今や世界各国の料理が日本国内でも食べられる時代になりました。
本場インドカレーや韓国料理・・・それだけでなくても、辛い料理は多々あるものですね。
そういう日本にもわさびや辛しなどの辛さが引き立つ料理もあります。
こんな辛い料理を食べた時に、口の中がヒリヒリして困った経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
今日はそんな辛さで口の中のヒリヒリを解消する方法をいくつか紹介してみましょう。
辛い物を食べて口の中がヒリヒリしているときに水は効果あり?
料理を食べて、辛い!と思った時に真っ先に手を出すのは「水」ではないでしょうか。
コップ1杯の水が、その辛さを洗い流してくれるような気がしますよね。
お寿司を食べて、わさびがツーーンと来た時にも水やお茶を飲みます。
わさびや辛しなどの辛さは、水やお茶でも解決できるのです。
ところが、トウガラシ系の辛い料理を食べた時はどうでしょうか?
辛くて慌てて水をごくごく飲んでみたけど、辛いのはそのまま~~ってことにならなかったでしょうか?
そうなんです。
トウガラシなどに含まれるカプサイシンという辛味成分は、水に溶けにくいものなので、水を飲むだけではその辛さを洗い流すことができません。
要するに、水を飲んでも辛さ解決には効果がないのです。
トウガラシ系の辛味には乳製品が効く
それでは、水がダメなら何が良いのでしょうか?
トウガラシ系の辛さには、乳製品が一役買ってくれると言います。
牛乳やヨーグルト、アイスクリームなどですね。
トウガラシに含まれるカプサイシンは水には溶けませんが、脂には溶けるのです。
舌が脂でコーティングされ、舌を保護してくれる働きもあります。
辛くて口の中がヒリヒリしているときには、牛乳を一杯飲むとか、ヨーグルトを食べるとか、食後にはアイスクリームを食べる、という風にすると、口の中が落ち着きますよ。
それで、メキシコ料理のタコスも辛いのですが、サワークリームがトッピングされ、辛さを中和させてくれるのです。
インド料理のお店にはメニューにラッシーという飲み物があります。
これは、ヨーグルトをベースにした飲み物なのですが、これもインド料理の辛さを中和するのに大きな役割を果たしてくれてるというわけなのです。
辛い料理を食べる韓国でも、お店によっては乳酸飲料などを置いてるところもあります。
辛さを中和させてくれるからなんですね。
辛さを和らげてくれるものは他にもある
トウガラシ系の辛さを和らげてくれるのは、乳製品だけではありません。
まずは炭水化物が挙げられます。
白いご飯やパンなどです。
韓国人の知り合いは辛い料理を食べたときに、辛さを中和するにはごはんを食べろと勧めてくれました。
また別の知人は、辛い辛いといいながら、食パンを口にしていました。
人によって好みはあるかもしれませんが、ご飯やパンも辛さを和らげてくれるのに効果があるのです。
ただし、ご飯もある程度冷めていなければ逆効果です。
辛いところに熱いご飯を口の中にいれると、さらに辛さが増してしまいますので、注意してくださいね。
他には、アルコール飲料があります。
それで、度数の高いアルコール飲料、焼酎や日本酒、またはその他、お酒類は辛い料理にも合うのでしょう。
ただし、ビールは要注意です。
ビールのような炭酸飲料は、ヒリヒリした口の中をさらに刺激するので、よけいヒリヒリしますよ。
食後に、甘いデザートというのも、口の中のヒリヒリを解消するのを手伝ってくれるでしょう。
純粋に砂糖やハチミツといったものを口に入れても良いのですが、食後のデザートに、アイスクリームというのも良いでしょうし、生クリームのケーキというのもアリでしょう。
また、油製品もヒリヒリを緩和してくれるので、ピーナッツバターをクラッカーやパンに塗って食べるというのも良いでしょうね。
アイディア次第ではいろいろ出てきそうです。
そういう私も辛い料理を食べた後は、無性に甘いものが食べたくなります。
それで、チョコレートなんかを口にしたりしてますよ。
まとめ
和食で辛いというものは、わさびやからしなので、それらは水で解決できますが、それ以外のトウガラシ系の辛さには水は効果がないということがわかりました。
他にも効果がないのは、ビールや炭酸飲料です。
気を付けてくださいね。
辛い料理を家で食べるときには、家にある牛乳や、ヨーグルトなどで対処できるかもしれませんが、外食したときに、すぐにそうしたものがないと困ってしまいますね。
辛さを和らげてくれるサイドメニューがあるかどうか確認して、一緒に注文するとか、またはお店の人に聞いてみても良いでしょう。
辛くてヒリヒリと困らないように、対策は立てておきたいものですね。
ご飯やパンなどの炭水化物、そして甘いものなども効果があると言いましたが、カプサイシンでダイエットを考えてる方はくれぐれも食べすぎには気をつけましょう。
辛いからといって、そうしたものを口にしていてはカロリーも一緒に摂取することになりますからね。
ほどほどに食べるのが一番ですよ。
辛さで口の中のヒリヒリを対処する方法がわかりましたから、安心して辛い料理も楽しんでくださいね。
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