ゲリラ豪雨の前兆と外出先で遭遇したら取るべき行動

ゲリラ豪雨の前兆と外出先で遭遇したら取るべき行動 天気・自然

最近テレビなどで耳にするゲリラ豪雨という言葉。

しかしこれは正式な気象用語ではありません。

では、なぜゲリラ豪雨と呼ばれるのか。

その発生要因と対処法についてまとめました。

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■ゲリラ豪雨は正式な気象用語ではない?

最初に記したように、ゲリラ豪雨とは正式な気象用語ではありません。

集中豪雨の一種であり、大気の不安定によって突発的に起きる

(気象予報では予測不可能な状況の)豪雨のことを示しています。

軍事用語のゲリラが語源とされていますが、

気象業界ではイメージの問題で正式な気象用語として認めていません。

ゲリラ豪雨が発生しやすい時期・場所

ゲリラ豪雨が発生する時期は、夏場(特に7・8月)、

場所としては都市部が多いです。理由としてはヒートアイランド現象が関係しているとされています。

ゲリラ豪雨が発生する要因や前兆

ゲリラ豪雨の発生要因として、以下の過程があります。

・ヒートアイランド現象

平野や河川が少なく、アスファルトやコンクリートが多い都市部で起きる、

他の地域に比べて気温が高くなる現象を言います。

夏場は熱が地面にこもりやすく、都市部の高層ビルに囲まれて

空気の逃げ場が閉ざされてしまいます。

・積乱雲の発生

ヒートアイランド現象により、行き場を失った暖かい空気が上昇し

空を流れる冷たい空気と合わさった結果、積乱雲が発生します。

この積乱雲が発達し、雨になる水滴を成長させ、ゲリラ豪雨の発生に繫がっていきます。

ゲリラ豪雨の主な前兆としては、以下の3点が挙げられます。

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・突然、風が変わる

ゲリラ豪雨が起きると、気温が急激に下がります。

その前触れとして、急に冷たい風が吹いたり湿気を含んだ生暖かい風が吹いたりします。

・空が急に暗くなり、黒い雲が発生する

日本では西から東に向かって雲が流れていきますので

あれ?なんか暗くなったな?それに風も急に変わったぞ?と思ったら

西の空を確認してみましょう。

西の空に黒い積乱雲が見えたら、ゲリラ豪雨が接近しています。

・雷の音が聞こえる

黒い積乱雲が見えて、更に雷鳴が遠くから聞こえてきたら、

ゲリラ豪雨はかなり近くまで迫っています。

急いで避難しましょう。

ゲリラ豪雨に遭遇した場合の対処法は?

ゲリラ豪雨に遭遇した場合は、まず建物の中に入るのが無難です。

雨量にもよりますが、道路が冠水し歩けなくなる状況に陥る可能性も高く、

怪我をしてしまうこともあるからです。

※雨宿りに公園や木の下に行くと、落雷の恐れがあるため危険です!

建物の中にいる場合は、

浸水の可能性も考えて地上2階以上にいたほうがよいです。

しかし最近は地下街が増えており、水害の心配も多くなっています。

付近の従業員などの指示に従い、落ち着いて非難することが大事です。

また、女性などはヒールなど踵が高い靴を履く場面も多いとおもいますが、

可能であれば踵の低い靴を持ち歩くと転倒の心配が減ります。

ゲリラ豪雨による被害にあった場合

築年数の経過している家や地盤の弱い土地では、

ゲリラ豪雨による被害が出る可能性もあります。

そのような場合でも、補償内容によっては

火災保険が適用される場合があります。

一度、各家庭にて加入している保険を見直ししてみるといいかもしれません。

まとめ

ゲリラ豪雨は近年増加傾向にあり、

1時間当たりの雨量が100mmを超えることが珍しくなくなってきました。

天気予報に現れない要素が強いため、未然に防ぐという事が難しいですが、

状況に応じて冷静に対処していきましょう。

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