ゴキブリは、嫌いな虫の筆頭に挙がると言っても過言ではありません。
出来ることなら避けたいですが、遭遇してしまったときはどうしているでしょうか。
即座に退治するという勇気のある女性もたまにいますね。
でも、大抵の方は苦手だと思います。男性でも苦手だという方はいます。
成虫ばかりに意識が向いてしまいますが、卵を見つけてしまうこともあります。
しかも、成虫に比べて駆除が少し厄介です。
いざ見つけたときにパニックにならないよう、駆除方法をまとめました。
目次
ゴキブリの種類
日本で見られるゴキブリは、主に4種類です。
クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリ、チャバネゴキブリです。
私たちの回りで最もよく見るゴキブリは、クロゴキブリです。
この中で一番大きなゴキブリは、ワモンゴキブリです。
チャバネゴキブリは小型ですが、卵と幼虫の数が多いので、注意が必要です。
ゴキブリが産卵する場所
ゴキブリの卵は、色も形も小豆のような見た目をしています。
大きさは1cm程度で、外側の黒い部分は「卵鞘(らんしょう)」と言います。
卵鞘は卵を周囲の天敵や有毒なものから保護する役割があり、実際の卵はこの卵鞘の中に入っています。
1つの卵鞘の中に入っている卵の数は、チャバネゴキブリで40個まで達することがあります。
聞くだけで恐怖に駆られますね。
そしてゴキブリが産卵するのは、以下の条件を満たす場所です。
家の中で言うなら、冷蔵庫の裏、電子レンジの下、ダンボールの間などが当てはまります。
孵化までの期間は、チャバネゴキブリは産卵してすぐ、他のゴキブリは1ヶ月程度です。
クロゴキブリは、卵でも幼虫でも越冬できるほど生命力が強いです。
ゴキブリの卵には殺虫剤も効果がない!駆除方法は?
ゴキブリ用の殺虫剤は、スプレータイプ、粘着タイプ、煙タイプ、ホウ酸団子などが有名です。
しかし、卵は先述したように卵鞘によって守られているため、殺虫剤が効きません。
そのため、他の方法を取る必要があります。
それでは、ゴキブリの卵の具体的な駆除方法をご紹介していきます。
気持ち悪いと思いますが、これ以上数を増やさないために、勇気を出して駆除しましょう。
◎潰す
卵を潰しても良いのかどうか迷うことがあると思いますが、問題はありません。
卵は乾燥に弱いので、卵鞘が少し破れるだけでも効果があります。
絶対に無理だという方は、他の方法で駆除しましょう。
◎袋に入れて捨てる
潰すことが出来ない場合は、シンプルですがこの方法を試してみてはいかがでしょうか。
卵をティッシュなどで掴み、袋に入れてしっかり縛り、可燃ゴミとして捨てます。
ティッシュでも触れないときは、もっと厚みのある雑巾やいらなくなった衣類などで掴み、そのまま雑巾ごと捨てても良いと思います。
燃えるゴミの日まで時間があるときは、中身が見えない袋に入れると良いかもしれません。
わざわざ書くことでもありませんが、必ずゴム手袋を使いましょう。
◎掃除機で吸ってから捨てる
先ほどと重なる部分がありますが、筆者が思いついた方法です。
どうしても触りたくない場合、可能ならば掃除機を使うと良いのではないでしょうか。
また、吸い込むだけで終わらせるのではなく、そのあとの処理が大切です。
パックを使うタイプと使わないタイプの掃除機がありますが、どちらにしても必ず吸い取った後のゴミはすぐに捨てましょう。
どちらのタイプでも、ゴミは袋に入れてしっかり縛ってから捨ててください。
もし袋の中で孵化してしまった時に袋の口がゆるんでいたら、、、大惨事ですからね!
◎熱湯をかける
使う場所が限られてしまいますが、有効な方法です。
卵鞘はとても丈夫ですが、熱湯ほどの温度では死滅するようです。
産卵された場所によっては試してみる価値がありそうです。
◎毒エサタイプの殺虫剤を使う
殺虫剤は効果がないと書きましたが、1種類、駆除できる殺虫剤があります。
毒エサタイプの殺虫剤ならば、成虫、幼虫、卵すべてに効果があります。
特に、「フィプロニル」という成分が入ったものが良いそうです。
成分表示をきちんと確認してから購入するようにしてくださいね。
◎専門業者に頼む
自分で駆除できない場合の、最終手段です。
他人を部屋に入れるのは抵抗があるかもしれませんが、安心には代えられません。
検索すれば近くの業者が分かるので、頼ってしまいましょう。
産卵を防ぐためには…
卵を産ませないためには、掃除をまめにして家の中を綺麗に保つことが大切です。
ときどきで良いので、台所、家電の裏などの掃除もしましょう。
一度でも成虫を見たことがあるのなら、警戒した方が良いです。
まとめ
一度卵を見つけてしまうと、トラウマになるという方もいると思います。
産ませないために、普段から少し気を付けておきたいですね。
もし見つけても冷静に対処できるよう、複数の駆除方法を覚えておきましょう。
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