絹さやがスーパーに並ぶようになると、春が来たなあと感じますよね。
絹さやと言えば、シャキシャキの食感と、ほんのりとした甘みがなんともクセになる野菜です。
絹さやはビタミンCが豊富なので春に増えてくる紫外線によるシミを防ぐ効果が期待できます。
また、食物繊維が豊富なので便秘の方、ダイエット中の方にもおすすめです。
季節ものだからこそ、旬の時期に美味しくいただきたいですね。
しかし、絹さやは量の割に値段も高めで使うとしても料理のいろどりに添える程度、わざわざ面倒な下処理をしてまで使いたくない・・・という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、絹さやの下処理方法と簡単に筋取りができる裏ワザをご紹介します。
絹さやの筋取り方法
絹さやには、『筋』があり、この筋を取り除かないと食べた時に口の中でひっかかったり、残ったりして食感が悪くなってしまいます。
一つずつ筋取りをするのはとても面倒ですが、ひと手間かけて作ったものはより美味しく感じられるものです。
慣れてしまえば簡単に、それほど時間もかからずできるので、ぜひ筋取りをマスターしてくださいね。
絹さやにはへたがついているので、まずへたを持ち、豆の寄っている方へプチッと折ります。
そうすると、へたに筋がついてくるので、ゆっくり下に向かって筋をスーッと取りましょう。
はじめは焦らずゆっくりやってみてください。
何度がやっていくうちにコツがつかめてくるので、慣れてきたらスイスイ取れるようになりますよ。
絹さやの筋が上手く取れない場合の対策
何度やってもなかなかうまくいかないという時は、買ってきた絹さやがあまり新鮮ではなく、水分を失い乾燥してしまった可能性があります。
または、買ってきたけれど冷蔵庫でしばらく放置してしまっていた、なんてこともあるかもしれませんね。
しなしなになってしまった場合は、一度水に浸けて、しばらく待ってみてください。
すると絹さやが水分を吸ってシャキッとした状態に戻り、筋取りがしやすくなりますよ。
絹さやの筋がどうしても取れなかったらピーラーを使おう
それでも、手ではどうしてもうまくいかないという方は、ピーラーを使ってみてはいかがでしょうか。
ピーラーでへたを押さえて折り、さきほどと同様に下に向かってゆっくり筋を取ります。
手ではへたがうまく折れない、という方はこのほうがうまくいくかもしれません。
ただ、ピーラーの刃でケガをしないように注意してくださいね。
その他にも、キッチンばさみで絹さや全てに切り込みを入れてから、一気に筋取りをするという方法も時短になって良いですよ。
自分がやりやすい方法を見つけて、ぜひ筋取りをマスターしてくださいね。
筋を取った絹さやはまとめて茹でて、冷凍保存
筋取りが済んだら、絹さやを茹でましょう。
まとめて茹でて冷凍保存しておけば煮物などのいろどり用にちょこっと使ったり、お弁当の野菜が足りない時などにとても便利です。
茹でるときは、鍋にたっぷりのお湯をわかし、塩を小さじ1程度加えましょう。
こうすることで、絹さやの緑色が鮮やかになります。
茹でる時間は10秒程度にしましょう。
長く茹でてしまうと、色も食感も悪くなります。
また、絹さやに多く含まれているビタミンCは水溶性ビタミンといって、水に溶けやすい性質なので茹で時間が長いほど、栄養素が流れ出てしまいます。
茹であがったら、いったん水に浸します。
これは、色止めといって、絹さやの緑色が茹でた熱によって変色してしまうのを防ぐ効果があります。
こちらもあまり長く浸してしまうとビタミンCが流れてしまうので、冷める程度にサッと浸す程度で十分です。
冷めたら、キッチンペーパーなどでよく水気をふきとります。
使いたい分ごとに小分けにし、絹さやが重ならないようにラップで包みます。
さらにジップロックなどの密閉容器に入れ空気をできるだけ抜いてから、冷凍しましょう。
これで約3か月保存できますよ。
煮物などの料理の仕上げにいろどりとして加えるときは、冷凍の状態のまま最後に加えて火を止め、余熱で火を通す程度で大丈夫です。
サラダなどにするときは、冷凍のまま熱湯をサッとまわしかけて解凍しましょう。
電子レンジで解凍するよりも食感がよく仕上がりますよ。
絹さやでいろどりを
絹さやの下処理方法、筋取りの裏技をご紹介しました。
絹さやはあまり主役にはなりにくい食材ではありますが、完成した料理や器にちょっと添えるだけでも料理をパッといろどりよく見せてくれます。
まとめて茹でて冷凍すれば、後で手間なく使えてとっても便利ですよ。
ぜひ毎日の料理のアクセントに加えてみてくださいね。
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