自宅でも手軽に作れるパウンドケーキ。
プレーンのパウンドケーキもおいしいですが、ドライフルーツやナッツ類、生のフルーツを入れて作ることもありますね。
おいしさ倍増です。
ところで、このパウンドケーキに具材をいれて焼いたときに、あれ?具が下に沈んじゃった・・ってことありませんか?
そうなんです。こういうことがよくあるんです。
これ、どうして沈んでしまうのでしょう?
せっかくおいしいパウンドケーキを焼こうと思ったのに、具が沈んでしまうと、今ひとつになってしまいます。
今回は、なぜ具が沈んでしまうのか、どうすれば満遍なく具が入るようになるのか、そんな疑問にお答えしていきます。
パウンドケーキの具が沈んでしまうのはどうして?
せっかくの具ですから、パウンドケーキに満遍なく入っていたらうれしいし、おいしいですよね。
どうして沈んでしまうのでしょう?
それは単純に考えると「重いから」です。
重いといっても、ドライフルーツのどこが重いんだ!ってことになりますよね。
生地に対してそのドライフルーツの比重が重いということなのです。
チョコチップも、生地に対してチョコチップの量が多いと沈んでしまいます。
生フルーツも重いですよね。これもやはり沈みがちですね。
逆に、ナッツ類など比重が軽いものは、沈むことなく、どちらかというと上のほうに入ってることが多いですよね。
沈んでしまう具をどうしたら満遍なく入れることができるでしょうか?
パウンドケーキの具を満遍なく入れる方法
パウンドケーキの具を満遍なく入るようにするために、一番よく用いられる方法は「粉をまぶす」という方法です。
パウンドケーキの生地にいれる小麦粉を少し取り分けておいて、中にいれるドライフルーツなどの具をまぶします。
生地の中にはこの粉をまぶした具を混ぜるのです。
そうすることで、パウンドケーキを焼いている間に、小麦粉の膜に含まれる微量の空気がドライフルーツを少しですが軽くするので、沈まなくなるのです。
小麦粉の代わりに強力粉を使うという人もいます。
ただ、強力粉でうまくいったという人もいれば、ケーキ自体が重くなってしまったという人もいるので、その量に気を付けないといけないようです。
ドライフルーツはお酒に浸けたものを使うことがほとんどです。
お酒につけた後には、キッチンタオルなどで、よく水けをとっておく必要があります。
水気が多いと、粉もたくさんつきます。
粉がたくさんつくと逆に重くなったり、ケーキ自体が重くなったり、粉っぽくなったりということにもなりかねないので、注意しましょう。
小麦粉や強力粉のほかには、生クリームをまぶしたり、コーヒーに入れるポーションに入ったクリープをまぶすという方法もあります。
このときにも、つけすぎには注意したいものですね。
また、粉をまぶすのと似たような方法になりますが、生地を3等分に分けてから型に入れるという方法もあります。
具を入れない生地が3分の2、具を入れた生地が3分の1になります。
具を入れない生地を最初に型に流し入れ、その上に具を入れた生地を入れ、さらにその上に残りの具を入れない生地を流し入れるというわけです。
こうすると沈みにくいですよ。
もしくは、ドライフルーツやレーズンなど、生地を入れてその上にパラパラと具をいれて、さらに生地をいれて・・という風にすると沈みにくくなります。
他にも方法がある?
オーブンで焼くときに、3分の2くらい焼けたら、上から具を入れて、さらに焼くという方法もあります。
ただし、これは途中でオーブンを開けることになり、オーブンの温度を下げることにもなりかねないので、あまりおススメできる方法ではありません。
オーブンで焼くときには、最初の15分から20分は高温で焼き、その後、低温でじっくりと火を通すという焼き方が良いといわれます。
最初に高温で焼いて固めてしまう、具の位置も固めてしまうという意味でそのようにするのです。
生地と具を混ぜるときの注意点としては、さっくり切るようにまぜ、練らないようにする。
また、バターは溶かさないで常温で泡立てるという点です。
バターが溶けてしまうと生地もゆるんでしまい、具が沈む原因になります。
こうした時に粉をまぶした具をいれても沈んでしまいかねないので、生地を混ぜるときにも注意が必要ですね。
ナッツ類などは比重が軽いので、特に粉をまぶすという作業は省いてもよいでしょう。
まとめ
パウンドケーキは家で食べるおやつにもなりますが、親しいお友達やお世話になった方へのプレゼントとしても喜ばれますよね。
特にそうした贈り物などは具が沈んでしまっては、ちょっと差し上げるには気が引けてしまうかもしれませんね。
具が沈まないようにする方法をお伝えしてきましたが、お菓子やケーキ作りというのは、レシピ通りに成功することもあれば、レシピ通りでも失敗することも多々あります。
オーブンとの相性や、生地のまぜ方などなど、ちょっとしたコツが成功のコツにもなるんですね。
多くの人が試してみた方法や、自分なりの試行錯誤が後においしい自分なりのレシピを編み出してくれるように思います。
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