成人式に行かないのは親不孝?行かない人生があったっていいじゃない♪

成人式に行かないのは親不孝?行かない人生があったっていいじゃない♪ 年間行事

最近は成人式に出席しない、という人も増えています。

しかし、世間では「成人式には出席するのが当然」と思っている人も多いのが実情です。
中には「成人式に出ないなんて親不孝!」なんて意見も…。

成人式に出席しないことはそんなに悪いことなのでしょうか?
また、他の方法で親に立派な姿を見せることはできないのでしょうか?

 

今回はそちらについてまとめてみました。

 

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そもそも成人式とは?

日本国政府が制定した「成人の日」は1月の第2日曜日。
「大人になったことを自覚し、自らの人生を生き抜こうとする青年を祝い、励ますこと」がその趣旨とされています。

その趣旨のもと、各地方公共団体が成人の日に行うイベントが「成人式」で、「新成人が大人になったことを自覚するための行事」とされています。

 

成人式への参加は任意で、絶対に行かなければならないというわけではありません。

しかし、成人式は一生に一度だけのイベントということもあり「行かなかったらあとで後悔しそう」と考えて、出欠を迷う人もいるようです。

 

 

成人式には出席すべき?みんなの意見

成人式は二十歳という人生の節目であることから「親への感謝の気持ちを表すために成人式には出席すべきだ」という考えが、世間にはあるように思えます。

しかし、様々な理由から「成人式に行きたくない」と思う人も実はたくさんいるのです。
そこで、どうして成人式に出席したくないのか、その理由をまとめてみました。

 

「欠席したい」と思う人の理由

・仕事や勉強が忙しいから
・帰省することができないから
・成人式の日に他の予定が入っていたから
・会いたくない人がいるから
・着付けなど、準備が大変だから
・雪など、当日の天候が悪かったから
・仲の良い人がいないから

 

二十歳ですから、年齢的にすでに会社で働いている人もいます。
会社ではなくても成人の日は祝日ですので、アルバイトが入っていることも。

浪人生だと受験シーズンで忙しく、大学生は学校の課題があったりと、時期的に忙しいという人も多いです。

また、喧嘩した友人や別れた恋人など、会いたくない人がいるから、という理由も。

「成人式で着物が着たい」という人がいる一方で、それを面倒だと思う人もたくさんいるのです。

 

 

では、今度は逆に「成人式に参加したい」と思う人の意見を見てみましょう。

「参加したい」と思う人の理由

・成人式は人生に一度きりの大事なイベントだから
・友達と一緒に出席したいから
・古くからの知人に会いたいから
・振袖や袴など、綺麗な着物が着られるいい機会だから
・出席することが当然だと思っているから

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可愛い着物を着たり、同級生に久しぶりに会ったりと、成人式というイベントを楽しみたいからという理由が多いようですね。
一生に一度のイベントだから、と記念の意味で参加したいと思う人も。

 

このように、成人式に出席したい理由は主に「自分のため」で、「親孝行のため」と思っている人は、実は意外と少ないのです。

 

 

親にとっての「親孝行」とは

では、親の意見はどうでしょう?
親にとってはどういうことが「親孝行」だと感じるのでしょうか?

 

・子供が元気で幸せになってくれたらそれでいい
・きちんと仕事をして、人に迷惑をかけないように生きてほしい
・優しく、思いやりの気持ちを忘れずに、親より長生きしてほしい
・時々でいいから「ありがとう」や「調子はどう?」など、気にかけてくれたら嬉しい
・「親孝行したい」と思う気持ちがある時点ですでに親孝行してくれている

 

このように、自分たちよりも子供が幸せなら、と思っている親が多いようです。
確かに自分の子供の晴れやかで立派な姿が見れたら、親としては嬉しいでしょう。

ですが、この意見を見る限り、自分の子供が嫌な思いをしながら成人式に出席することを喜ぶ親は少ないのではないでしょうか。

大切なのは「大人として自分の人生を生きること」や「親を気遣う思いやりの心」なのかも知れませんね。

 

 

それでも何か親孝行はしたいんだけど…

成人式に出席しなくても、親不孝なわけではないことは分かりました。

しかし、新成人として「大人になった感謝の気持ちを示したい」と思う人もいるでしょう。
そこで、20代男女に「実際にした親孝行」を聞いてみました。

 

・感謝の手紙を書いた
・実家に帰り、健康で元気な姿を見せる
・初任給、バイト代でプレゼントを買った
・旅行に連れて行った
・人間的に大きくなった姿を見せる
・自分の家に招き、おもてなしをした

 

このように、ちょっとしたことですが親が喜ぶようなことをしてあげた、という人が多いようです。

バイトをしていなかったり働いていなくても、会いに行ったり手紙を書いたりと、お金をかけずにできることもたくさんあります。

「親孝行したい」と思う気持ちがある時点ですでに親孝行してくれている、という意見が親の意見としてありましたが、一番大切なのはやはり「親を思う気持ち」。

それを自分らしい手段で親に伝えることができれば、成人式に出席しなくても、十分親孝行できていると思っていいと思いますよ。

 

 

おわりに

いかがでしたか?

成人式は人の目に派手に映るものなので、大人になったということを分かりやすく周りや親に示せます。

ですが、大人になった感謝の気持ちを親に示す方法は他にもあります。

大切なのは気持ちです。

「参加する」「欠席する」ということを自ら決断し、自分の意志を周りや親に見せることこそが「大人になる」ということなのかも知れませんよ。

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