とろみをつけるときに使うコーンスターチは、お料理というよりはお菓子作りのレシピによく登場しますよね。
お料理にもお菓子作りにも使えるコーンスターチっていったい何?
どんな役割があるの?
そんな疑問への回答を、まとめてみました。
すると、意外な使い道まで発見!
コーンスターチってこんなに有能なんだ~って思える用途もいろいろお伝えしていきますよ。
コーンスターチって何?
コーンスターチってとろみをつけるときに、片栗粉の代わりにも使えるものですよね。
片栗粉はじゃがいものデンプンである反面、コーンスターチというのはトウモロコシからとれるデンプンなのです。
同じデンプンだけに、とろみがつけられますが、片栗粉よりもコーンスターチのほうが粒子が細かく柔らかいのです。
また、コーンスターチはイネ科の仲間。
同じイネ科のお米や小麦粉などにアレルギーのある人は、気を付けたほうが良いですよ。
特に赤ちゃんに初めて食べさせる時もコーンスターチはアレルギーに要注意です。
コーンスターチの役割って?
コーンスターチはお料理に使うと、主に片栗粉のようにとろみをつけるという役割がありますね。
ところが、ゲル化力といって形を保つ力が強いため、とろみもお料理が冷めても継続させることができるのです。
なので、お料理にあえてコーンスターチを使うというのは、冷めてもとろみが続いていてほしいというときなのですね。
ところで、コーンスターチはお菓子作りにもよく使います。
片栗粉や他のデンプンに比べて粒子が細かくて均一なのがコーンスターチの特徴。
また形を保つ力が強く、たんぱく質がありません。
さらに吸湿性があります。
これらのことで、お菓子にどんな影響があるかというと、
・ケーキはふわふわ
・クッキーはサクサク
というふうに、軽い食感を与えることができるのです。
なので、ケーキのスポンジを焼くときには、小麦粉とコーンスターチを半々に混ぜて焼くとふわふわになりますよ。
もちろん、クッキーを作る時にも小麦粉とコーンスターチを合わせて作ると、よりサクサクした食感のクッキーになりますね。
また、忘れてはならないのがカスタードクリーム。
これもコーンスターチで作ります。
粒子が細かいので、より滑らかな舌触りになりますよね。
ふわふわになるのはケーキだけではありません。
卵料理にも活躍するのがコーンスターチです。
オムレツやスクランブルエッグなどを作る時には、やっぱりふわふわしたのがおいしいですよね。
コーンスターチを混ぜると、ふわふわ感たっぷりのオムレツやスクランブルエッグになるのです。
ぜひ、試してみてくださいね。
料理・お菓子以外にもこんなに使えるコーンスターチ
コーンスターチは、単に、とろみをつける時や、カスタードクリームを作る時に使うものだと思っていました。
ところが、そうじゃないんですね。
すでに料理においても、お菓子作りにおいても、コーンスターチを混ぜることでふわふわになったり、食感が軽くなったりすることはお伝えしてきました。
しかし、お料理やお菓子作り以外にも使い道があったのです。
【お肌に塗る】
まず、コーンスターチを水に溶かしたものを、
・日焼けしたお肌
・虫に刺された部分
に塗ると良いんです。
それだけじゃありません。
お化粧のパウダー代わりにもなるんですよ。
コーンスターチは水分量を調節する働きがあるので、乾燥しがちなお肌には保湿の役割も果たしてくれます。
日焼け止めの上からパウダーのかわりにコーンスターチを塗るという方法もありますし、お出かけの時には、日焼け止めの上に化粧下地、コンシーラ、そしてコーンスターチを塗ってからファンデーションという流れになります。
敏感肌の方でも安心して使える「お化粧品」になりますね。
【ニオイ防止】
古い本のニオイを消す作用があると言われていますが、人に関しては、わきの下や足の裏などに塗ることで、体臭を抑える働きをしてくれます。
これもうれしいですよね。
【銀製品のお手入れ】
銀のネックレスや指輪、スプーンなどもあるかもしれませんね。
そうした銀製品のお手入れにコーンスターチを活用してみませんか?
水に溶かしたコーンスターチを布につけて、銀製品を磨くだけです。
ピカピカになりますよ。
【お洗濯に】
なんと洗濯のりがないときには、簡単にコーンスターチと水で洗濯のりを作ることができるのです。
コーンスターチ大さじ1と水を2カップを鍋に入れて火にかけます。
あれば精油をいれると香りが良いですよ。
火にかけたら、透明になるまで混ぜていきいます。
透明になったら、火を弱くしてさらにダマがないかチェックして火をとめます。
これで洗濯のりのできあがりです。
洗濯のりを切らしてしまったときには活用できますね。
【住宅のアレコレに】
床がギシギシきしむときの音をなんとかしたいと思ったらコーンスターチを準備しましょう。
きしむところにコーンスターチを撒いて、ほうきで掃くだけです。
そうすると隙間にコーンスターチが入り込んできしみを防止してくれるんです。
また窓の掃除にも活躍します。
コーンスターチ少量を溶いた水に、マイクロファイバークロスをつけて、窓ガラスを磨きます。
その後すぐに乾いたマイクロファイバークロスで拭き取ると、ピカピカの窓になりますよ。
まとめ
コーンスターチって買っても意外と使い道がなくて余らせてしまうことが多いんですよね。
でも、とろみをつけるだけではなく、普段からよく作る卵料理にも活用できますし、お菓子作りにも積極的に活用できそうですよね。
さらに、お料理やお菓子以外にも用途があって、こうしたところにもぜひ活用してみたいなと思いました。
気になったものから試してみてくださいね。
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