お料理にとろみをつけるときには水溶き片栗粉を使いますね。
上手にとろみがつけばいいのですが、うまくいかないこともあります。
片栗粉を溶いて入れたらダマになってしまった!
まちがえてお湯で溶いてしまってダマになってしまった!
逆にゆるくなってしまった!
などなど失敗談は、私にもありますし、どの家庭にでもあるのではないでしょうか。
今回は片栗粉がダマになったときの対処法と上手にとろみをつけるコツについてお伝えしていきます。
目次
片栗粉を溶いて入れたらダマになった時どうする?
それではさっそく、片栗粉がダマになったときの対処法を見ていきましょう。
【料理に入れる前】
酢豚や麻婆豆腐などとろみをつけたいときに、水溶き片栗粉を入れるのですが、水で溶いたときにダマになってしまったという場合はどうしましょうか?
これはまだカンタンです。
茶こしでこしたり、裏ごしするようにしてダマをなくしてしまえばいいので。
ただ、水で溶いたときには特にダマになるようなことはなく、よく混ぜて溶かすようにしましょう。
これがお湯でとくと、ダマになってしまうことがあるので気を付けてくださいね。
もしくは、新しく水溶き片栗粉を準備したほうが早いかもしれませんよ。
【料理に入れてしまった後】
水溶き片栗粉を料理に入れたのだけど、ダマになってしまったという場合です。
これがちょっと面倒ですね。
対処法はいくつか考えられます。
*裏ごしする
ダマになった部分をすくって、茶こしなどを利用して裏ごしします。
それでもとろみは足りないと思うので、足りない分は水溶き片栗粉を追加してとろみをつけます。
*さらに煮る
よく煮ればダマも溶けるのですが、料理自体が煮詰まってしまうことも考慮して、別の小鍋にダマになった部分だけをとってさらに煮ると良いでしょう。
ただ、こうしてダマが解けたとしてもとろみは不足するので、さらに水溶き片栗粉を入れることが必要になってきます。
どちらにしても、裏ごしなんてめんどくさい!さらに煮るのもめんどくさい!
そんな場合は、潔く、ダマの部分はそのままにするか、捨てて、新しく水溶き片栗粉を作って入れたほうが手っ取り早いです。
片栗粉がダマにならないためにできること
水溶き片栗粉がダマになってしまっても、裏ごししたり、よく煮たりして溶かすことはできますが、手間暇がかかってしまうので、できるなら、一度で適度なとろみをつけられるようにしたいですよね。
片栗粉がダマにならないためにできることを紹介していきますね。
【水溶き片栗粉がダマになる理由】
そもそも、料理に片栗粉をいれたらダマになる理由は何でしょうか?
1.水にきちんと溶かしていない
2.沸騰しているところに、濃度の高い水溶き片栗粉を入れた
3.入れた後に混ぜていなかった
という3つの理由が考えられます。
ダマにならないためには、これらをクリアしたらよいのですね。
【水溶き片栗粉がダマにならないようにするためには】
1.の対処法:水によく溶かす
これ、一番大切かもしれません。
水と片栗粉の割合は1:1が好ましいのですが、水の量が少ないとダマになりやすいので、料理初心者の方は2:1、もしくは3:1など水の量を多くすると失敗がありません。
ただ、水の量を多くするとそれだけとろみがゆるくなるので、片栗粉の量も調節してみてくださいね。
そして、水溶き片栗粉は、入れる直前に作ってよく混ぜてから料理に入れるのが良いのです。
水溶き片栗粉を作っておいておくと、片栗粉が下にたまってしまうので、前もって作った時にも入れる直前に、よくかき混ぜてから入れると失敗がありません。
2.の対処法:水溶き片栗粉を入れるときは一度火をとめてから。
沸騰しているところに水溶き片栗粉を入れるとダマになる可能性が高くなります。
プロの料理人たちは沸騰しているところに入れるのですが、そこはプロですから、失敗がないのでしょうね。
家庭の主婦であれば、水溶き片栗粉を入れるときには、一度火をとめてから入れ、混ぜながらさらに火にかけるというのが良いですよ。
そして入れるときには全体にまわしかけるようにして入れると全体的にとろみがつきますね。
3.の対処法:入れた後はよくかき混ぜながら火を通す
水溶き片栗粉を入れた後に、うっかり他のことをして混ぜなかったなんてことになるとダマになります。
絶えずかき混ぜるというのがダマにならないコツですよ。
また、入れるときに火を止めて、そのままかき混ぜて終わりという人もいるのですが、一度火をとめても、片栗粉を入れてからさらに火にかけて、水溶き片栗粉にもよく火を通す必要があります。
それでこそとろみがつくんです。
最低でも1分くらいは加熱しましょう。
そうすることで、適度な艶と透明感のある仕上がりになります。
料理はビジュアルも大切ですよね。
また、よく火を通さないとってことで5分とか10分も煮てしまうと、逆にとろみが弱くなってしまいます。
そうすることで素材の色がくすんだりもするので、水溶き片栗粉を入れてからの時間もチェックしましょう。
まとめ
とろっとしたとろみをつけるには、水溶き片栗粉が大活躍するのですが、一歩取り扱い方を間違ってしまうとダマになったりゆるくなったりというトラブルが生じます。
ここは基本に立ち返って、
・料理に入れる直前に、水によく溶かす
・料理に入れる時には火を止めてから
・入れたあとには良くかき混ぜて良く火を通す
ということに注意してみてください。
おいしい料理の成功をお祈りしています。
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