コンビニなどでフランクフルトを買うと、マスタードとケチャップが入っていて二つ折りにして押したら出てくる・・・アレ。
その名は「ディスペンパック」です。
便利なものですが、片方だけ使いたいというときには、ちょっと不便を感じることもありますね。
でもこのディスペンパックの片方だけ上手に出すことができることを「特技」としている人もいるんです。
このディスペンパックの片方だけ出す方法、そしてこのディスペンパックについてもまとめてみました。
ディスペンパックの片方だけを出すには
フランクフルトを買うとついてくるのがケチャップとマスタードの2種類が入ったディスペンパックです。
私はケチャップもマスタードもつけたらおいしいのでいいのですが、中には、ケチャップが苦手、マスタードが苦手っていう人もいるはずです。
小さいお子さんだと、マスタードが辛くていやだっていう子もいますよね。
二つ出てきたら困るけど、片方だけ出すことってできるのかしら?
そんな疑問から調べてみると、意外と片方だけを出してるという人が多いんですね。
どうやって出しているのでしょうか?
まず、多くの人がやっているのは、ディスペンパックを半分に折るわけですが、ある程度まで折ったら、出したい部分だけ、つまり、ケチャップならケチャップのほうだけを「押す」わけです。
こうするとケチャップだけがでてきますね。
マスタードだけならマスタードが入ってる部分を押します。
両方つまんで押してしまったら、当然両方でてきますので、その辺がスキルが必要なんですね。
もしくは、半分にカットしてしまって、片方だけを使っているという人もいます。
特別な方法があるというよりも、必要な部分だけを押すというごく単純な方法なのですが、これも技術が必要なようですね。
一度で成功するといいのですが。
そもそもディスペンパックって?
そもそも、あのディスペンパックってどうやって誕生したのでしょうか?
片手で簡単に中身を出すことができますし、しかも手をよごさずにすみます。
特に力が必要なわけでもないので、お子さんからお年寄りまで誰でも手軽に使えますよね。
こんな素敵なものがどうやってできたのでしょうか?
【ディスペンパックの由来】
そもそも、ディスペンパックが誕生したのはアメリカです。
アメリカのサンフォード・レッドモンド社の社長の友人がそのきっかけを作ってくれました。
彼が電信柱のような高所で作業をしていたときに、手に傷を作ってしまったのですが、傷の手当をするために、地上に降りるというのが面倒だという愚痴を社長に話していたのです。
それを聞いて、片手でも簡単に手当てができるようにと容器の開発をしたのがきっかけでした。
それであのような形の容器が誕生したのです。
それが日本に伝わってきて、日本での独占実施権を取ったキューピー、三菱商事、三菱商事パッケージングが「ディスペンパックジャパン」という会社を作って、本格的にこの商品を作り始めたというわけです。
そして、2019年9月、ディスペンパックという名称は「パキッテ(PAKITTE)」に変更されました。
パキッテと名前が変わって間もないせいか、ディスペンパックのほうがまだ親しみがあるようですね。
【ディスペンパックの種類】
ディスペンパックには、シングルタイプとツインタイプの2種類があります。
シングルタイプは一種類のものが入っています。
ツインタイプには、ケチャップとマスタードといったように2種類の内容物が入るようになっているものです。
こうしたディスペンパックを製造販売しているのは、日本、オーストラリア、韓国とありますが、なんと2種類のソースを出すことができるのは日本だけとか。
なので、2種類のソースがでるディスペンパックの動画が海外でも話題になったのです。
日本人の器用さがこんな素敵なものを作ったのでしょうね。
2種類のソースを出すことができるということだけではありません。
そのソースが出てくる取り出し口も、シングルとツインだけではなく、クロス、マルチティンプル、Wツインティンプル、極細3列、プリスターなどなど、実にいろんな「口」が作られているのです。
「リボン」と呼ばれるその取り出し口は2種類のソースが幅広く帯状に出てきて、ケーキなどのデコレーションにも使えるほどに見栄えが良いのです。
ちなみに、マスタードとケチャップはツインの口から別々に出てきます。
なので、必要な部分だけを押すことで、ケチャップだけ、またはマスタードだけと片方だけ出すことも可能になります。
まとめ
ディスペンパック、今は「パキッテ」という名前になったこの容器。
あらゆるところで大活躍しています。
ケチャップとマスタードだけではなく、ジャムやマヨネーズ、ドレッシング、マーガリン、さらには醤油とわさび、たれとからしなど和風にも使えるようなものもあります。
ピクニックやお弁当に、野外でのおやつにというときにも、便利ですよね。
片方だけ必要というときには、「片方だけを押す」。
ぜひ試してみてください。
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