暑くなってくると食べたくなるのが冷たい麺類ですよね。
特にそうめんはあっさりしていて食べやすく、夏の定番の食べ物です。
そんなそうめんですが、あなたは茹でたあと、どうしていますか?
「ザルにあげて冷ますだけですよ?」
――なんと!それはもったいない!
茹でたあとのそうめんは「冷水でしめる」のが正解なんですね。
でも、それはなぜなのでしょうか?
その理由を、そうめんの美味しい茹で方と共にご紹介します!
目次
茹でたあとのそうめん、なぜ冷水でしめる必要があるの?
「そうめんは茹でたあと、ザルにあけているだけじゃダメなの?」
結論から言うと、だめなわけではありません。
茹で上がったそうめんにゴミでも付いていない限り、「絶対に洗わなきゃダメ!」ということはないのです。
ですが、茹でたあとのそうめんを冷水でしめると、二つのメリットがあるんですよ。
・麺のぬめりが取れる
・麺がしまる
これにより、あのつるっとしたのどごしや、独特の歯ごたえが生まれるのです。
ちょっとだけ手間がかかりますが、冷水でしめることで、いつものそうめんがぐん!と美味しくなっちゃうんです!
そうめんを冷たい氷水にさらしたままにするのは実はNGだった!?
冷水でしめたあと、氷水にさっとくぐらすと、さらにそうめんが引き締まって美味しく出来上がります。
「せっかくだからこの氷水に入れたまま、そうめんを食卓に出しちゃおうか」
――いやいや、ちょっと待った!!
確かに、氷水にそうめんを入れるとより涼やかに見えて、見た目的にはバッチリなんですが、実は「そうめんを氷水に入れたままにする」のはNG行為なんです!
麺を長い間冷やすと、そうめんの原料である小麦の旨味や甘みが感じられなくなってしまいます。
甘味や旨味は低温になるほど弱く感じられてしまうからなんですね。
美味しく食べるために、氷水はそうめんをしめる時だけ使うようにしましょう。
そうめんの正しい茹で方としめかたを知ろう!
さて、そうめんの茹でたあとのことは説明しましたが、美味しくいただくには正しい茹で方も知っておきたいですよね。
そこで、美味しいそうめんの茹で方を、詳しくご紹介します!
美味しいそうめんの茹で方
1.大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かします。
お湯はそうめん100グラム(約2束)に対し、1リットルと考え、必要なだけ用意しましょう。
その際、お湯の中に梅干をひとつ入れると尚GOOD!
梅干しの中の「クエン酸」が、麺がべちゃべちゃになるのを防いでくれますよ。
2.お湯を沸かしている間に、そうめんの束を解いておきましょう。
鍋のお湯が沸騰したら、そうめんをパラパラっと入れていきます。
3.そうめんがほぐれてきたら、麺同士がくっつかないように、箸で軽くかき混ぜます。
鍋のお湯が熱いので、やけどに注意しましょう。
4.箸でほぐしたあとは、お湯が吹きこぼれないように、火加減を調節したり、お湯の中の泡を取り除いていきましょう。
この時、差し水などでお湯の温度を急に下げてしまうと、そうめんの旨味を十分に引き出せないので、水は入れないようにしましょう。
5.茹で時間通りに茹でたらザルに上げ、冷水でぬめりを取ります。
その後、氷水でさっとしめ、完成です。
水でしめるときは、さっと粗熱を取ったあと、水を流しながらよくもみ洗いをしましょう。
こうすることで麺の表面のでんぷん質が良く取れるので、ぬめりがなくなり、つるっとしたのどごしに!
麺についていた余計な塩分も落とせるので一石二鳥です。
盛り付けにもちょっとした工夫を!盛り付けのアイデア
美味しいそうめんが茹で上がりましたね!
そのまま食べても十分美味しいのですが、せっかくなので、盛り付けにもこだわってみませんか?
きれいに、涼やかに盛りつけられたそうめんは、夏っぽくて、写真映えすること間違いなし!
そこで、盛り付けの例をいくつかご紹介します♪
一口サイズに分けてかわいらしく!
かわいらしく一口サイズに巻いたそうめんをお皿の上に盛り付けます。
水でしめたあとのそうめんを、フォークでくるくるっと巻いて一口大に。
パスタを巻く感覚でやると、作りやすいですよ。
あとはそれをきれいにお皿の上に並べていきましょう。
くるくるっと巻かれてあるので、お箸でも取りやすく、見た目もかわいいので、お子様ウケも良いと思います!
無地の陶器の器+柑橘類でしっとりと
無地の陶器の器にゆでたそうめんを盛り付けます。
あとは切った柑橘類(すだちやレモン)をのせるだけ!
おちついた、和の雰囲気に仕上がります。
つゆを入れる器も同じ色でそろえるとGOOD!
この時、他の薬味をいろいろとのせてしまうと、色味がごちゃごちゃしてしまうので、きれいに魅せるために、そうめんの上にのせるのは柑橘類だけにしましょう。
小皿に盛ってカップケーキ風!ちょっとしたパーティー気分に!
小さなカップのようなお皿にそうめんを盛り、錦糸卵やハム、キュウリやプチトマトなどでかわいくデコレーション!
カップケーキがたくさんあるような、楽しい食卓の出来上がりです♪
家族みんなで一緒に盛り付けてみるのも楽しそう!
ピンクなど、色付きのそうめんがあると、より華やかに見えますよ。
さいごに
夏の定番、そうめんの茹で方などをご紹介してきました。
いかがでしたか?
いつもなんとなく茹でて食べていたそうめんでも、少しの心がけでグン!と美味しくなるので、試してみてくださいね!
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