「豚の角煮を作る時には、最初に焼いたほうがおいしい」
「いや、焼かずに下茹でしたほうがいいんだ」
「下茹でしてから焼いたほうが味がいい」
などなど、豚の角煮の作り方には十人十色、いろんな方法があるんです。
これじゃあ、どれが正解なの?と迷ってしまいますよね。
豚肉を買ってきて、煮る前に焼いたほうがいいのか?
それとも焼かないで下茹でだけでいいのか?
ゆでてから焼いたほうがいいのか?
ここであなたの疑問、スッキリ解決いたしましょう!
目次
豚の角煮、最初にお肉を焼く
まずは、お肉を焼くという人たちの意見を見てみましょう。
どうして最初にお肉を焼くのでしょう?
*肉の旨味を逃さないため
お肉の表面を焼いて固めることで、お肉の旨味を中に閉じ込めることができるといいます。
なので最初にお肉を焼いておけば、後でコトコト煮ても旨味はそのままということなのです。
*煮崩れ防止のため
豚の角煮もある程度の形があってこそ、おいしく見えますよね。
煮崩れしてしまうと見た目で食欲がそがれてしまうこともあります。
最初に表面を焼いて煮崩れ防止するということです。
*脂を落とす
「油は油で落とす」という言葉をよく耳にしませんか?
たっぷりの油でお肉を焼くことで、余分な脂を落とすことができます。
そうしたうえで豚の角煮を作ると、油っぽくない少しさっぱりした角煮ができるのです。
フライパンで焼いた豚肉からは脂がでて、フライパンもギトギトするのがわかりますよね。
その油は冷めると白くなり、ラードとして使うことも可能です。
水と油はしょせん反発するものなので、ゆでるだけでは、脂は落とすことができないという理由から、焼くことを勧める人もいるのです。
脂とともに、臭みもとれるので、焼くという人も多いですね。
*焼いたときの食感が好き
表面を油でパリッと焼いたときの食感が好きで焼いているという人もいます。
これは人の好みによるので、好きな人はそういうふうに焼いたらいいですよね。
豚の角煮、最初は焼かずにゆでる
今度は、角煮を作るときに最初に焼かずに下茹でするという人たちの意見を見ていきましょう。
*表面を焼いて旨味を閉じ込めるなんてナンセンス
表面を焼くことに意味がないわけじゃないと思いますが、焼かずにゆでる人たちはそう思っているようです。
焼かなくても煮ている間に、旨味は肉に戻るという説もあるのです。
*焼いてもゆでても味に大差はない
特に、焼かずに下茹でする多くの人たちは、味の違いをたいして感じていないのです。
焼いてもゆでてもそんなに変わらないけど・・って感じですね。
私もどちらかというとそういうタイプかもしれません。
*焼くとパサパサする気がする
表面をカリッと焼くのが好きという人もいれば、逆にパサパサするような気がしてそれが気になって焼かないという人もいるのです。
*下茹でするだけでも十分
下茹でして余分な脂と臭みをとってから、調味料を入れてコトコトにると、脂肪に残ったコラーゲンがでてきて、あのとろとろ感が出てくるんだという意見もありました。
どっちが正解?
豚肉を最初に焼くか焼かないか?
どちらが正解なのでしょう?
簡単に言えば、正解はありません!
どちらでもいいのです。
要は「好み」の問題なのです。
例えば、とあるプロの料理人は、最初に焼かないで、ゆでてから表面を焼くということをしているといいます。
そうかと思えば、ゆでるだけという人もいれば、焼くだけという人もいます。
プロの料理人でもその人なりの料理の仕方をしているということなんですね。
普通の主婦でも、実家のお母さんが最初は焼くんだと教えてくれたということで焼いている人もいれば、お母さんは最初からゆでていたから自分もそうしているという人も多いのです。
両方やってみたけど大差はないから、ゆでるだけにしようかな・・
そんな感じでもいいんじゃないでしょうか。
正解はないですが、どちらもやってみて、「これがいい!おいしい!」って思った方法を使っていくのが一番じゃないかなと思います。
また、角煮を作るときに、最初の段階でも焼く焼かないのほかにも、「切る」「切らない」という方法で分かれるようです。
豚のばら肉を買ってきて、
・大きな塊のまま、焼いてから食べやすい大きさに切る
・食べやすい大きさに切ってから焼く
・大きな塊のまま下茹でして、それから切ってさらに調理する
・塊を下茹でしたうえで、切ってから表面を焼いて、そのあとに煮る
という方法があります。
どの方法が一番いいのか?
これも正解はありません。
やりやすい方法で調理するのが一番です。
まとめ
豚の角煮、最初に焼く?焼かない?で悩んでいた人もこれでスッキリできたことでしょう。
正解はないのですから、おいしいと思った方法で、自信をもって料理してください!
お店やお友達の家など、豚の角煮を食べておいしいなと思ったら、作った人に作り方をこっそり聞いてみるのもおススメです。
おいしいと思えるということは、口にあっているということですから、その料理法が合ってるんですよ。
おいしい豚の角煮ができますように。
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