手作りクッキーをプレゼントしようと思って作ってみたらなんだか粉っぽい…。
そんな経験、ありませんか?
「自分で食べるならまだしも、これは人にはあげられないなあ…」
と、気持ちまでしょんぼりしちゃいますよね。
では、なぜ手作りのクッキーは粉っぽくなってしまうのでしょうか?
今回はクッキーが粉っぽくなる原因とその対処法、粉っぽくなってしまったクッキーのリメイク方法などをまとめてみました!
目次
手作りクッキーが粉っぽくなる原因は?
粉っぽくなってしまった理由は「粉の量が多い」「水分が少ない」「焼きが甘い」。
この3つが考えられます。
クッキーを作るときに以下のようなことをしていたら要注意!
心当たりがないかチェックしてみてくださいね。
・材料はレシピ通り?
レシピにある材料が家にないからといって代用品を使用していませんか?
例えばお砂糖の場合、グラニュー糖の代わりに上白糖を使うと生地に馴染みにくいですし、バターの代わりに液体の油を使った場合も難しくなります。
ちなみにお菓子作りにおいて「砂糖」=「グラニュー糖」という認識が一般的なようです。
上白糖をお菓子作りに使用した場合、グラニュー糖の場合よりも焦げやすくなったり、しっとり感が強くなったりと、多少の違いが出てくることがあります。
・材料の計量は適切?
クッキーを作るとき、材料をその場で目分量で量っていませんか?
きちんと量って調理しないと必要以上に粉が多くなったり、逆に水分や油分が少なくなったりして、粉っぽくなる原因となります。
・生地はしっかり混ぜた?
生地を混ぜるときにしっかり混ぜておかないと、材料が生地にきちんと馴染まないままの状態で焼くことになるので、出来上がりが粉っぽくなります。
・打ち粉をしている?
生地を成形するとき台に打ち粉をしていませんか?
生地をそのまま台に置くよりは打ち粉をした方が良いのですが、このときに撒く粉の量が多いと生地に余計な粉がくっついてしまうため、粉っぽくなってしまいます。
・焼きが足らない?
焼きが甘いと生地の生っぽさが残ってしまい、出来上がりも粉っぽくなってしまいます。
生焼けのままのクッキーをたくさん食べるとお腹を壊す原因にも成りかねないので、注意が必要です。
どうでしょう?当てはまる項目はありましたか?
とは言え、材料をレシピと全く同じに用意しきれなかったり、レシピの指示が曖昧だったりと「レシピ通りの作業で完璧に!」…なんてなかなか出来ませんよね。
そこで、そんなときのための対処法をまとめてみました。
焼き上がりの粉っぽさを防ぐための対処法
・代用品を使った場合
材料を変えて使ってしまうと、生地にしたとき、それぞれが馴染みにくくなってしまいます。
代用品で作る場合は成分をよく馴染ませるために、冷蔵庫で生地を寝かせる時間を長くしてみると良いでしょう。
しっかり冷やすことは焼き上がったクッキーが硬くなることも防いでくれるので、一石二鳥です。
・目分量で生地を作ってしまった場合
粉の量が多かったりバターが少ないと、生地の中の水分量が不足して粉っぽくなります。
そんなときは生地に少しずつ牛乳を加えながら混ぜ、生地をまとめながら適切な硬さになるように調整すると良いですよ。
生地の硬さの目安は「消しゴム」くらいが丁度良いと思っていてくださいね。
・生地を混ぜるときのコツ
生地を混ぜるときはゴムベラで切るようにしてよく混ぜます。
「切るように」とは、縦に一本線を何度か引いたあと一周ぐるりと円を描くようにして混ぜること。
この方法はなかなか生地がまとまらないために、生地がきちんとまとまる前に混ぜることをやめ、そのまま冷やしてしまいがちです。
1~2分くらい混ぜれば生地もまとまってくるので、根気よく続けることが大切です。
・打ち粉の代わりにラップを使う
成形する台に打ち粉をする代わりにラップを敷けば、打ち粉をしなくても成形作業が出来ます。
成形が終わればラップを捨てるだけで済むので、片付けも楽ちん♪
打ち粉をする場合は、粉の量を少なめに調整しましょう。
粉っぽくなった失敗クッキーをリメイク!
原因や対処法は分かりましたが、問題はすでに焼いて出来てしまった失敗クッキーです。
捨てるのはもったいないですし、一人で食べるにしても、あんまり美味しくないものを進んで食べたくはないですよね。
そこで、簡単にできる失敗クッキーのリメイク法をご紹介します!
・チョコレートと混ぜてチョコクランチに
粉っぽくなったクッキーを割ってジップロックに入れ、上からめん棒でゴリゴリと潰します。
細かく砕けたら溶かしたチョコレートに入れて混ぜます。
お皿の上にラップを敷いて、スプーンで一口大に丸めたものを冷やして固めれば出来上がり。
ちょっとひと休みしたい時などに丁度良い、手軽なおやつになりますよ。
・アイスクリームのトッピングに
ジップロックでゴリゴリ砕いた失敗クッキーをアイスクリームの上にかけて、チョコレートソースやジャム、フルーツなどをお好みで合わせてパフェ風に。
抹茶アイスの場合は黒蜜と合わせても◎。
お好みの具材でかわいいパフェを作りましょう!
他にもチーズケーキやパンナコッタの土台も作れますので、試してみてくださいね♪
クッキーを美味しく焼くコツ
最後に、次回手作りクッキーを焼くときのために、美味しく焼けるコツをいくつかご紹介します!
バターの混ぜ方
バターを練り混ぜるときは、泡立て器でふわっとクリーム状に仕上げましょう。
バターに空気を含ませることで焼き上がりが美味しくなります。
バターが溶けすぎた場合は液化したバターが入った容器ごと氷水の中に入れて、冷やすと固まってきます。
粉の混ぜ方
粉をボウルに入れるときは一気にドバッと入れず、一か所に固まらないように少しずつ散らしながら加えていくと良いでしょう。
生地がダマになるのを防げます。
混ぜる道具も使い分ける
バターや卵などを混ぜるときは泡立て器を、生地を混ぜるときはゴムベラを、といった風に器具を使い分けると良いでしょう。
空気を含ませたり、混ぜすぎを防いだりすることができます。
成型のコツ
生地を成型するときは一気に全部やらず、少しずつ成形しましょう。
生地がダレるのを防げます。
成形は手早く、触りすぎないことがポイントです。
一番大切なのは「面倒くさがらないこと」!
クッキーは手間をかけた分、美味しく仕上がります。
短時間で済ませる作業はテキパキと、粉を混ぜるときなど、しっかりやるべき作業はきちんと済ませて、美味しいクッキーを作りましょう!
もしクッキーが固く仕上がってしまった場合は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
おわりに
いかがでしたか?
ちょっと手間をかけるだけで、手作りクッキーの出来も格段に上がります。
美味しいものを作って、相手の方にも喜んでいただきましょうね。
でももし誰かにプレゼントするために作ったのに失敗してしまって、リメイクも無理そう…そんな時は、イチかバチかで市販のクッキーを手作り風に見せてみるのもアリかもしれません。
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