ファッションアイテムの1つとして取り入れることが多いサングラス。
上手に使っている人は、おしゃれの上級者のように見えますね。
サングラスは、ファッションとしてだけでなく、目に入る紫外線を防ぐアイテムとしても使うことができます。
オゾン層の破壊が進み、日差しが年々強くなっている近年では、紫外線対策がとても重要です。
紫外線というと肌や髪が浮かびますが、目もダメージを受けます。
でも、サングラスのUVカット効果の持続期間はどのくらいなのでしょうか。
日焼け止めと違って、分かりにくいですよね。
さらに、選び方や保管方法にも悩んでしまいます。
サングラスの寿命や選び方、お手入れ方法についてまとめました。
是非参考にしてください。
紫外線によってもたらされる眼病
紫外線は、白内障、翼状片、加齢黄斑変性といった眼病の原因になります。
白内障は有名ですが、あとの2つの病気は聞き慣れないと思います。
・翼状片(よくじょうへん)
白目の表面を覆っている結膜が目頭から黒目の方に三角形に伸びてくる病気です。
充血や違和感を覚えるなどの症状があり、目の中心まで伸びてくると乱視を引き起こすとされています。
症状が悪化すると手術が必要だが、再発することが多いと言われています。
・加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)
黄斑は、網膜の中心にある部分で、その中心に光が当たります。
加齢黄斑変性は、その黄斑に障害が起こる病気です。
視力の低下、見ている物がゆがむ、中心が見えないなどの症状が現れ、最悪の場合失明の原因にもなると言われています。
紫外線はあくまで原因の1つに過ぎず、食生活や生活環境など他の様々な要因が絡んできますが、人体に悪影響があることは間違いありません。
サングラスの選び方
紫外線カット効果とサングラスの色には、実は関係がありません。
濃い色のサングラスは、薄い色よりも瞳孔が大きく開き、その分多くの光が入るので、注意が必要な場合があります。
ではどのように選ぶのかというと、確認するべきポイントは3つあります。
◎紫外線カット率
紫外線をどのくらい防ぐことができるかを表している数字です。
数字が大きい方が、より紫外線カット力が優れています。
単純に考えれば良いので、悩むことは少ないと思います。
◎紫外線透過率
紫外線をどのくらい通すかを表している数字です。
99%以上防ぐサングラスなら、「透過率1.0%以下」「透過率0.1以下」を選んでください。
こちらは数字が小さい方が、より紫外線を防いでくれるということですね。
カット率なのか透過率なのかしっかり確認するようにしましょう。
◎UV400を選ぶ
一口に紫外線と言っても、波長によって分かれています。
UV-A、UV-B、UV-Cの3種類です。
この中で、UV-Cは地表にほとんど届かないので、気にする必要はありません。
UV-A の波長は315~400nm、UV-Bの波長は280~315nmです。
UVの後ろに、380や400といった数字が書いてあります。
これは、どの波長までの紫外線を防ぐかということを示しています。
つまり、「UV400」なら400nmまで、「UV380」なら380nmまで防ぐということです。
紫外線をしっかり防ぐためには、「UV400」のサングラスを選びましょう。
UVカットサングラスの寿命と確認方法
UVカット効果があるサングラスは、2種類あります。
レンズの表面をコーティングしたものと、素材に紫外線吸収剤が使われているものです。
前者の方が安いようですが、コーティングが剥がれるという心配があります。
寿命は、どちらも5年程度のようです。
UVカット効果が持続しているかどうかは、メガネ屋さんで調べることができます。
測定器が置いてあるので、それを使いましょう。
最近では、自分で簡単に測定できるアイテムも売られているようです。
サングラスの扱い方
レンズに傷が付くと、そこから紫外線を通してしまいます。
サングラスの置き方、布などの摩擦に気を付けなければいけません。
また、サングラスがプラスチック製であった場合、熱に弱いです。
夏の車内に放置すると、変形したり機能が低下したりする恐れがあります。
運転するときだけサングラスを使う方は特に注意してください。
洗いたいときは、中性洗剤を使いましょう。お湯ではなく水の方が良いです。
どちらもコーティングを守るために大切なことです。
完全に乾かすことも忘れないようにしてください。
まとめ
サングラスについての悩みは、少しは解決できたでしょうか。
紫外線やサングラスについて、案外知らなかったことも多いのではないかと思います。
手持ちのサングラスを確認して、もし効果がなくなっていたら買い替えが必要です。
買うときや買ったあとも、気を配らなければならないことがたくさんあります。
少し面倒ですが、サングラスを使う意味がなかったとならないようにしたいですね。
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