ココアの粉が溶けない…ダマになる原因と綺麗に溶かす方法

ココアの粉が溶けない…ダマになる原因と綺麗に溶かす方法 料理・食べ物

 

ココアを作ろうとしたとき、粉末ココアがお湯や牛乳にうまく溶けず、ダマになってしまった経験はありませんか?

 

ココアの粉がダマになってしまうのはどうしてなのでしょうか?

また、どうすればうまく溶かすことができるのでしょうか?

 

今回は、ココアを綺麗に溶かす方法やダマになりにくい保管方法と、ココアがダマになる原因についてまとめてみました。

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どうしたらココアの粉を綺麗に溶かせるの?

 

ココアはダマになりやすいのですが(理由は後述)、ココアを美味しく飲むためにもダマはなくしておきたいですよね。

 

そこで、ダマになったココアを綺麗に溶かす方法をご紹介します!

 

ココアの粉をふるいにかける

ココアの粉をふるいにかけると、粉の大きさが均一に揃ってサラサラになり、綺麗に溶かすことができます。

 

ふるいがなければ、目の細かなザルや茶こしを使ってもOK!

 

また、ナイロン袋やジップロックなどにココアの粉末を入れて、空気を入れた状態で密封し、シャカシャカと振ると、ダマが減ってサラサラになりますよ。

 

お湯や牛乳を注ぐ前にココアをよく練る

カップにココアの粉末を入れたあと、お湯や牛乳などの水分を一気に入れてしまうと、ダマがきちんと溶けず、粉っぽい味になってしまいます。

 

最初にココアの粉末をペースト状になるまでよく練っておくと、水分にも溶けやすく、なめらかな口当たりのココアに仕上がります。

 

ココアの粉末にごく少量(2、3滴くらい)のお湯を加えて混ぜ合わせます。

 

その後も少しずつお湯を加えて混ぜることをくりかえし、ココアがペースト状になってからお湯や牛乳を注ぐと、美味しく仕上がりますよ。

 

ちなみに、お湯よりも牛乳を使ったほうがコクが出ておいしくなると言われるココアですが、牛乳なしでもココアをおいしく飲む方法についてはこちらの記事にまとめましたので、参考にしてみてくださいね。

 

 

ココアを鍋で煎りながら作る

鍋でココアを作る場合は、泡立て器で混ぜるようにしながらココアの粉を煎ると、ダマが解消されて、水分とも混ざりやすくなります。

 

鍋にココアの粉末を入れたら弱火にかけて、泡立て器でかき混ぜながら煎ります。

 

ココアの色が濃くなってきたら、少しずつ牛乳を加えて温めましょう。

 

細かい泡がふつふつと出てきたら火を止め、カップに注いで完成です。

 

ココアの粉を煎ると香りが立つので、ふわっとした良い香りを楽しむこともできますよ。

 

 

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ココアの粉を保存するときは

 

開封済みの使いかけのココアは正しい方法で保存しないと、粉がダマになりやすくなります。

 

注意しておかないとダニなどの小さな虫が混入してしまう恐れも…!!

 

そこで、純ココアと調整ココアの正しい保存方法をご紹介します。

 

純ココアは温度変化に弱いので、保存する場合、冷蔵庫に入れるのは避けた方が良いでしょう。

 

開封後のパッケージはしっかりと封をして閉じ、タッパーなどの密閉容器に入れて、常温保存するのがおすすめです。

 

調整ココアの場合は、冷蔵庫や野菜室での保存がおすすめ。

 

こちらもしっかりと封を閉じてから密閉容器に入れ、冷蔵庫に入れておけば、良い状態のまま保存できますよ。

 

 

「ココアの種類」について知っておこう

 

市販のココアはざっくり言うと2種類に分けられます。

それは「純ココア」と「調整ココア」です。

 

「純ココア」は、カカオ豆を加工し、焙煎してできた「カカオマス」から、ほとんどの脂肪分を取り除き、残りを粉砕して粉末状にしたものです。

 

砂糖や乳製品を加えていないためとても苦く、どちらかと言えば調理向き。

水よりも空気との親和性が高くなっています。

 

また、取り除いたとは言え、脂肪分は10~20%程度、純ココアの中に残っています。

 

一方「調整ココア」は、純ココアに砂糖やミルクなどを混ぜて加工し、飲みやすい状態にして販売されているものを指します。

 

砂糖やミルクが入っている分、純ココアの量が少なく、純ココアよりも水との親和性が高くなっています。

 

 

なぜココアはダマになりやすいのか?

 

純ココアと調整ココアの違いが分かったところで、ココアの粉末がダマになる原因を見てみましょう。

 

ココアに含まれる脂肪分が原因

先述の通り、純ココアにはカカオの脂肪分が10~20%程度残っています。

 

脂肪は水よりも空気との親和性が高いため、空気に触れることでココアの粉末の中の脂肪分と結びついて固まり、ダマになってしまうのです。

 

一方、調整ココアは砂糖や乳製品の量の分だけ純ココアの量も少なくなっています。

 

このため、純ココアよりはダマになりにくく、水分ともなじみやすくなっています。

 

ココアの粉末の粒子の大きさがバラバラだから

ココアだけでなく、粉製品は粉の粒子の大きさがバラバラなことが多く、粒子と粒子の間に隙間ができてしまいます。

 

その隙間に小さな粒子が入り込むことで、粉同士がくっつき、固まりやすくなるのです。

 

温度の変化のせい

純ココアには脂肪分が含まれているため、温度が変化することで、ココアの粒子が結合したり分離したりします。

 

およそ25℃でココアの油分が分離して溶けだし、30℃を超えると溶解が加速します。

 

逆に温度が下がると、ココアの粒子が結合するので、ダマができやすくなります。

 

こちらも、調整ココアよりも純ココアの方が影響を受ける可能性が高いです。

 

 

おわりに

 

いかがでしたか?

 

ココアは脂肪分を含む粉末であるため、ダマになりやすいんですね。

 

多少手間はかかりますが、綺麗に溶かせばその分美味しいココアができあがりますので、今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。

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