いつか食べようととっておいたお気に入りのお菓子が、いざ開封してみるとあれ?なんか湿気ってる・・なんて経験はありませんか?
おせんべいは、パリパリッ、カリカリっていう音と食感がたまらないですよね。
クッキー類もサクサク感があっておいしいものです。
お気に入りのお菓子ならなおさら、湿気っていたらがっかりです。
でも、未開封なのに、なぜお菓子が湿気ってしまうのでしょう?
それは、袋に原因があるんです。
未開封のお菓子が湿気る原因、そしてその対策も知っておくと、おいしいお菓子を湿気らせないように、そして湿気ってもおいしく食べられるようになりますよ。
お菓子は未開封でもどうして湿気ってしまうの?
お菓子の包装袋は、ほとんどがポリエチレンという素材を使っています。
このポリエチレンという素材は、空気を通します。
空気を通すので、そうした袋に野菜や果物を保存しておくには良い点もありますね。
しかし、お菓子はどうでしょうか?
水分を吸収すればお菓子が湿気ってしまうのはご存知の通りです。
いくら未開封のお菓子でも空気が通ってしまうので、湿度の高いところにおいておくと、空気の中の水分が多くなり、お菓子が水分を吸収してしまうのです。
それゆえに湿気ってしまうということなんですね。
もちろん、お菓子を湿度の低いところにおいておけば、湿気る可能性は低くなります。
逆に梅雨や夏の高温多湿のところにおいておけば、いくら未開封のお菓子であっても湿気ってしまう可能性が高くなるんです。
中にはお菓子の袋の中に乾燥剤が入っているのに湿気るということもありますね。
おせんべいなどのお菓子の袋には乾燥剤が入っています。
それでも湿気てしまうのは、乾燥材の働きが追い付かないから。
それだけ外の空気が湿気っているということですね。
それでは、湿気らないようにするにはどうしたらいいのでしょう?
お菓子を湿気らないように保存する方法
おいしいお菓子、お気に入りのお菓子ほど、湿気らないように対策をたてたいものですね。
これは開封していないお菓子にも言えますし、開封後のお菓子にも言えることです。
どのように保管しておくのが良いのでしょう?
お菓子の保管場所
どうしても空気を通してしまうのですから、できるだけ乾燥している場所に保管するというのが一番ですね。
特に夏になるとどうしても高温多湿となり、保管場所に悩んでしまいます。
そんなときは、冷蔵庫がおススメです。
冷蔵庫は乾燥しているので、開封後に湿気ってしまったおせんべいも袋をあけたまま冷蔵庫に入れておくだけで、元通りのパリパリ感がもどります。
また、夏はエアコンをつけることが多いので、エアコンの効いている部屋に保管するという方法もあります。
でも、エアコンはつけたり消したりするので、一番安心なのは冷蔵庫かもしれませんね。
お菓子の保管方法
冷蔵庫に入れるのはちょっと・・と思ってる人は、他にも方法があります。
お菓子の袋が空気を通すなら、空気を通さない袋に入れておくと良いのです。
例えば、ジッパーパックのような袋。もしくは密閉容器。
こうしたものに入れておくと湿気るのを防ぐことができます。
開封後のお菓子を、よく輪ゴムなどでぐるぐる巻いたり開け口を縛ったりしますが、こうした方法では湿気てしまう可能性が高いということなんですね。
また、ジッパーパックや密閉容器に入れるときにも乾燥剤を一緒に入れておきましょう。
できれば、新しい乾燥剤があると良いですね。
お菓子の袋の中に入ってる乾燥剤は、一度開封すると空気に触れて全く役に立たないわけじゃないですが、働きが落ちてしまいます。
なので、新しい乾燥剤を入れておくとより安心です。
湿気てしまったお菓子を元に戻す方法
保管に気を付けたけれども湿気ってしまった場合、どうにかして元の状態に戻したいですよね。
実は簡単にできます。
レンジでチン!すればいいのです。
湿気ったお菓子をお皿にいれて、ラップなしで、10秒だけレンジにかけます。
お菓子の量などによっては時間を調節しましょう。
トースターやフライパンでという方法もあります。
お菓子が含んでしまった水分を飛ばしてしまえばよいのですね。
まとめ
未開封のお菓子が、食べようと思った時に湿気ってしまったということほど悲しいことはありません。
買ってきたものであれ、いただきものであれ、保管場所には気を付けたいものですね。
高温多湿なところは避けて、冷蔵庫など乾燥しているところに保管しましょう。
室内で保管するときにも、未開封であっても、ジッパーパックのような空気も通さない素材の袋にさらに入れておくと安心です。
乾燥剤も一緒に入れれば、さらに安心ですね。
万が一、湿気ってしまっても、レンジやトースターなどで手軽にパリパリ感、サクサク感を戻すことができるので、もしそうなったときには試してみてください。
おいしいお菓子をおいしくいただくための知恵をもっていると、いざというときに便利ですよ。
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