「青写真を描く」という言葉をご存知ですか?
知人とビジネス上の話をしていたときに「青写真を描いてみたら?」ということを言われたことがある人いませんか?
またはそのほかの場面でも、「青写真を描いておいたほうがいい」というようなことを言われませんでしたか?
青写真を描くってどういう意味があるのか?
ビジネスの場面でこの言葉を使ってもいいのか?
正しい使い方って?
そんなことをお話してみたいと思います。
青写真ってどういう意味があるの?
もしかしたら、最近の若い人たちの中には「青写真を描く」という言葉の意味を知らない人もいるかもしれませんね。
青い写真って何?
なんで青い写真?
って疑問を抱く人もいるかもしれません。
言葉の通りに解釈すると、青い写真を描くということになりますが、この青い写真って何のことでしょう?
古くから、鉄塩を使ったときに起きる化学反応を利用した写真の技術を使って、機械や建築物の設計図をコピーするときに使われていたのが青写真なのです。
印画紙にその鉄塩を混合した液が塗られて、そこに印刷すると青地に白く印刷されるのです。
その色合いから、青写真と呼ばれるようになったのでしょう。
青写真を描く
では、青写真を描くというのはどういう意味があるのでしょうか?
この青写真は設計図や図面などをコピーするときに使われるものですから、その「設計図」のような意味を持ち合わせたのが青写真を描くなのです。
つまり、設計図を描くとも言えますね。
設計図を描くというのは、頭の中にあるプランを具体的に絵にかいてみるとか、文字にしてみるとか、形にして表現してみるというような意味あいになるでしょうか。
漠然とした計画、夢なども、この青写真のように絵にしたり、文字にしたりすることで、ある程度の形を目に見えるようにしてしまうわけです。
そうすることで、頭の中がすっきり整理されたり、その計画も進めやすくなります。
「青写真を描く」に対する誤解?
「青写真を描いておいたらいい」などと言われて、
ん?
なんか変なこと言われたのか?
と誤解してしまった人もいるのではないでしょうか。
青写真というと、
なんだか青臭いこと言ってんじゃないか
とか
色眼鏡で見てるんじゃないか
とか、
変な解釈をしてしまって、これってバカにされたんじゃないだろうか?と誤解を招いていませんか?
特に、ビジネスの場で、そんなことを言われると
自分のやり方が間違ってるんだろうか?
自分が低く見られているんじゃないか?
そんな心配にもなりますね。
でも、「青写真を描く」という意味をしっかり知っていれば、そんな誤解もすることがありません。
ビジネスの場面でもこの「青写真を描く」という言葉は、決して使ってはいけない言葉ではないわけです。
それを正しく受け止めるだけの知識と教養が必要になってくるんですね。
「青写真を描く」例文を作ってみよう
それではここで、「青写真を描く」という言葉を使って例文を作ってみましょう。
一緒にトライしてみてくださいね。
いきなり国語の時間見たいですが・・^^;
「青写真を描く」というのは、言い換えてみると
「計画を立てる」
「構想を練る」
などという言葉で言いかえることができます。
そうした観点から例文を作ってみましょう。
*そろそろ老後の青写真を描いておいてもいいかしらね。
老後の計画を立てておこうという意味ですね。
*新しいプロジェクトの青写真はもう描いたのか?
これは仕事の上で使われていますね。
新しいプロジェクトのおおまかな計画案ができたのか?というような意味合いになります。
*結婚後の新居の青写真を描いてみよう
自分が家を建てるなら、その設計図とも言えますが、賃貸であっても十分使える言葉ではないでしょうか。
新居の位置や、インテリア、家具などの計画をより具体的にしておくという意味になります。
*仕事上でもそろそろ独立して事務所をかまえたいと思ってるんだ。
その青写真を描いてみるとワクワクしてくるよ。
自分で独立して起業しようとしている人ですね。
青写真、つまりその計画を立てていると、わくわくするというわけです。
いいですよね。そのワクワク感。
まとめ
「青写真を描く」という言葉、よく耳にしていたけど、なんだかあいまいにしていたという人もこれでスッキリしたのではないでしょうか?
何か、計画を立てたり、構想を練ったりするって、自分の好きなことだとワクワクするし、夢がふくらんで、気分もとってもいいですよね。
もちろん、その計画を実行するには、山あり谷ありの道のりになるのかもしれませんが、最終的な大きな目標を定めておけば、その道のりもまた楽しいものになるのではないでしょうか。
しかし、頭の中に漠然とあるだけの夢や計画はなかなか実現するのがむずかしいのです。
それは具体化されていないから。
だからこそ「青写真を描く」という作業が必要になってくるのですね。
それはビジネスでもプライベートでも同じことが言えるのだと思います。
あなたの「青写真」はどんなものですか?
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