炊飯器の寿命はどれくらい?買い替えのサインと長持ちさせる扱い方

炊飯器の寿命はどれくらい?買い替えのサインと長持ちさせる扱い方 ライフハック

 

お米が大好きな日本人。

毎日ごはんを炊くという方は多いのではないでしょうか。

 

炊飯器は毎日の生活にかかせない電化製品のひとつですよね。

 

突然壊れて使えなくなってしまって困る!なんて事のないように、炊飯器について知っていきましょう。

 

一般的な寿命、買い替えの目安や長持ちさせるための扱い方などについて説明します。

 

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炊飯器の一般的な寿命

 

炊飯器の寿命は一般的に3年から10年と言われています。

 

え?幅がありすぎじゃない?と思いますよね。これには訳があります。

 

炊飯器は外側の本体と、中に入れる内釜がありますよね。

 

詳しく言うと、内釜の寿命が3年から5年、本体が10年くらいです。

 

炊飯器が壊れる原因で最も多いのは内釜です。

 

上記で述べた通り、内釜は寿命が早いです。これは釜の劣化が原因です。

 

内釜はメーカーにより様々あります。

 

分厚くできていて熱をたくさん蓄えることのできる厚釜。

 

何層にもなっていて、その層には様々な熱伝導率に優れた素材を使用している多層釜。

 

遠赤外線効果のある炭を使用した炭釜。さらに土鍋や鉄釜もあります。

 

そのどの内釜も一番上の部分にはコーティングやメッキがしてあります。

 

このコーティングが剝がれてしまう事が、内釜の劣化、イコール炊飯器の寿命を縮めることになるのです。炊飯器には温度センサーという機能があります。

 

これは釜の温度を調節して焦げないようにしたり、芯を残さない、水っぽくならないように等を管理する機能です。

 

内釜の劣化によりこの温度センサーがしっかり働かなくなります。

 

その結果、お米が上手く炊けずに炊飯器の寿命が来るのです。

 

内釜は交換する事ができます。

 

もし劣化しているようであればメーカーに問い合わせてみましょう。

 

ただ、メーカーは6年経つと同じ部品を扱わなくなる可能性がありますので、注意してください。

 

また、炊飯器が壊れる他の原因としてはパッキンの劣化もあります。

 

本体の蓋にはパッキンが付いています。

 

そのパッキンが劣化すると、しっかり蓋が閉まらなくなり炊飯中に吹きこぼれるという現象が起きます。

 

さらに炊飯器にはリチウム電池という電池が使われています。

 

この電池はタイマーや画面表示の際に必要なものです。

 

これは本体に内蔵されているもので、自分では交換できません。

 

この電池が切れてしまうと、炊飯自体はできるものの、タイマー機能が使えません。

 

画面も表示できないので炊飯コースを選択する事もできなくなります。

 

この場合はメーカーに依頼し電池を交換してもらうしかありません。

 

 

炊飯器の買い替えの目安となる症状

 

では具体的にどのような事が起きたら買い換えの目安になるのでしょうか。

 

まず参考にしたいのはご飯のニオイです。いつもと違うニオイや変なニオイがする場合、温度センサーがきちんと作動せずにご飯が臭うことがあります。

 

しかしこのニオイの原因が温度センサーのせいではない場合があります。

 

炊飯器の汚れや前回炊いたご飯が本体の内側のどこかに残っていたりすると、それが腐敗したような臭いがします。

 

故障と決める前に一度掃除する事をお勧めします。

 

次にご飯がちゃんと炊けない時です。

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焦げたり、芯が残っていたり、水っぽくべちゃべちゃだったり。

 

これも温度センサーが原因と考えられます。

 

そもそも炊飯ができない時、これは本体の故障です。

 

また、炊飯時に変な音がする場合も本体の故障が考えられます。

 

内釜が原因でちゃんと炊けない場合は、炊飯器を買い替えるより内釜の交換をする方がコスト的に良いでしょう。

 

交換以外には、コーティングのし直しという選択肢もあります。

 

また上で述べた通り、パッキンの劣化やリチウム電池切れの場合も交換で済みます。

 

内釜に関してはメーカーにより保障がある場合があるので、確認してみましょう。

 

 

炊飯器を長持ちさせるお手入れ方法

 

ではなるべく長く寿命を持たせるためにはどうすれば良いでしょうか。

 

一番大事なのはやはり内釜の扱い方です。

 

まず基本は、内釜でお米を研がないことです。

 

内釜でお米を研いでしまうと小キズが付いてしまいます。

 

これを毎日繰り返すうちに小さいキズが積み重なって大きくなり、劣化を進めてしまいます。

 

 

お米を研ぐときはザルなどを使って研ぎましょう。

 

また、内釜を洗うときは柔らかいスポンジを使いましょう。

 

スポンジによっては堅い部分もありますが、その部分を使ってしまうとコーティングが剝がれてしまいます。

 

さらにこびりついたお米をスポンジでガリガリ落とす事もやめましょう。

 

 

そして、内釜を洗う際に中にお箸や食器などを入れてしまう方。

 

それも釜を傷つける原因となります。

 

ましてや包丁などの刃物は絶対に入れないよう注意してください。

 

 

コーティングは熱に弱いので、熱湯を注ぐ事も良くありません。

 

また、釜が熱いうちに冷たいお水を注ぐ事も劣化を進めてしまいます。

 

 

内釜以外での注意点を挙げると、まず長時間の保温をしない事です。

 

部品の劣化につながってしまいます。

 

 

さらにコンセントは差したままがお勧めです。

 

これはリチウム電池を長持ちさせるためです。

 

また、炊飯の際は容量を守るようにしましょう。

 

規定の量より多く入れてしまうと炊飯器に大きな負担がかかってしまいます。

 

余談ですが、ご飯は容量のギリギリで炊くよりも、8割程度の量で炊いた方が美味しく仕上がりますよ。

 

また、週に1回程度は掃除をします。

 

炊飯の際は水蒸気が出ますが、蓋の内側に汚れが溜まっていると、水蒸気が上手く逃げる事ができません。

 

そうするとデンプンが固まって雑菌が繁殖し、ニオイの原因になります。

 

取り外せるものは取り外し、洗いましょう。

 

隅や洗いにくい場所は綿棒を使うときれいに汚れが取れます。

 

それでもニオイが気になる場合は、重層やクエン酸で掃除する方法があります。

 

釜に水を2合目の線まで入れ、クエン酸なら20グラム、重層は小さじ半分を入れます。

 

入れるのはどちらかだけでオーケーです。

 

そうしたら早炊きコースか、あればお手入れコースで炊飯をします。

 

 

お米は入れないでください。

 

炊飯が終わったら内釜はよく洗い、蓋の裏側は拭いてよく乾かしましょう。

 

汚れもニオイもすっきりしますので試してみて下さい。

 

 

まとめ

 

さて、炊飯器について少しは詳しく知って頂けたでしょうか。

 

炊飯器は普段のお手入れや扱い方によって、寿命が変わります。

 

内釜を丁寧に扱うこと、買い替えではなく交換も視野に入れることも大切です。

 

掃除もきちんとすることで長く使う事ができます。

 

毎日使う炊飯器だからこそ、丁寧に扱っていけるといいですね。

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