和装での結婚式の演出として、人気があるのが「鏡開き」。
日本らしさも感じられ、様々な年齢層のゲストが出席する結婚式にはぴったりの演出です。
鏡開きのあとには皆に中の清酒を振る舞うのが一般的ですが、中には日本酒が飲めない方もいらっしゃるでしょう。
そんな方への配慮はどうすればよいのでしょうか?
今回は、そちらについてまとめてみました。
目次
結婚式での鏡開き、どういった意味があるの?
大きな酒樽の丸いふたを「鏡」に見立て、それを木づちで割って開けることを「鏡開き」といいます。
「鏡を割って、そこから良い運気を呼び込む」という意味があり、縁起が良いとされるため、パーティーやおめでたい場でよく見かける、日本で人気の演出です。
酒樽の中には「清酒」が入っていて、それを皆に振る舞うのが一般的とされています。
結婚式では洋装の場合、豪華なウェディングケーキに新郎新婦が二人で入刀することが多いのですが、和装の場合はその代わりに鏡開きを行うカップルが多いです。
新郎新婦の最初の共同作業として「二人で木づちを握りふたを割る」という行為は縁起も良いですし、ふたを割るときはゲストの皆さんから掛け声をいただくので、一体感が生まれて会場もお祝いムードに包まれます。
新郎新婦、ふたりの晴れの日にふさわしい、おめでたい演出と言えるでしょう。
日本酒が飲めないゲストの方にはどういう配慮をしたらいい?
鏡開きのあとは会場内にいらっしゃるゲストの皆さんに酒樽の中身を振る舞うのですが、ゲストの中には日本酒が好きな方もいれば、日本酒が飲めない方もいらっしゃいますよね。
そこで、皆さんで鏡開きを楽しむために、新郎新婦側ができる配慮の仕方をご紹介します。
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セルフ方式で飲んでいただく
鏡開きをしたあと、酒樽の前に升を置いておきます。
そして、ゲストの方に自由に飲んでいただくのです。
こうしておけば、日本酒が苦手な方や飲めない方は、無理に飲まなくて済みますよね。
逆に日本酒がお好きな方は好きなだけ飲むことが出来るので、皆さんにとっても良い方法だと言えます。
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テーブルラウンドのときに新郎新婦の手から配る
テーブルラウンドで各テーブルを回るとき、一緒に式場のスタッフさんにワゴンなどで日本酒を運んでもらい、一人一人に手渡しする、という方法です。
その際は日本酒が飲めない人にもとりあえず受け取ってもらって、乾杯のときには別の飲み物を飲んでいただく、とか。
または、樽のお酒を別の容器に入れ替え、お酌をする要領でゲストのグラスに注いで回る、という方法もあります。
このときはスタッフさんにジュースなども用意してもらい、一人一人にお伺いして、お好きなものを注いで差し上げれば良いでしょう。
この方法はスタッフさんの協力が必要になってきますので、打ち合わせの際にしっかり相談しておきましょうね。
鏡開きの酒樽の中身、実は清酒以外のものもある!?
最近では結婚式での鏡開きも変わった演出が増えています。
鏡開きで使う酒樽の中身は、清酒であることがやはり一番多いのですが、最近では酒樽の中が空っぽになっているものがあるのです。
その中には自分たちが好きなものを入れることができるので、ちょっと変わった鏡開きにすることもできるんですよ♪
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清酒の代わりにジュースを入れておく
鏡開きのあとに全員で乾杯したい場合は、誰でも飲めるジュースを入れておくと良いでしょう。
ジュースだったら飲めない人はまずいないので、皆で気持ちよく乾杯することができます。
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袋入りのお菓子を入れる
小さな袋にお菓子を入れて綺麗にラッピングしておけば、ゲストの皆さんに配ることもできます。
酒樽に入れてあるので、おつまみにもできる豆菓子なども良いかもしれませんね。
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大切な人へのプレゼントを入れる
新郎新婦のご両親へのプレゼントや、親子の思い出の品なんかを入れておき、鏡開きのあとにサプライズとして贈る、なんてこともできちゃいます!
思わぬプレゼントにご両親も喜ばれるでしょうし、式自体も感動的なものになりそうですよね。
また、ご両親には最後に手紙を読みますが、それ以外にもご友人やご兄弟など、新郎新婦の大切な人への手紙を入れておいて、想いを伝える機会にしても素敵だと思いますよ。
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酒樽型の巨大クラッカーを使う
これは中に何かを入れるタイプのものではないのですが、最近では酒樽型の巨大クラッカーを取り扱っているお店もあるんですよ♪
木づちで割ったら華々しいテープが大きな音と共に飛び出してきて、インパクト大!!
結婚式の良い思い出になること間違いなしです!
このようにいろいろな方法がありますが、鏡開きの演出については式場によって出来ないこともありますので、事前にプランナーさんに相談して、よく話し合っておきましょう。
おわりに
いかがでしたか?
ご紹介してきたように鏡開きの演出方法は様々です。
ゲストの中には日本酒が飲めない方もいらっしゃるので、配慮を忘れないようにしましょう。
そして、ご自身や出席された方の心に残る、素敵な結婚式にしてくださいね♪
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