は、ラップのまま600wのレンジで1~2分加熱すれば少し溶けるので、扱いやすくなります。
それでもまだ固いようなら1分程度加熱して、様子を見てください。
おわりに
美味しいトウモロコシの見分け方や保存方法についてご紹介しました。
新鮮で甘いトウモロコシを上手く見分けて、美味しい料理をたくさん作りましょう!
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