カマドウマという名前の虫を知っていますか?
このカマドウマ、実は便所コオロギなんて言われることもあり大嫌い!といった人もとても多い嫌われがちな虫です。
このカマドウマは、結構体の大きさがあるのに気づいたら家の中にいた!なんてことも少なくないんですよね。
カマドウマって、どのようにして家の中に入ってきてしまうんでしょうか?
そして、カマドウマって家に侵入してしまったらどんな悪さをするんでしょうか?
そして、家の中に侵入することを防ぐことって可能なんでしょうか?
カマドウマってどんな昆虫?
カマドウマは実はバッタの仲間の昆虫なんです。
ただ、バッタとはちがい羽が全くがないため、飛ぶことができません。
カマドウマという名前は、昔の台所にあるかまどによく出現しており、大きく丸まった背中が馬の背中に似ているということで、「かまど」と「うま」を組み合わせてカマドウマという名前になったと言われているんですよ。
そして、カマドウマって家の中でもよく出没するという場所があるんです。
それはトイレなんです!トイレによく出現して、ぱっと見コオロギに似ている虫・・・ということが由来となって便所コオロギという呼び方をされることもあります。
こちらの呼び名の方がよく知られているかもしれませんね。
ジメジメしたような湿気がこもり暗い場所を好んでおり、夜に活動的になります。
夜になると、野菜くずをたべたり昆虫の死体を食べるんですが、暗くてジメジメしている家屋の床下などの、家屋周辺に生息していることが多いんです。
他には落ち葉や樹液なども食べるため、木のウロや洞穴なんかにもよく生息しているんですよ。
カマドウマってバッタの仲間とはいってもはねを持っていないんです。
羽はなくても足が強くとても高くジャンプするんです!
力強いジャンプ力で、自分で壁などにぶつかって死んでしまうなんてこともあるんだそうですよ。
昆虫なので、飼育したことがあるという人も意外といるんです、が飼育用のケースやかごの中でジャンプをして、壁や蓋にぶつかって死んでしまうなんてことも珍しくないんです。
カマドウマって何の害があるの?
カマドウマは、見た目が気持ち悪くジャンプしてどんな動きをするのか予測できない!・・・ということもあり嫌われているんですが、実はそこまで害のある虫ではないんです。
害虫ではあるんですが、毒を持っているわけでもなく何か悪影響を与えるというわけではないので不快害虫と言われているんですよ。
昔は家の中に出るということが多く、害虫としての扱いはされていなかったんだそうですよ。
あまり害がないといったことを先ほど説明しましたが、全く害がないというわけではないんです。
実は、カマドウマは古い本や・飾っていたり倉庫にしまっている屏風などの和紙を食べてしまうことがあるんです。
家に古い書物があったり、資料館や博物館など昔の資料などを保管しているようなところで、カマドウマが発生してしまうとでは重大な損害を被ることもあるんです。
カマドウマを家の中に入れないための予防策
いくら、害がほとんどないとはいっても家の中にカマドウマが出現したら驚きますし、嫌なものですよね。
カマドウマは、湿度が高くじめっとして暗い場所が好きなんです。
そのため床下や庭にそういった環境を作らないようにするということが大切です。
落ち葉がある時には、しっかりと掃除をして綺麗にしておく、側溝や排水溝なども、気づかないうちに泥や落ち葉で詰まっているということがあります。
詰まっていると水気が溜まりとそこにカマドウマが住み着いてしまうということもあるので側溝などもしっかりと掃除をして、水はけを浴しておくということが大切です。
そして、カマドウマの侵入を予防するためにはとにかく外に通じている隙間を無くす!ということが一番大切なことなんですよ。
基本的には、外に落ちている落ち葉や果実などの実を食べているカマドウマですが食べ物を探すために隙間などに飛び込んでくるということがあるんです。
木造住宅や古い家など、意外と隙間があったりするんです。
こういった隙間からカマドウマが家の中に侵入してきてしまうんですね。
意外と通気口や排水パイプなどの周りの隙間など、普段の生活には全く支障がないような小さな隙間でもカマドウマが入ってきてしまうなんてこともあるんです。
壁に隙間が!なんてことになったら、業者に頼む方が確実ですが排水パイプの周りの隙間などは自分でも簡単に埋めることができますよ。
ホームセンターなどで、隙間を埋めるためのシリコンが売られています。
こういったものを使うと、業者に依頼せず自分でも簡単に隙間を埋めることができますよ。
そして、カマドウマが家に侵入しないために隙間を埋めても窓を開けている時にピョンと飛び込んできた!なんてことも実はよくあることなんです・・・
それだけジャンプ力が強いんですね。
庭など、いくら綺麗に掃除をしていてもカマドウマが減っても、全くいなくなるというのは難しいことなんですね。
家に近づいてこないように、家の外周に粒剤タイプの不快害虫用の薬をまくのがおすすめです!
いくら、庭や外にカマドウマが出現してもこういったものを家の外周にまいていると家に近づくことができなくなります。
こうすることで、家の中に侵入するのを予防することができますよ。
まとめ
いくら害がないと言っても、家の中に虫が出現したら誰しも嫌な気持ちになりますよね。
夜に活動するカマドウマ、夜中にトイレへ起きた時に現れたら・・・と思うと気が気ではありません。
もし、カマドウマを家で見かけたら、どこかに家の中に入ることのできる侵入経路があるということになり、今後もカマドウマに侵入されてしまう可能性があります。
その場でカマドウマを退治したから一安心!というわけではないので、安心してしまわないようにしてくださいね!
家の中を見回って、どこから入ってきているのかを把握し侵入できないようにしっかりと対策をしましょう!
コメント